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住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できる?条件と注意点を解説

お役立ち情報 2026/01/16

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住宅ローンが残っていても、不動産の評価額に余裕(担保余力)があれば、不動産担保ローンを利用できる可能性があります。ただし、銀行では第二抵当権の融資に対応していないことが多く、ノンバンクのような専門業者に相談することが現実的です。

この記事では、住宅ローン残債があっても不動産担保ローンを利用できる条件と、注意すべきポイントを解説します。

住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できる?

結論からいえば、住宅ローンが残っていても不動産担保ローンを利用できる場合があります。とくにノンバンク系の金融機関では審査が柔軟で、銀行で断られたケースでも対応してもらえることがあります。

その仕組みの鍵となるのが「担保余力」と「第二抵当権」です。

担保余力と第二抵当権の仕組みを理解する

担保余力とは、不動産の評価額から住宅ローンの残高を差し引いた金額のことです。たとえば、評価額が3,000万円で残高が1,500万円なら、担保余力は1,500万円となります。

計算式にすると、次のとおりです。

担保余力=不動産の評価額-住宅ローン残高

この担保余力があれば、金融機関は第二抵当権を設定して新たな融資を行うことがあります。第二抵当権とは、住宅ローンで設定された第一抵当権に次ぐ順位の権利です。

もし返済が滞って競売となった場合、第一抵当権者が優先して回収し、残りから第二抵当権者が回収します。
そのためリスクが高く、銀行は第二抵当での融資に消極的です。

一方、ノンバンク系はこのようなケースにも柔軟に対応する傾向があります。

ただし、担保余力があるからといって必ず借りられるわけではありません。返済能力や信用情報など、総合的な審査が行われます。

条件や審査次第では利用できないことも

担保余力があっても、必ず不動産担保ローンを利用できるわけではありません。次のような場合は、審査で断られる可能性があります。

1.不動産の評価額に対して住宅ローン残高が多く、担保余力がほとんどない場合です。この状態で は、金融機関にとって貸し倒れリスクが高いと判断されます。

2.返済能力に問題がある場合も注意が必要です。年収に対する返済額の割合(返済比率)が高すぎると、返済負担が重いとみなされ、審査が厳しくなります。一般的には、年間返済額が年収の35%を超えると通りにくくなると言われています。

3.過去の延滞や債務整理など、信用情報に傷がある場合も融資は難しくなります。金融機関は信用情報機関のデータを照会するため、支払い遅延などの履歴があれば慎重な判断を下します。

加えて、金融機関の方針によっては、第一抵当権でしか融資を行わない場合もあります。とくに銀行は第二抵当権の融資に消極的ですが、ノンバンク系であれば相談できる可能性があります。

ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンに関する相談を受け付けております。
お困りの際にはぜひお問い合わせください。

住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できるケース

では、どのような人であれば住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できる可能性が高いのでしょうか。

ここでは、担保余力が多いと判断されやすい人の特徴を、具体的なケースごとに解説します。

住宅ローン残高が少ない

住宅ローンの残高が少ないほど、担保余力は大きくなります。
たとえば、評価額3,000万円の不動産で残高が500万円なら、担保余力は2,500万円です。

長年返済を続けて残高が減っている人や、繰り上げ返済で元本を減らした人は、このケースにあたります。残高が少ないほど金融機関はリスクが低いと判断し、融資を受けやすくなります。

頭金を多く入れて住宅を購入した

購入時に頭金を多く入れた場合も、担保余力が生まれやすくなります。頭金が多いほど、借入額が物件価格より少ない状態でスタートできるためです。

たとえば、4,000万円の不動産に1,500万円の頭金を入れ、残り2,500万円を借りた場合、評価額が4,000万円なら担保余力は1,500万円あります。購入時点から余力があるため、融資を受けやすい傾向があります。

住宅ローンを繰り上げ返済している

繰り上げ返済を行っている人も、担保余力が増えやすい傾向があります。繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別にまとまった金額を返し、元本を早く減らす方法です。

たとえば、残高2,000万円のうち300万円を返済すれば、残りは1,700万円となり、担保余力が300万円増えます。定期的に繰り上げ返済をしている人は、元本の減りが早いため、審査でも有利に評価されやすくなります。

設定した返済期間が短い

返済期間を短く設定している人は、担保余力が生まれやすい傾向があります。期間が短いほど毎月の返済額が多く、元本の減りが早いためです。

たとえば同じ3,000万円の借入でも、35年返済より20年返済の方が元本の減少ペースは速くなります。負担は大きくなりますが、早い段階で担保余力が生まれ、融資を受けられる可能性も高まります。

不動産価格が安い時期に購入した

不動産を安い時期に購入し、その後価格が上がった場合も担保余力が増えます。評価額は市場動向で変わるため、値上がりすればその分だけ余力が広がるのです。

たとえば、2,500万円で購入した物件の評価額が3,500万円に上昇し、住宅ローン残高が1,800万円なら、担保余力は1,700万円となります。

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住宅ローンが残っている状態で不動産担保ローンを利用する際の注意点

住宅ローンが残っている状態で不動産担保ローンを利用することには、メリットだけでなくリスクも存在します。ここでは、利用する際に注意すべき点を解説します。

不動産を失うリスクがある

不動産担保ローンで最も注意すべきなのは、返済が滞ったときに不動産を失う可能性があることです。このローンは不動産に抵当権を設定して借り入れるため、返済が滞ると金融機関は競売を通じて債権を回収します。

住宅ローンが残っている状態でさらに担保ローンを組むと、二重の返済を抱えることになります。どちらか一方でも滞ると、自宅を失うおそれがあります。そうならないためにも、無理のない返済計画を立てることが大切です。

借入可能額が低くなりやすい

第二抵当権での融資は、第一抵当権よりも借入可能額が低くなる傾向があります。これは、金融機関にとって回収リスクが高いためです。

一般的に不動産担保ローンでは、評価額の60〜80%が上限ですが、第二抵当権では担保余力の60〜70%に抑えられることが多いです。

たとえば担保余力が1,500万円あっても、実際の融資額は900万~1,050万円ほどになる可能性があります。希望額を全額借りられないケースもあるため、資金計画は慎重に立てましょう。

金利が高くなりやすい

第二抵当権での融資は、第一抵当権より金利が高くなる傾向があります。これは、金融機関が回収リスクを考慮しているためです。

住宅ローンの金利が年1〜2%程度なのに対し、第二抵当権では金利が高くなることもあります。金利が高いほど利息の負担も増えるため、あらかじめ確認することが大切です。

月々の返済の負担が大きくなる

住宅ローンに加えて不動産担保ローンを組むと、月々の返済負担が増えます。いわゆる二重ローンの状態になり、家計を圧迫するリスクがあります。

たとえば、住宅ローンの返済が月8万円で、新たに5万円を返す場合、合計13万円を長期間支払うことになります。返済が続けられるかどうかを冷静に見極めることが大切です。

一般的には、年間返済額が年収の35%以内に収まるよう計画を立てるのが理想です。

まとめ

住宅ローンが残っていても、不動産に担保余力があれば不動産担保ローンを利用できる可能性があります。とくにノンバンク系の金融機関は第二抵当権にも柔軟に対応しており、銀行で断られた方でも相談する価値があります。

利用の可否は、担保余力・返済能力・信用情報などを総合的に判断します。住宅ローン残高が少ない、頭金を多く入れた、繰り上げ返済をしている方は審査で有利になりやすいでしょう。

一方で、不動産を失うリスクや金利の高さ、二重ローンによる返済負担などの注意点もあります。無理のない返済計画を立てることが大切です。

ワコーファイナンスでは、住宅ローンが残る不動産でも柔軟な審査を行い、最短2日での融資にも対応しています。まずはお試し診断で可能性を確認してみましょう。

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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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不動産担保ローンは高齢者でも利用できる?年齢制限がないケースを解説

お役立ち情報 2026/01/09

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年金収入だけで、銀行の審査に通るか不安を感じていませんか。
事業費や医療費など、まとまった資金が必要になったとき「もう年齢的に借りられないのでは」と悩む方も多いでしょう。

たしかに、多くの銀行では年齢制限を設けており、一定の年齢を超えると融資が難しくなります。しかし、ノンバンク(消費者金融系や信販系)の不動産担保ローンであれば、年齢に関係なく利用できるケースもあります。

この記事では、高齢者でも利用しやすいノンバンク系ローンの特徴や注意点、リバースモーゲージなど他の資金調達方法との違いについてもわかりやすく解説します。

不動産担保ローンは高齢者でも利用できる?

高齢の方でも、不動産担保ローンを利用できる場合はあります。

ただし、多くの銀行は「完済時に満80歳未満」などの年齢制限を設けています。高齢になるほど収入が増えにくく、返済原資が年金中心になることや、病気・介護リスク、相続時の手続きの難しさなどから、銀行は慎重になるのです。

一方、ノンバンク系では年齢よりも担保となる不動産の価値を重視する傾向があります。不動産の売却で回収できる見込みがあれば、年齢制限のない商品もあり、高齢でも審査次第で借りられる可能性があります。

ただし審査がゆるいわけではありません。担保評価、年金以外の収入、返済を続けられる健康状態なども確認されます。無理のない返済計画を前提に検討することが大切です。

ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンに関する相談を受け付けております。
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高齢者でも利用可能なノンバンク系不動産担保ローンの特徴

ノンバンク系の不動産担保ローンが高齢者にとって現実的な選択肢となる理由は、銀行とは異なる審査基準やサービス内容にあります。

ここでは、ノンバンクならではの3つの特徴を詳しく見ていきましょう。

銀行とは異なる基準で審査が行われる

ノンバンクの大きな特徴は、銀行とは異なる審査基準を採用していることです。
銀行が年齢や年収、勤続年数などを重視するのに対し、ノンバンクは不動産の価値を中心に判断します。

立地や築年数、市場での需要などを総合的に評価し、担保価値が高ければ高齢者でも融資を受けられる可能性があります。
また、担保掛目(評価額に対する融資割合)は、銀行の60〜70%に対し、ノンバンクでは80%を超えるケースもあります。
そのため、同じ不動産でもより多くの資金を調達できる可能性があります。

さらに、ノンバンクは銀行で断られた方でも柔軟に対応する傾向があります。
過去に延滞がある方や自営業で収入が不安定な方でも、担保価値が十分であれば融資を検討してもらえるケースがあります。

審査にかかる期間が短くなりやすい

銀行の不動産担保ローンは審査に数週間かかることもありますが、ノンバンクはスピード審査が強みです。ノンバンクの審査が早い理由は、銀行のように複数部署で承認を回さず、担保となる不動産の価値を中心に判断するためです。

実際に、最短2日で融資を行うノンバンクもあります。
急な事業資金や医療費など、早急な資金調達が必要なときの心強い味方となるでしょう。

ただし、現地調査は必要になるため即日融資は基本的に難しいです。「最短2日」は、必要書類がすべて揃っているなど条件が整った場合の目安で、実際にはもう少し時間がかかることもあります。

提出書類が少なくなりやすい

銀行の不動産担保ローンでは、収入証明や事業計画書など、多くの書類を準備する必要があります。

一方で、ノンバンクは仮審査や簡易診断の段階で求められる書類が少ない傾向があります。これは、収入よりも担保にする不動産の価値を重視するためです。

本審査ではあらためて必要書類が増えますが、最初の手続きは比較的スムーズに進む場合があります。とくに高齢者の場合、年金受給証書や本人確認書類など、比較的そろえやすい書類で進められるケースもあります。

ただし、提出書類が少ないからといって審査が緩いわけではありません。
担保不動産の評価は厳格に行われ、返済能力についても最低限の確認が行われます。

高齢者が不動産担保ローンを利用する際の注意点

ノンバンク系の不動産担保ローンには多くのメリットがある一方で、高齢者が利用する際には特有の注意点もあります。

4つの重要なポイントを押さえておきましょう。

若い人に比べて審査が厳しい可能性がある

ノンバンクは年齢制限を設けていない場合が多いものの、高齢者への審査は若年層より慎重に行われます。理由は、年齢ではなく返済能力と健康状態をより丁寧に確認する必要があるためです。

とくに重視されるのは、年金以外の安定収入の有無です。
年金だけでは返済原資として不十分とみなされることもありますが、不動産賃料や事業収入があれば審査で有利になります。

また、契約内容を理解し、計画的に返済できるかといった意思能力・判断能力も確認されます。柔軟な審査を行うノンバンクでも、返済見込みがないと判断されれば融資は難しくなります。

審査に臨む際は、自身の返済能力を裏付ける資料を事前に整えておきましょう。

返済期間が短い可能性がある

完済時の年齢に制限がない場合でも、高齢の申込者は返済期間を短く設定されることがあります。これは、長期間安定して返済を続けられるかを厳しく見られるためです。

たとえば、65歳で借りる場合は20年や30年といった長期返済ではなく、10年以内の返済を求められることがあります。返済期間が短いほど毎月の返済額は高くなり、生活費への影響も大きくなるでしょう。

まずは、月々いくらなら無理なく払えるかを基準に考えることが大切です。期間が短いことで借入額そのものが抑えられる場合もあるため、条件が厳しいと感じたときは複数の金融機関の条件を比較して検討するとよいでしょう。

金利が高くなる可能性がある

ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行より金利が高めに設定される傾向があります。
これは、資金調達コストや貸し倒れリスクを補うためです。

高齢者の場合、返済リスクが高いと判断されると上限に近い金利になるケースもあります。
金利が高いほど返済総額は増えるため、同じ金額を借りても最終的な負担は大きく変わります。

固定金利と変動金利を選べる場合は、将来の金利上昇による返済額の増加を避けられるという点で、固定金利の方が安心といえます。

複数の金融機関の金利を比較し、いちばん低い金利だけでなく「上がった場合はどこまで負担できるか」という上限も見込んで返済計画を考えることが大切です。

保証人を求められる可能性がある

不動産担保ローンは原則として保証人不要ですが、高齢者の場合は例外的に保証人を求められることがあります。
これは、死亡リスクや返済能力の不確実性を補うためです。

保証人には多くの場合、子どもなどの親族が指定されます。
連帯保証人となると、借主が返済できなくなった際に返済義務が移るため、家族に負担が生じる可能性があります。
また、保証債務を抱えていると、子ども自身の住宅ローンなどの借入額が制限されることもあります。

保証人を立てる場合は、家族間でリスクを共有し、万が一の対応や相続を含めた将来設計を話し合っておくことが大切です。

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不動産担保ローン以外で高齢者が資金調達をするには?

不動産担保ローン以外にも、高齢者が利用できる資金調達方法はいくつか存在します。それぞれの仕組みやメリット・デメリットを理解して、自分に最適な方法を選びましょう。

不動産担保型生活資金

不動産担保型生活資金は、社会福祉協議会による公的な貸付制度です。自宅などの不動産を担保に、65歳以上の低所得高齢者世帯へ生活資金を貸し付けます。

最大の特徴は金利の低さで、年3%程度と非常に有利です。
生存中は利息のみの返済で済むため、毎月の負担も軽く抑えられます。

一方で、利用には制限があります。融資上限は月30万円以内と少額で、資金使途も生活費に限定されるため、事業資金や高額な医療費には不向きです。
また、マンションや二番抵当の物件は対象外となる場合もあります。

この制度はあくまで日々のくらしの費用を補うための支援策であり、生活に困っている高齢者向けの制度といえるでしょう。

出典:厚生労働省ホームページ「生活福祉資金貸付条件等一覧」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/kashitsukejoken.html

 

リバースモーゲージ

自宅を担保に資金を借り、契約者の死亡時に担保不動産を売却して一括返済する仕組みです。生存中は住み続けられるため、住環境を変えずに資金を確保できます。

生存中の返済は利息のみとなるケースが多く、月々の負担を抑えられます。年金生活者にとっては計画を立てやすい方法です。

一方で、死亡時に自宅を売却するため相続人に不動産を残せません。家を子どもに継がせたい方には向きません。

金利は変動型のみが一般的で、上昇局面では利息負担が増え、想定より早く融資限度額に達するおそれがあります。金利水準は年3%程度とされますが、将来の変動を見込んで検討することが大切です。

資金使途や物件の種類・地域に制限が設けられる場合もあります。事業資金に使えない、地方の物件は対象外といった条件が付くことがあるため、事前の確認をおすすめします。

シルバーローン

シルバーローンは、高齢者向けに設計された無担保ローンです。
担保や保証人が不要で、資金の使いみちにも比較的自由があるため、手軽に利用しやすいという特徴があります。

とくに「自宅を担保に入れたくない」「そもそも担保にできる不動産がない」という方にとっては検討しやすい選択肢です。審査が比較的早く進みやすいことから、まとまった書類をそろえるのが難しい場合や、少額の資金を急いで用意したい場合にも向いています。

一方で注意点もあります。無担保である分、金利は高めに設定される傾向があり、年5〜8%程度となることもあります。
また、融資額は100万円前後が上限のことが多く、事業資金や高額な医療費には向きません。

一時的な小口資金には有効ですが、金利や融資額の制限を考慮し、他の選択肢と比較して判断することが大切です。

リースバック

リースバックは、自宅をいったん売却し、その後は家賃を支払って同じ家に住み続ける仕組みです。名義は買主に移りますが、引っ越しをせずに今の生活を続けられます。

大きなメリットは、まとまった資金を一度に受け取れることです。ローンではないため返済義務はなく、毎月の支払いは家賃のみになります。固定資産税もかからなくなります。

一方で、売却価格は市場価格の60〜80%程度に下がるのが一般的で、資産価値を十分に活かせないことが多いです。

また、家の所有権は手放すことになるため、相続として子どもに残すことはできません。家賃も今後ずっと払う必要があり、長く住むほど負担が積み重なるおそれがあります。

さらに、賃貸として住める期間があらかじめ決められている場合もあります。必ずしも生涯住み続けられるとは限りません。

リースバックは「今すぐ現金が必要」「家を手放すこと自体は問題ない」という場合には有効な手段です。ただし、長期的な資産の残し方という観点では慎重な検討が必要です。

家族間融資

家族間融資は、親子や親族どうしでお金を貸し借りする方法です。金融機関を通さずに進められるため、条件を柔軟に決めやすく、早く資金を用意できる点がメリットです。利息も自由に設定できるため、低い利率や実質的に無利息に近い形で対応できる場合もあります。

一方で、大きな注意点があります。返済の約束があいまいだったり、利息をまったく取らない場合は、税務上「贈与」とみなされ、贈与税の対象になる可能性があるのです。

このリスクを避けるには、必ず金銭消費貸借契約書を作成することが大切です。
借入金額・返済期限・利息・返済方法を明確に記載し、年1〜2%程度の利息を設定すると安心です。
実際の返済は銀行振込で行い、その記録を残しておくことも必要です。

家族間融資は手軽なように見えますが、税金の扱いだけでなく、のちの相続トラブルにつながることもあります。進める際は、専門家に相談しながら、契約書と返済の記録をきちんと残すようにしましょう。

まとめ

高齢者でも、不動産担保ローンを利用できる可能性はあります。

銀行は年齢制限があることが多い一方で、ノンバンク系は担保となる不動産の価値を重視するため、高齢でも相談できる場合があります。審査の柔軟さやスピード、書類の少なさなどがメリットですが、金利の高さや返済期間の短さといった注意点もあります。

不動産担保型生活資金やリバースモーゲージなど他の制度と比べると、事業資金や高額な資金調達には、不動産担保ローンが有利といえるでしょう。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンを検討中の方に向けて無料のお試し診断を実施しています。50〜60代の方や、急ぎで資金が必要な個人事業主の方もぜひご相談ください。

最短2日での融資実績があり、スピーディーかつ柔軟に対応いたします。

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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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不動産担保ローンはいくら借りられる?借入可能額を左右するポイントと注意点

お役立ち情報 2025/12/23

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マイホームや所有地を担保に融資を受けられる「不動産担保ローン」は、まとまった資金調達を考える際の有力な選択肢です。しかし、借入可能額は単純に不動産の評価額だけで決まるわけではありません。

多くの方が気になるのは「実際にいくら借りられるのか」「どの条件が融資額を左右するのか」という点でしょう。

本記事では、借入可能額のおおよその目安や不動産評価額の算出方法、さらにシニア世代がとくに注意しておきたいポイントまでをわかりやすく解説します。

不動産担保ローンとは

不動産担保ローンは、土地や建物などを担保に資金を借りられるローンです。担保に抵当権が設定されるため、返済が難しくなった場合には、不動産を売却して返済に充てる仕組みになっています。

資金の使い道は原則自由で、老後資金や医療・介護費、教育費、事業資金など幅広く利用できます。担保を差し入れることで金利は抑えられ、数千万円から億単位まで借りられる場合もあります。

また、返済期間を長く設定できるため、毎月の返済負担を軽減しやすい点も特徴です。

一方で、返済が滞ると担保にした不動産を失うリスクがあります。とくに自宅を担保とする場合には、生活の基盤を守るためにも、無理のない返済計画を立てることが大切です。

不動産担保ローンでいくら借りられる?

借入可能額は、不動産の評価額の60%~80%程度が目安です。たとえば、評価額が5,000万円なら、3,000万~4,000万円程を借りられる目安になります。

この割合は「担保掛目」と呼ばれ、不動産価格の変動や売却リスクを見込んで設定されます。都市部の駅近マンションのように需要が安定している物件なら80%近くまで見込めますが、地方の築古物件では60%を下回ることもあります。

注意すべきは、金融機関ごとに評価基準が異なる点です。銀行は保守的な評価をしがちですが、ノンバンクは比較的積極的に見てくれることがあります。同じ物件でもA社では3,000万円、B社では4,000万円と差が出るのも珍しくありません。

なお、2024年度の新築マンション平均価格は6,082万円です。都市部の中古マンションでも大きな資産価値を持つ物件は多く、まとまった融資につながる可能性があります。

住宅ローンの残債があると借入可能額は減る?

住宅ローンが残っている不動産でも、不動産担保ローンを利用できます。ただし、借りられる金額は「不動産の評価額」から「住宅ローンの残りの返済額」を差し引いた分までとなるため、満額を借りられるわけではありません。

たとえば、評価額4,000万円の物件に2,000万円の残債がある場合、残りの2,000万円が担保余力となります。

通常、住宅ローンの金融機関が第一抵当権を持つため、新たなローンは第二抵当権で設定されます。第二抵当権は優先順位が低くリスクが高いため、担保掛目も抑えられる傾向があります。

とはいえ、多くの金融機関が第二抵当での融資に対応しており、とくにノンバンクは柔軟です。住宅ローンが残っていても、資金調達の道は十分に残されています。

不動産評価額の計算方法を知っておこう

借入額は、不動産の評価額を基準に決まります。評価は土地と建物に分けて行われ、金融機関ごとに方法や基準が異なるため、同じ物件でも金額に差が出ます。

このように、ひとつの不動産に複数の価格が付く現象を「一物五価」と呼びます。よりよい条件で融資を受けるためには、複数の金融機関で評価を依頼し、比較検討することが重要です。

建物の評価基準

建物の価値を測る方法は、大きく「原価法」「取引事例比較法」「収益還元法」の3つがあります。物件の種類や立地に応じて、適した手法が使われます。

【原価法】
原価法は、建物を新築した場合の費用(再調達価格)から、築年数による劣化分を差し引いて価値を出す方法です。計算式は「再調達価格×(1-経年減価率)」となります。

たとえば、建て直し費用が3,000万円、築10年で30%価値が下がっているなら、評価額は2,100万円です。築浅や特殊な建物の評価に適していますが、市場の需給や立地は反映されにくい点に注意が必要です。

【取引事例比較法】
取引事例比較法は、近隣の類似物件の成約価格を参考に評価額を出す方法です。同じマンション内の別の部屋や、近隣の似た物件の事例を集め、階数や向き、面積、リフォーム状況などの違いを調整して比較します。

都市部では取引事例が豊富なため精度が高く、地方では事例が少ないため評価が難しくなることもあります。市場の動きを直接反映できることから、もっとも一般的に使われる手法です。

【収益還元法】
収益還元法は、不動産が将来得られる収益をもとに現在の価値を算出する方法です。賃貸物件や投資用不動産の評価によく使われます。計算式は「年間賃料収入÷還元利回り」です。

たとえば年間賃料が240万円、利回りが6%なら「240万円÷0.06=4,000万円」となります。賃料収入が安定している物件には有効ですが、自宅など収益を生まない物件には適しません。

土地の評価基準

土地の評価では、国や自治体が公表する価格指標が基準になります。それぞれ目的が異なるため、評価の際には複数の指標を参考にします。

【公示地価】
公示地価は、国土交通省が毎年3月に公表する土地価格で、その年の1月1日時点の標準的な価格を示します。全国約26,000地点を調査し、不動産鑑定士が取引事例や収益性を踏まえて算出するため、実勢価格にもっとも近い指標とされています。

金融機関の担保評価でも重視され、とくに都市部の住宅地や商業地では公示地価を基準にするケースが多くあります。

出典:国土交通省「全国の地価動向は全用途平均で4年連続上昇~令和7年地価公示~」https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001873281.pdf

【基準地価】
基準地価は、各都道府県が毎年9月に公表する土地価格で、7月1日時点の水準を示します。全国約21,000地点で調査され、公示地価を補完する役割を持っています。

算出方法は公示地価と同じですが、時期がずれるため地価の変動をより細かく把握でき、地方の土地評価にも欠かせない指標です。

【路線価】
路線価は、国税庁が毎年7月に公表する価格で、相続税や贈与税の計算に使われます。主要道路に面した標準的な宅地を1㎡単位で評価したものです。

水準は公示地価の約80%に設定され「公示地価×0.8」が目安となります。実勢価格より控えめですが、税務や担保評価の参考資料として広く活用されています。

出典:国税庁「令和7年分の路線価等について」

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2025/rosenka/index.htm

借入可能額に影響するその他の条件

借入可能額は、不動産の価値だけで決まるわけではありません。金融機関は担保評価に加え、返済能力や信用情報、年齢なども総合的に審査します。

とくにシニア世代では、年金収入への移行や完済時年齢、健康状態の変化が重視されます。

最終的な借入額は「担保価値から算出した上限」と「返済能力から算出した上限」のうち、低い方が適用されます。つまり、不動産の評価が高くても、返済能力を超える融資は受けられません。

年金や収入、ほかの借入がローンにどう関わる?

60歳を過ぎると、多くの方は給与収入から年金収入へと切り替わります。年金は安定収入として評価されますが、現役時代より減ることが多く、借入可能額に影響します。

審査では厚生年金や国民年金、企業年金、個人年金などの種類と総額が確認されます。なお、不動産賃貸収入や配当、アルバイト収入なども継続性があれば評価対象です。これらを証明できる書類を準備しておくと有利になります。

また、他社からの借入状況も重要です。住宅ローンや自動車ローン、クレジットのリボ払いなどを合計した返済額が年収に占める割合(返済負担率)が審査され、一般には年収の30~40%以内が目安とされます。

そのため、既存借入が多い場合でも、不動産担保ローンで一本化すれば返済額を抑えられる可能性があります。高金利の無担保ローンを借り換えることで、総返済額を減らせるケースもあります。

完済年齢を意識して返済プランを考えよう

多くの金融機関は完済時年齢を75~85歳程度に設定しています。60歳で借りる場合、返済期間は20年前後に制限され、月々の返済額が高くなる可能性があります。

たとえば60歳で借入れ、完済年齢が80歳なら返済期間は最長20年です。35年返済と比べると月々の負担は大きく異なります。

一方で、年齢制限を設けない金融機関や柔軟に対応するノンバンクもあります。担保価値を重視するため、シニアでも利用できるケースが少なくありません。

返済計画を立てる際は、年金収入の見込みや将来の医療・介護費、相続対策も含めて検討することが大切です。無理のないプランを立てれば、安心して老後を過ごせます。

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不動産担保の評価で重視されるポイント

金融機関は不動産を評価する際、現在の価値だけでなく将来の資産価値や処分のしやすさ(流動性)も見ています。評価が高いほど借入可能額も増えるため、どんな点が重視されるのか理解しておくことが大切です。

場所と築年数で変わる不動産の査定額

立地は評価においてもっとも重要です。駅から徒歩10分以内の物件は高く評価され、複数路線や主要駅に近いほどさらに有利です。スーパーや病院、学校、公園など生活施設の充実度もプラス要因です。

また、地域の将来性も評価に影響します。人口減少や商業施設の撤退が進む地域は評価が下がり、再開発や新交通インフラの整備が予定される地域は高評価につながります。

築年数については、新しいほど高く評価されます。ただし、築20年以上の物件でも、耐震基準に適合していることや、設備更新・修繕履歴がしっかりしている場合は、評価を維持しやすいです。

建物のコンディションと抵当権の有無を確認しよう

建物の評価は、外観だけでなく構造の安全性や設備の老朽化、日常的な管理状況まで含めて行われます。

たとえば、雨漏りやシロアリ被害、ひび割れといった欠陥があると評価は大きく下がります。逆に、定期的な点検や修繕が行われていれば、築年数が古くても高めの評価を受けられます。

また、給湯器やキッチン、バスルームなどの設備が良好に機能しているか、交換時期が迫っていないかも重要です。

さらに、抵当権の有無も大きな要素です。第一抵当権がある場合は第二抵当権での設定となり、担保価値は低めに見積もられます。

加えて、共有名義の場合は持分割合や同意の有無が影響します。ただし、金融機関によっては持分のみでの担保設定や、家族に知られずに融資を受けられるケースもあります。

不動産担保ローンを選ぶ際のポイント

不動産担保ローンは、銀行や信用金庫、ノンバンクなどで提供されています。金利や審査基準、融資までのスピード、サービス内容は機関ごとに異なります。これらを比較し、自分の目的に合った金融機関を選ぶことが大切です。

ノンバンクにも注目する

近年は、銀行だけでなくノンバンクによる不動産担保ローンも利用しやすくなっています。ノンバンクは預金業務を持たず、融資に特化しているため、銀行より審査が柔軟で対応も速いのが特徴です。

銀行ローンは低金利が魅力ですが、審査基準が厳しく、年齢や収入条件で審査が通りにくい場合があります。過去に返済遅延の経験がある方も不利になりやすいです。

一方ノンバンクは、不動産の担保価値を重視するため、シニア世代でも十分な担保があれば融資が可能な場合があります。融資スピードも早く、最短数日から2週間程度で資金が手に入ることもあり、急な資金需要に対応しやすいのが強みです。

金利水準

金利は返済総額に大きく影響します。たとえば、金利差がわずか1%でも、長期返済では数百万円もの差になることがあります。

相場は銀行系で年1.5%~8.0%程度、ノンバンク系で年3.0%~15.0%程度です。同じ金融機関でも、担保評価や信用状況、借入額や返済期間によって適用金利は変わります。

固定金利は返済額が安定し、金利上昇リスクを避けられる一方で、変動金利より高めに設定されます。変動金利は当初は低いものの、将来的に返済額が増える可能性があります。

とくに年金収入が中心となるシニア世代は、返済額を一定に保てる固定金利を選ぶケースが多いです。

費用

不動産担保ローンでは、金利以外にもさまざまな費用がかかります。借入を検討する際は、これらを含めた「総コスト」で比較することが重要です。主な費用は以下のとおりです。

  • 事務手数料:融資額の1%~3%が目安
  • 登記費用:抵当権設定登記の登録免許税が債権額の0.4%(住宅用は0.1%)、司法書士報酬が数万円から
  • 火災保険料:保険料は物件の種別や補償内容によって異なる
  • 印紙税:契約額に応じて数千円~数万円

なお、金融機関によっては、こうした諸費用も融資に含められる場合があります。

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まとめ

不動産担保ローンの借入可能額は、不動産の評価額、申込者の返済能力、金融機関によって大きく変わります。目安は評価額の60%〜80%ですが、住宅ローン残債がある場合はその分を差し引く必要があります。

シニア世代では、年金収入や完済時年齢、将来の医療・介護費用を踏まえた計画が欠かせません。銀行とノンバンクでは審査基準や金利、スピードが異なるため、複数を比較することが重要です。

ワコーファイナンスは、地域密着型の金融会社として、不動産担保ローンを提供しています。最短2日での融資が可能なため、急な資金ニーズにも柔軟に対応できます。まずは「スピード審査」で、資金調達の可否を簡単にチェックしてみてください。

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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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不動産担保ローンを家族に内緒で借りるには?知られずに借りる方法とバレるきっかけ

お役立ち情報 2025/12/08

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事業資金や急な出費で資金が必要になっても「家族に心配をかけたくない」と思う方は少なくありません。とくに、これまで家族を支えてきた立場の方にとっては、お金の悩みを打ち明けるのは簡単なことではないでしょう。

そんな状況で検討したいのが「不動産担保ローン」です。所有する不動産を担保にすることで、まとまった資金を確保できる可能性があります。

この記事では、知られずに借りる方法と注意すべきポイントを詳しく解説します。

不動産担保ローンは家族に内緒で借りられる?

結論から言えば、一定の条件を満たせば不動産担保ローンを家族に内緒で借りることは可能です。ただし、そのためにはいくつかの重要な条件をクリアする必要があり、さらに完全にリスクを避けることはできないという点を理解しておくことが大切です。

家族に知られずに利用できるかどうかは、主に担保不動産の名義と金融機関の対応方針に左右されます。以下で具体的な条件を解説します。

ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンに関する相談を受け付けております。
お困りの際にはぜひお問い合わせください。

単独名義の物件なら同意なしで契約できる

自分が100%の所有権を持つ単独名義の不動産であれば、家族の同意を得ることなく担保設定が可能です。これは民法206条にもとづく所有権の権利であり、法的にも問題はありません。

たとえば、60代の方であれば、住宅ローンを完済した自宅や投資用に購入した不動産を単独名義で所有しているケースも少なくありません。こうした物件であれば、手続き上は家族の関与を必要としません。

一方で、夫婦で共有名義の不動産の場合は注意が必要です。

出典:デジタル庁「e-Gov 法令検索」

https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089

ローン会社によっては秘密で借りられることも

不動産担保ローンを提供する金融機関のなかでも、とくにノンバンクでは「家族に内緒で借りたい」という要望に配慮してくれるケースがあります。銀行と比べて審査や手続きの形式が厳格すぎないため、プライバシー面での配慮を期待できるのが特徴です。

具体的には、

  • 郵送物の差出人を個人名に変更する
  • 連絡を携帯電話のみに限定する
  • 在籍確認の方法を工夫する

といった対応をしてもらえることがあります。ノンバンクは顧客一人ひとりの事情を考慮した対応が可能であり、銀行にはない柔軟さがあります。特に「家族や職場に知られたくない」という繊細なニーズに対しては、大きな安心材料となるでしょう。

ただし、これらの配慮を受けるためには、申し込み時に事前に相談することが重要です。契約後に要望を伝えても、対応できないケースがあるため注意しましょう。

家族に内緒の不動産担保ローンがバレてしまう4つのケース

不動産担保ローンを家族に内緒で利用していても、思わぬきっかけから知られてしまう可能性があります。あらかじめ「どんな場面でバレやすいのか」を理解しておけば、事前に対策を取ることができます。

ここでは、とくに多い4つのケースを取り上げ、注意すべきポイントを解説します。

登記簿に抵当権が記録されて見つかるとき

不動産担保ローンを利用すると、担保となる不動産に必ず「抵当権」が設定されます。抵当権とは、返済が滞った場合に金融機関が不動産を競売にかけて債権を回収する権利のことです。

この抵当権設定の情報は、登記簿謄本(登記事項証明書)に詳細に記録されます。記録される情報には以下が含まれます。

  • 抵当権設定日
  • 債権者名(金融機関名)
  • 債権額(借入額)
  • 利息や損害金の割合
  • 抵当権者名
  • 抵当権者の住所

登記情報は法務局で誰でも取得可能であり、最近ではインターネットの「登記情報提供サービス」を使って自宅から簡単に閲覧できます。1通あたり数百円程度の費用で取得できるため、家族が何らかの理由で登記情報を確認した際に発覚するリスクがあります。

出典:法務局「各種証明書請求手続」

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/category_00002.html
出典:一般財団法人民事法務協会「登記情報提供サービス」

https://www1.touki.or.jp/

金融機関からの郵送物で知られてしまうとき

不動産担保ローンを利用した場合、契約後には金融機関からさまざまな書類が郵送されることがあります。とくに相続や贈与、不動産売却を検討する際には登記情報の確認が必要になるため、そのタイミングでバレてしまうケースが多く見られます。

主な郵送物は、ローン契約書の控え、返済予定表、年間取引報告書、残高証明書、金利変更のお知らせなどです。

多くの金融機関では、封筒の差出人名を工夫するなど配慮してくれる場合があります。しかし、家族が郵送物を管理している家庭では、封筒を見て不審に思われたり、誤って開封されてしまったりするリスクがあります。

とくに注意が必要なのは、年末年始や確定申告の時期です。この時期には税務関連の書類や年間残高証明書が送付されることが多いため、普段は見逃されている書類でも目に留まりやすくなります。

返済が滞り督促で発覚するとき

計画どおりに返済を続けている限り問題ありませんが、何らかの事情で返済が遅れてしまった場合、督促により家族に発覚する可能性が高くなります。

督促の流れは、一般的に以下のとおりです。

1.返済日から数日後の電話やメールでの連絡
2.1週間程度経過後の再度の電話連絡
3.2~3週間経過後の督促状の郵送
4.1~2か月経過後の内容証明郵便での督促
5.3か月以上経過後の法的手続きの準備

とくに督促状が自宅に送られてくると、家族に見つかる可能性が非常に高くなります。内容証明郵便の場合、受取人本人の署名が必要になるため、より発覚のリスクが高まります。

差し押さえで家や土地を失うとき

もっとも深刻なケースが、返済不能に陥り担保不動産が差し押さえられる場合です。このような事態に至れば、家族に内緒にしておくことは物理的に不可能になります。

差し押さえの手続きが開始されると、期限の利益の喪失通知、代位弁済の実行、競売申立て、裁判所による現況調査、競売公告、競売実施、強制退去の流れで進行します。

この一連の過程は数か月以上かかる場合もありますが、裁判所の調査段階や公告が出た時点で、家族に発覚するのは避けられません。

とくに自宅を担保にしている場合、競売により住む場所を失うことになるため、家族の生活に直接的かつ深刻な影響を与えます。裁判所の執行官が自宅を調査に来る段階で、もはや隠し通すことはできません。

内緒の不動産担保ローンがバレたときのリスク

家族に内緒で不動産担保ローンを利用していたことが発覚した場合、金銭的な問題以上に深刻な影響が生じる可能性があります。主なリスクは以下の4点です。

  • 家族の信頼を失う
    お金に関する重大な決定を秘密にしていたことで、失望や不信感を招く可能性があります。「なぜ相談してくれなかったのか」「ほかにも隠し事があるのでは」と思われかねません。
  • 自宅を失うリスク
    返済が滞れば、自宅が競売にかけられる可能性があります。長年住み慣れた家を失うことは、生活面だけでなく精神面にも大きな打撃です。
  • 地域や親戚に知られる可能性
    競売になると公告が出るため、近所や親戚に知られてしまうリスクがあります。結果として、社会的信用や立場を失うことにつながりかねません。
  • 問題がさらに大きくなる
    一時的に心配を避けたつもりでも、結果的に家族関係や生活基盤に深刻なダメージを与える可能性があります。

これらのリスクを考慮すると、可能な限り事前に家族と相談することの重要性が分かります。一時的に心配をかけることを避けたつもりが、結果的により大きな問題を引き起こしてしまう可能性があるのです。

不動産担保ローンを家族に内緒で借りるコツ

どうしても家族に内緒で資金調達が必要な場合、以下の方法を検討することができます。ただし、それぞれにメリットとデメリットがあることを理解した上で慎重に判断することが重要です。

担保なしで借りられるカードローン・フリーローン

不動産を担保にしない「無担保ローン」は、家族にバレるリスクを大幅に減らすことができます。現在では多くの金融機関がWEB完結型のサービスを提供しており、郵送物なし、在籍確認なしで利用できるケースも増えています。

カードローンの場合、スマートフォンアプリで申込みから借入、返済まですべて完結できるサービスもあり、家族に知られるリスクを最小限に抑えることが可能です。

ただし、デメリットとして金利が高い(年3%から18%程度)、融資限度額が少ない(数百万円程度)、審査が厳しい場合がある、総量規制の対象となるといった点があります。

登記が必要ない無登記ローン

不動産担保ローンのなかでも、抵当権設定登記を行わない「無登記ローン」や「無設定ローン」があります。これらは「登記留保」という形で融資が実行されるため、登記情報からバレるリスクを回避できます。

無登記ローンの特徴は、抵当権設定登記を行わない、登記簿謄本に記載されない、手続きが比較的簡単、融資実行が早いといった点です。

ただし、金融機関にとってはリスクが高いため、金利が高い(年10%から15%程度)、融資限度額が低い(1,000万円程度まで)、返済期間が短い(最長10年程度)、延滞時に一括返済を求められるリスク、支払いが滞ると抵当権が設定されるといったデメリットがあります。

配偶者同意不要のノンバンク不動産担保ローン

ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行と比較して顧客の個別事情に応じた柔軟な対応が期待できます。

「家族に内緒で利用したい」という要望に対して、郵送物の差出人名を個人名にする、連絡先を携帯電話に限定する、在籍確認の方法を工夫する、面談場所を配慮する、契約手続きの時間帯を調整するといった配慮をしてもらえる可能性があります。

申込み時に「家族に知られたくない」旨を相談すれば、可能な限りプライバシーに配慮した対応をしてもらえるでしょう。

ただし、金利が銀行より高めの場合がある、在籍確認を完全に回避することは困難、延滞時の督促は避けられない、抵当権設定登記は必要といった点には注意が必要です。

これらの点を理解した上で、総合的に判断することが重要です。

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まとめ

不動産担保ローンは、単独名義の不動産を所有していれば家族に内緒で利用することも可能です。 ただし、郵送物や登記情報の公開、返済遅延時の督促など、思わぬきっかけで発覚するリスクが常にあることを理解しておく必要があります。

とくに注意すべきは、発覚した際に家族からの信頼を失うこと、そして最悪の場合には自宅を失う可能性がある点です。どうしても内緒で借りたい事情がある場合は、ノンバンクの柔軟な対応を検討することをおすすめします。

ワコーファイナンスでは、お客様のさまざまな事情に配慮した対応が可能です。最短2日という迅速な融資対応で、お急ぎの資金需要にもお応えいたします。まずは「スピード審査」で、資金調達の可否を簡単にチェックしてみてください。

ワコーファイナンスでの不動産担保ローンのお試し診断はこちらから

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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有担保ローンとは?無担保との違いや活用方法を解説

お役立ち情報 2025/11/13

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資金を調達するときによく耳にするのが「有担保ローン」と「無担保ローン」です。どちらも借入の方法ですが、仕組みやリスク、利用できる場面には明確な違いがあります。

有担保ローンは担保を提供することで、無担保ローンでは難しい高額な融資を低金利で受けられる可能性があります。しかし一方で、返済が滞った場合には担保を失うリスクも伴います。

この記事では、有担保ローンの基本的な仕組みから無担保ローンとの違い、さらには具体的な活用方法まで、あなたの資金計画に役立つ情報をわかりやすく解説します。

有担保ローンとは?

有担保ローンとは、融資を受ける際に担保を必要とするローンのことです。担保とは、万が一返済ができなくなったときに、金融機関が貸し付けた資金を回収するために債務者が提供する資産を指します。

金融機関にとって担保があることで貸し倒れのリスクを抑えられるため、無担保ローンよりも低金利や高い融資額など、借り手にとって有利な条件が設定されやすくなります。一方で、担保を提供することは、返済不能に陥った場合に資産を失うリスクを伴います。

適切な返済計画を立てて利用すれば、資金調達の有効な手段として大きな力を発揮します。

担保の種類|人的担保と物的担保

担保には「人的担保」と「物的担保」の2種類があります。

人的担保は、申込本人が返済不能に陥ったときに返済を保証する「人」を指し、保証人や連帯保証人がこれにあたります。連帯保証人の場合、主債務者と同等の責任を負うため、債務不履行が発生すると直ちに全額を弁済する義務が生じます。

物的担保は、返済を保証できる「物」を指し、土地や建物といった不動産、有価証券、動産などがこれにあたります。債務不履行時には、その物を換金することで債権を回収できる価値があるものです。

一般的に「担保」というと「物的担保」を指すことが多く、不動産を担保とした不動産担保ローンなどが代表例です。

無担保ローンとは

無担保ローンとは、担保を必要とせずに利用できるローンのことです。代表的な無担保ローンには、カードローンとフリーローンがあります。

カードローンは利用限度額内であれば繰り返し借り入れが可能で、使途が自由なローンです。フリーローンは一度の契約で一括借り入れを行い、使途は自由ですが事業や投資目的には利用できません。

無担保ローンの最大のメリットは、担保を用意する必要がないため、申込から融資実行までのスピードが早いことです。審査も比較的シンプルで、最短即日から数日での融資が可能な場合も多くあります。

ただし、担保がない分、金融機関にとって貸し倒れリスクが高くなるため、金利は高めに設定される傾向があります。また、借り入れ可能な金額も有担保ローンと比較して低くなることが一般的です。

有担保ローンの例

有担保ローンには多くの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。以下に代表的な有担保ローンを紹介します。

不動産担保ローン

不動産担保ローンは、土地や建物といった不動産を担保にして資金を借り入れるローンです。

最大の特徴は資金使途の自由度が高いことです。事業資金、開業資金、運転資金、おまとめローン、相続費用、リフォーム資金など、多様な資金ニーズに対応できます。

【メリット】

  • 高額な借り入れが可能(不動産評価次第で億単位も可能)
  • 比較的低金利
  • 返済期間を長めに設定可能(最長35年の商品もある)
  • 個人だけでなく法人でも利用可能
  • 本人以外の親族所有の不動産も担保にできる場合がある

【デメリット】

  • 返済が滞ると担保不動産を失うリスク
  • 融資実行までに時間がかかる(数日から1か月程度)
  • 契約時に登記費用、事務手数料などの諸費用が必要

不動産担保ローンは、まとまった資金を低金利で調達したい方にとって有力な選択肢となります。

こちらの記事では、土地担保で融資を受ける方法について解説しています。
メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

証券担保ローン

証券担保ローンは、保有する有価証券(株式、債券、投資信託など)を担保にして資金を借り入れるローンです。

【メリット】

  • 有価証券を売却せずに資金調達が可能
  • 高額融資が可能(担保評価額の50%~80%程度)
  • 金利が低い(年率1%~4%台)
  • 資金使途が比較的自由

【デメリット】

  • 有価証券の価格変動により追加担保を要求される場合がある
  • 価格下落時には強制売却されるリスク
  • 取り扱う金融機関が限られている

株式投資などで資産を保有している方が、売却せずに資金を調達したい場合に適したローンです。

動産担保融資(ABL)

動産担保融資(ABL:Asset Based Lending)は、在庫や売掛金、機械設備などの事業資産を担保にした融資です。

【メリット】

  • 不動産がない企業でも融資を受けられる
  • 担保は金融機関名義となるが、企業は引き続き販売や使用、回収が可能
  • 事業の実態に即した融資が受けられる
  • キャッシュフローの改善に効果的

【デメリット】

  • 審査や登記手続きに時間がかかる
  • 担保状況の定期報告義務がある
  • 在庫管理や売掛金管理の精度向上が求められる

とくに製造業や卸売業など、在庫や売掛金を多く抱える事業者にとって有効な資金調達手段です。

住宅ローン

住宅ローンは、新築・中古住宅の購入やリフォームなど、居住目的で土地や建物を担保にするローンです。

【メリット】

  • 金利が低い
  • 返済期間が長い(最長35年)

【デメリット】

  • 団体信用生命保険への加入が一般的
  • 利用者自身が居住することが前提
  • 投資用途では原則利用できない

住宅ローンは投資用途では原則利用できませんが、賃貸併用住宅(自宅の一部を賃貸に出す)の場合は例外的に利用可能です。

アパートローン

アパートローンは、アパートやマンション、戸建て賃貸などの投資用不動産の購入や建築に利用するローンです。賃貸用住宅の土地や建物取得、建物建築のほか、増改築や大規模修繕のため、借り換えのためなど、使途は多岐にわたります。

【メリット】

  • 相続税対策になる
  • レバレッジ効果がある

【デメリット】

  • 金利は住宅ローンより高め
  • 借入期間は新築なら35年程度、中古は法定耐用年数に左右される

不動産投資を行う個人投資家や法人にとって重要な資金調達手段です。

カーローン

カーローンには「有担保」と「無担保」の両方のタイプが存在します。

【有担保のカーローン(ディーラー系)】

  • 購入車両が担保となり、完済まで所有権が販売店にある
  • 返済滞納時には車両回収のリスクがあるが、審査は比較的緩やか

【無担保のカーローン(銀行系)】

  • 車両を担保にせず、所有権は契約者にある
  • 審査は厳しいが金利が低い傾向

購入する車両の価格や、借り手の信用状況に応じて適切なタイプを選択することが重要です。

有担保ローンと無担保ローンの特徴比較

有担保ローンと無担保ローンを選択する際の判断材料として、主要な項目で比較してみましょう。

特徴項目 有担保ローン 無担保ローン
借入限度額 高い(数百万円~億単位) 低い(数百万円~1,000万円程度)
金利 低い 高い(年率15%~20%程度)
返済期間 長い(最長35年) 短い(最長10年程度)
審査期間 長い(数日~1か月) 短い(最短即日~数日)
手数料 多い(登記費用等) 少ない(または無料)

 

借入限度額

有担保ローンは担保があるため、数百万円から億単位の高額融資が可能です。不動産担保ローンの場合、担保評価額の60%~80%程度が融資限度額の目安となります。

たとえば、5,000万円の評価額を持つ不動産を担保にすれば、3,000万円~4,000万円程度の借り入れが可能です。

一方、無担保ローンは貸し倒れリスクが高いため、限度額は数百万円〜1,000万円程度に設定されることが一般的です。

金利

有担保ローンは、担保によって貸し倒れリスクが軽減されます。たとえば不動産担保ローンの場合、金融機関によっても異なりますが、大きく金利を低く抑えることができます。

無担保ローンはリスクが高いため、年率15%~20%程度と高めに設定されています。長期間借り入れる場合、金利差による利息負担の違いは大きくなります。

返済期間

有担保ローンは最長35年など長期設定が可能で、月々の返済額を抑えることができます。ただし、返済期間が長くなると総利息額は増加するため、注意が必要です。

無担保ローンは長くても10年程度の設定が一般的で、月々の返済負担は重くなりがちです。

審査期間

有担保ローンは担保評価や登記手続きが必要となるため、審査には一定の期間を要し、必要書類も多く準備に時間がかかります。

無担保ローンは自身の信用情報のみが審査対象で、最短即日~数日で融資が可能な場合もあります。急いで資金が必要な場合は無担保ローンが有利です。

手数料

有担保ローンは契約時に事務手数料(借入額の1%~3%程度)、登記費用(登録免許税、司法書士報酬)、印紙税、火災保険料などの諸費用がかかる場合があります。

無担保ローンは手数料が少ない、または無料の場合が多く、初期費用を抑えることができます。

有担保ローンの活用例

有担保ローンの具体的な活用シーンを紹介します。これらの例を参考に、資金ニーズに適した活用方法を検討してください。

おまとめローンとして

ローンを利用する際は、同じ借入額や返済期間でも金利の違いで月々の返済額や総返済額が大きく変わるため、低金利で借りることが重要です。

とくに不動産担保ローンは、担保を提供することで貸し手がリスクを抑えられるため、無担保ローンよりも金利が低めに設定されやすく、返済負担を軽減できる可能性があります。

管理がしやすくなるだけでなく、総返済額を抑えられる場合もあり、将来的な負担軽減につながる有効な手段といえるでしょう。

リフォーム資金として

不動産担保ローンは、リフォーム内容に制限を受けず自由度の高い資金調達が可能です。住宅ローンや銀行系商品では工事内容や施工会社に制約がある場合がありますが、不動産担保ローンは返済能力と物件評価額が基本条件となり、規模や内容を問われません。

大規模な増改築や修繕で多額の資金が必要な場合も、借入限度額を大きく設定できるため対応可能です。さらに資金の使途は幅広く、ノンバンク系なら審査から融資までが比較的早く、急な資金需要にも適しています。

事業の運転資金として

不動産担保ローンは、個人事業主や中小企業経営者が事業拡大や一時的な資金不足を乗り切るために活用できる資金調達方法です。

仕入れや新店舗開設、設備投資、納税など用途は自由で、独立開業や事業所移転、社会保険料の納付にも利用されています。銀行融資が難しい場合でも担保により融資の可能性が高まり、一時的に借り入れて資金繰りを改善し、安定後に返済する企業も少なくありません。

ただし、契約時には諸費用が発生するため、計画的な利用が重要です。

まとめ

有担保ローンは、担保を提供することで無担保ローンでは実現困難な高額融資と低金利を同時に実現できる優れた資金調達手段です。

とくに不動産担保ローンは、資金使途の自由度が高く、おまとめローンから事業資金、リフォーム資金まで幅広いニーズに対応できます。月々の返済負担を抑えながら、長期間での計画的な返済も可能です。

ただし、返済が滞った場合には担保を失うリスクがあることも忘れてはいけません。利用前には必ず詳細な返済計画を立て、無理のない範囲での借り入れを心がけることが重要です。

ワコーファイナンスの不動産担保ローンは、50年以上の実績を持ち、お客様一人ひとりのニーズに合わせた不動産担保ローンをご提供しています。銀行からの融資が難しい方でも、最短2日での融資実行が可能です。

不動産担保ローンに関する資金調達でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、
情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。
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建設業の資金調達方法6選!審査通過と資金繰り改善のポイントも解説

お役立ち情報 2025/10/23

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建設業は受注から入金までの期間が長く、資材費や人件費などの先行支出が避けられないため、資金繰りが常に大きな課題となります。しかし、適切な資金調達方法を知り、戦略的にアプローチすれば、これらの課題は解決できます。

本記事では、建設業特有の資金繰りの課題を詳しく分析した上で、日本政策金融公庫から不動産担保ローンまで6つの効果的な資金調達方法を紹介します。さらに、審査通過のポイントや根本的な資金繰り改善策も解説します。

建設業の資金繰りが難しい理由

建設業はほかの業種に比べて資金繰りが厳しいと言われます。「なぜ自社の資金繰りはこんなに大変なのか」という疑問に対し、業界特有の構造的な課題が深く関わっています。

全国約40万社の建設会社のうち99%が資本金3億円以下の中小企業であり、そのほとんどが重層下請構造の中で厳しい経営環境にさらされています。

ここでは、建設業の資金繰りが難しい理由について見ていきましょう。

先行出資や立替費用の負担が大きいから

建設業では、工事開始時に材料費や人件費、外注費、重機費用、仮設事務所や足場の設置費用など、多額の先行支出が発生します。これらは前払いを求められるケースも多く、大きな資金負担となります。

一方で売上の入金は平均3か月半ほどかかり、追加工事で工期が延びれば支出も増大します。支出が先行し収入が遅れる構造的なギャップがあるため、資金余力のない企業ほど資金繰りが厳しくなり、借入れなど外部資金に頼らざるを得ない状況になりやすいのです。

手形取引が多いから

建設業は手形取引の比率が高く、現金化まで時間がかかるため資金繰りを圧迫しやすい業界です。資材費や人件費は先払いが必要なのに、入金が遅れる構造が続くため、プロジェクト進行中に現金不足に陥りやすくなります。

さらに不渡りが発生すれば経営への打撃は大きく、リスクは無視できません。

ただし、2026年に向けて約束手形による支払いの廃止が進められており、今後は現金決済や電子記録債権への移行が加速すると見込まれています。

出典:中小企業庁「約束手形に関する論点について」

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/shiharaikaizen/2020/200819shiharaikaizen03.pdf

出典:中小企業庁「2026年の約束手形の利用廃止」

https://www.meti.go.jp/press/2022/02/20230222001/20230222001-2.pdf

入金までの期間が長いから

建設業では、工事受注から入金まで平均3か月半かかるとされ、大型工事では6か月以上に及ぶケースも珍しくありません。

この遅れの背景には、工事完成後の検査・引き渡し・請求書発行・支払いといった一連のプロセスがあります。公共工事では検査が特に厳格であり、民間工事でも施主による検収に時間を要するケースが多く見られます。

その一方で、工事中は材料費・人件費・外注費といった支出が継続的に発生するため、収入とのタイムラグがキャッシュフローを圧迫する大きな要因となっています。

工事原価の管理ができていない会社が多いから

建設業では「どんぶり勘定」という言葉に表されるように、正確な原価管理が行われていない企業が少なくありません。

見積もり段階で材料費・人件費・諸経費を正しく算出せず「他社に負けないため」という理由で採算度外視の受注を行うと、結果的に赤字案件を抱えるリスクが高まります。とくに、天候による工期延長や追加工事が発生すれば、当初の想定を大幅に上回る費用が発生しかねません。

工事ごとの収支を把握できていないと、売上が増えているように見えても、実際には赤字を拡大させているという危険な状況に陥りやすいのです。

重層下請構造によって利幅が取りにくいから

建設業における根本的な課題のひとつが「重層下請構造」です。元請けから下請け、孫請けへと発注が繰り返されるなかで各段階ごとにマージンが差し引かれ、最終的に施工を担う業者の利益率は著しく低下します。

とくに国土交通省発注の公共工事や大手ゼネコンによる大型案件では、ピラミッド型の多層的な下請構造が顕著であり、末端に位置する小規模業者ほど利幅の確保が困難になります。

さらに、支払いサイトも元請けから下位業者へ進むにつれて長期化する傾向があり、資金繰りの負担は下位業者に集中します。

金融機関の審査に通りにくいから

建設業は金融機関からリスクの高い業種とみなされることが多く、融資審査が厳しくなる傾向にあります。理由として、売上の季節変動が激しいこと、受注の不安定性、前述した赤字案件の存在、そして担保に提供できる不動産等の資産が限られることが挙げられます。

とくに個人事業主や小規模事業者では、決算書に十分な利益が計上されないケースが多く、継続的な返済能力に疑問を持たれることで融資が難航しやすいのが実情です。

また、銀行が工事代金の回収に合わせて短期的なつなぎ融資を行う場合もありますが、工期が長期化すればその対応も困難になります。

【種類別】建設業で必要な資金

建設業を営むうえでは、日々の運転資金から工事ごとの原価、さらには将来的な設備投資まで、多岐にわたる資金が必要となります。ここでは、建設業で求められる資金を種類ごとに解説します。

創業資金

建設業を新たに開業する際には、多岐にわたる初期費用を確保する必要があります。法人設立時には、定款認証手数料や登録免許税、司法書士・行政書士への報酬がかかり、加えて事務所の賃貸料や内装工事、オフィス家具や通信機器の整備といった費用も必要です。

さらに、建設業許可申請費用、車両や重機の購入・リース、駐車場代、工具や資材の購入費、資格取得費用など、多様な出費が想定されます。

一般的に開業費用は500万~1,000万円、平均で約709万円とされています。事業の規模や内容によって大きく変動し、3,000万円に達する場合もあります。

加えて、建設業特有の工事保証金や材料費の前払いも求められ、大規模案件では負担がさらに大きくなります。

近年は建材費や人件費の上昇により開業コスト全体が高騰しているため、プロジェクトごとに費用項目を丁寧に洗い出し、詳細な見積もりを作成することが不可欠です。

運転資金

建設業の資金需要の中心を占めるのが、日々の事業活動を支える運転資金です。

労務費は工事期間を通じて継続的に発生し、外注費も工事の進捗に応じて支払う必要があります。その他、重機・車両のリース料、事務所維持費、保険料、通信費などの諸経費、既存借入金の支払利息なども毎月固定的に発生します。

とくに工事代金のつなぎ融資は、受注から入金までの3〜6か月間をカバーする必要があり、月商の3〜6か月分の運転資金確保が望ましいとされています。近年は物価高騰や最低賃金の改定により、これらの運転資金需要は増加傾向にあります。

設備投資資金

事業拡大や生産性向上のための設備投資資金も重要な資金需要です。重機や車両の購入では、中古品を選択することで初期費用を抑えることが可能ですが、故障リスクや維持管理費用を考慮する必要があります。

また、事務所の移転や拡張では、立地改善や現場近くへの営業所設置などにより数百万円から数千万円規模の投資を要するケースがあります。さらに、工事管理システム、会計ソフト、CADソフトウェアといったIT関連への投資も数十万~数百万円規模で発生します。

設備投資は将来の収益拡大につながる一方で、過剰投資は資金繰りの悪化を招く可能性があるため、十分な計画性と投資判断が求められます。

その他の資金

上記以外にも、建設業では次のような資金があります。

  • 事業拡大資金
    新分野への参入、営業エリアの拡大、人材採用・教育への投資
  • 緊急予備資金
    取引先の倒産、工事事故、自然災害など不測の事態に備える資金
  • 季節調整資金
    冬季など工事量が減少する閑散期を乗り切るための資金
  • 定期的に必要な資金
    建設業許可の更新費用、各種保険料、税金の納付

建設業におすすめの資金調達方法6選

建設業の多様な資金需要に対応するため、複数の資金調達方法を理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。ここでは、6つの効果的な資金調達方法を詳しく解説します。

日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金

創業期の建設業者にとって頼りになるのが、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金です。

この制度は新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方が対象で、設備資金・運転資金合わせて最大7,200万円(うち運転資金4,800万円)まで融資を受けることができます。

建設業での実務経験がある経営者なら、その経験が審査で高く評価される傾向があります。金利は基準利率は民間融資に比べて低く、返済期間も設備資金で20年以内、運転資金で10年以内と長期設定が可能です。

申込みには創業計画書の提出が必要ですが、建設業の特性を理解した専門の相談員がサポートしてくれるため、初めての方でも安心して相談できます。

出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html

信用保証協会の信用保証制度

事業が軌道に乗り始めた段階で活用したいのが信用保証協会の信用保証制度です。

この制度は、中小企業が金融機関から融資を受ける際に信用保証協会が保証人となることで、融資の審査通過率向上や条件改善を図るものです。全国51の信用保証協会があり、各地域の中小企業を支援しています。

信用保証協会が金融機関に保証を行うことで、担保が十分でなくても融資を受けられる可能性が高まり、中小企業や個人事業主にとって大きな支えとなります。

保証料は年率1%程度で、保証限度額は無担保で8,000万円以内、担保提供により2億円以内の拡大が可能です。

事業が軌道に乗り、追加融資を受けたい段階でとくに有効であり、保証を得ることで金融機関は貸し倒れリスクを抑えられるため、より有利な条件で資金を調達できる場合もあります。

ただし、保証料の負担は必要であり、万一返済が滞れば保証協会が代位弁済しますが、返済義務が免除されるわけではありません。利用にあたっては必要書類を整え、計画的に準備を進めることが重要です。

出典:中小企業庁「信用保証制度」

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/h12_hosei/sinyouhosyou.html

プロパー融資

信用力と返済実績を積み上げた建設業者が最終的に目指すべきがプロパー融資です。

プロパー融資は銀行が独自の判断と責任で行う融資で、保証協会などの第三者保証を必要としません。融資限度額に上限がなく、大型案件の資金需要にも対応可能です。

金利は1%台前半から中盤程度と最も低く、保証料も不要のため総調達コストを大幅に削減できます。また、銀行独自の判断で進めるため、融資実行までのスピードも比較的早いのが特徴です。

しかし、創業直後の企業は十分な実績や財務データを示せず、安定したキャッシュフローも確立していないため、現実的には審査通過が難しいのが実情です。多くの金融機関では「創業後3年以上」を目安にしており、それ以前はさらにハードルが高くなります。

手形割引

建設業界で今も多く利用されている手形による支払いに対応する資金調達方法が、手形割引です。

手形割引とは、支払期日前の約束手形を銀行や手形専門業者に買い取ってもらい 、早期に現金化する方法です。通常の支払い期日を待たずに資金を得られるため、資金繰り改善の手段として有効です。

銀行での利用は比較的低コストですが、振出人と利用企業の双方の信用力が審査されるため、必ずしも利用できるとは限りません。一方、専門業者では審査が柔軟な分、コストが高くなる傾向があります。

重要な注意点として、2026年に向けて紙の手形・小切手の交換所での取扱い廃止の取り組みが進んでいます。今後は電子記録債権への移行が進むと予想され、手形割引の形態も変化していくでしょう。

電子記録債権でも分割や譲渡が可能なため、新しい形での早期資金化手段として活用される見込みです。

ファクタリング

売掛金を早期に現金化できるファクタリングは、建設業と非常に相性のよい資金調達方法です。

ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売却し、支払期日前に現金化する仕組みで、融資ではなく債権の売買である点が手形割引と大きく異なります。建設業界では工事債権の信用度が高く評価され、元請けが大手企業や官公庁の場合には有利な条件で契約できるケースもあります。

2社間ファクタリングを活用すれば、元請けに知られることなく資金調達でき、重要な取引関係に影響を与えません。迅速に資金化できるため、急な資金需要にも対応可能です。

審査では売掛先の信用力が重視されるため、利用企業の業績が十分でなくても利用できる場合があります。また、償還請求権がない仕組みを選べば、売掛先が倒産しても利用企業に返済義務は発生しません。

ただし、手数料は融資に比べて高めとなるため、緊急時や短期的な資金需要に活用するのが望ましいでしょう。

不動産担保ローン

不動産担保ローンは、企業が保有している土地や建物といった不動産を担保にして資金を調達する方法です。担保価値に基づいた融資のため、赤字決算や債務超過の企業でも利用できる場合があります。

担保を提供することで金融機関からの信用力が高まり、無担保ローンと比べて融資可能額が大きくなり、金利も低めに設定されやすいというメリットがあります。

ただし、返済が滞った場合には担保に入れた不動産を失うリスクもあるため、利用にあたっては無理のない返済計画を立てることが重要です。

こちらの記事では、不動産担保で融資を受ける方法について解説しています。メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

建設業の資金調達を円滑にするためのポイント

資金調達方法を理解した次は、実際の審査を通過し、希望する条件で融資を受けるためのポイントを把握することが重要です。

綿密な事業計画を立てる

金融機関が融資判断で最も重視するのが事業計画書の内容です。建設業ではとくに以下の書類と計画の精度が求められます。

直近3期分の決算書は必須で、売上高、営業利益、経常利益の推移から事業の安定性と成長性を判断します。工事経歴書により過去の施工実績と技術力を証明し、現在受注済みの工事受注契約書で将来の売上見込みを明確にします。

収支計画では、工事ごとの売上計画、材料費・労務費・外注費の詳細な原価計算、月次の資金繰り予測を数値根拠とともに示すことが重要です。

返済計画は現実的かつ保守的に設定し、売上が計画より下振れした場合でも返済可能な計画であることを示します。万が一の場合のリスク対応策もあわせて提示できれば、融資担当者からの信頼度が高まります。

融資先との関係を深めておく

建設業では工事の受注状況により資金需要が大きく変動するため、平時からの金融機関との関係構築が極めて重要です。

メインバンクとなる金融機関では、給与振込、売上代金の入金、各種支払いなど、事業活動の中心的な取引を集約し、日常的な取引実績を積み上げます。

定期的な業況報告として、四半期ごとに試算表や工事進捗状況を報告し、業績が良い時も悪い時も透明性をもって情報開示を行います。経営状況を隠さず相談することで、融資担当者との信頼関係を構築できます。

返済は約定どおり確実に行い、一度でも延滞があると信用に大きな傷がつくため注意が必要です。

金融機関主催のセミナーや商談会への参加、従業員のクレジットカード作成など、金融機関からの依頼には可能な限り協力し、総合的な取引関係を深めていきます。

建設業許可を取得して信用を高める

建設業許可の取得は、金融機関からの信用獲得において決定的な要素となります。許可取得は法令遵守と経営基盤の証明となり、技術者の確保、財産的基礎の存在、適正な経営体制の構築を客観的に示すものです。

許可のない建設業者は工事1件の請負代金が500万円未満などの一定条件を満たす工事しか受注できませんが、許可取得により受注機会が大幅に拡大し、より安定した経営基盤の構築が可能になります。

経営事項審査の受審により公共工事への入札参加も可能となり、民間工事でも許可業者であることが入札条件とされるケースが増えています。

金融機関にとって、許可を持つ建設業者は「きちんとした会社」との評価につながり、融資審査において有利な条件を引き出せる可能性が高まります。

出典:国土交通省「建設業の許可とは」

https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000080.html

資金調達先を複数確保しておく

建設業では工事の受注状況に応じて資金需要が大きく変動するため、単一の金融機関に依存するリスクを避け、複数の調達先を確保しておくことが重要です。

メガバンク、地方銀行、信用金庫それぞれに特徴があり、メガバンクは大型案件に対応できる一方で審査が厳格、地方銀行は地域密着で柔軟な対応が期待できる、信用金庫は小規模企業でも親身に相談に応じてくれるなどの違いがあります。

日本政策金融公庫は民間金融機関とは審査基準が異なるため、民間で断られた案件でも融資を受けられる可能性があります。

ファクタリング会社や不動産担保ローン専門業者など、ノンバンクも含めた多様な選択肢を把握しておけば、緊急時にも対応可能です。

ただし、複数の金融機関との取引では、情報の一元管理と報告の一貫性を保つことが重要で、各機関に対して同じ財務情報を提供し、矛盾のない説明を心がける必要があります。

建設業の資金繰りを改善する方法

資金調達だけでなく、資金ショートを防ぐ経営体質を整えることで、安定した事業運営が可能になります。

資金繰り表で資金を正確に管理する

工事ごとに入出金の時期が異なるため、資金繰り表で正確に管理することが重要です。月次だけでなく週次・日次レベルで資金の動きを把握し、入金予定や支払予定を一元管理することで資金不足を早期に察知できます。

クラウド会計ソフトを活用すれば、自動で資金繰りを可視化でき、複数シナリオを想定した予測も立てやすくなります。

赤字になる工事を受注しない

資金繰り改善には赤字案件の排除が不可欠です。見積段階で材料費や人件費を正確に積算し、天候・工期延長などのリスクも織り込んだ価格設定を行います。赤字覚悟の受注は長期的に経営を圧迫するため、適正な利益を確保できる案件に注力することが大切です。

早期に代金回収ができる工事を受注する

一括後払いよりも、着手金・中間金を含む分割払いが望ましいです。交渉により一部でも前受金を確保できれば資金負担を軽減できます。実績を積み上げることで取引条件を有利にし、取引先選定でも支払条件を重視することが資金繰り改善につながります。

まとめ

建設業界における資金調達は確かに困難な課題ですが、業界特有の事情を理解し、適切な方法を選択することが大切です。日本政策金融公庫、信用保証制度、ファクタリングなど多様な資金調達手段を活用することで、これらの課題に対処できます。

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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、
情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。
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創業融資は自己資金なしでも受けられる!制度と通過のポイントを解説

お役立ち情報 2025/10/01

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起業を考えているものの、自己資金が十分に準備できずに悩んでいませんか?

「自己資金がなければ創業融資は受けられない」と諦める必要はありません。実は、自己資金の要件が設定されていない融資制度もあり、事業計画の内容次第では融資を受けられる可能性があります。

この記事では、自己資金なしでも申し込める創業融資制度や審査を通過するためのポイント、注意点について詳しく解説します。

自己資金なしでも創業融資を受けられる可能性がある!

結論から言えば、自己資金がなくても創業融資を受けることは可能です。

多くの起業希望者は「自己資金がなければ融資は受けられない」と考えがちですが、これは必ずしも正しくありません。その理由は、自己資金の要件が設けられていない融資制度が存在するからです。

事業計画の内容によっては、自己資金不足を補い、審査通過の可能性を高められます。

たとえば、日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」には自己資金に関する要件がありません。2024年3月31日をもって「新創業融資制度」が廃止され、現在は自己資金なしでも申し込めるようになっています。

ただし注意点として、自己資金がゼロの場合、希望した金額よりも融資額が減額される可能性があります。実際、日本政策金融公庫総合研究所の「2024年度新規開業実態調査」によれば、創業資金総額に占める自己資金の割合は24.5%という結果が出ています。

出典:日本政策金融公庫総合研究所「2024年度新規開業実態調査」

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kaigyo_241127_1.pdf

そもそも自己資金とは

自己資金とは、簡単に言えば「自分の手元にあり、自由に事業資金として活用できる資産」のことを指します。一般的には現金や銀行口座にある預貯金を思い浮かべる方が多いですが、それだけに限りません。

不動産や株式、保険の解約返戻金、さらには事業に直接利用できる設備や機材なども、条件によっては自己資金として評価される場合があります。つまり「換金性や活用可能性があるかどうか」が重要な判断基準になるのです。

金融機関にとって自己資金は、融資を判断するうえで欠かせない指標です。なぜなら、自己資金の有無は、起業に対する本気度や計画性、さらにはリスク管理の力を見極める材料になるためです。

十分な自己資金を蓄えている人は、事業が軌道に乗るまでの資金繰りに耐えられる力があり、また万一のトラブルにも冷静に対応できると判断されやすいのです。

自己資金に該当する資産

自己資金として認められる主な資産は、以下のとおりです。

  • 現金・預貯金:銀行や郵便局の口座にある預貯金で、通帳などにより出所が確認できるもの。
  • 退職金:勤務先から受け取る退職金。受け取り予定の場合も、証明書類があれば自己資金として認められることがあります。とくに60歳前後の起業では重要な資金源です。
  • 生命保険の解約返戻金:積立型生命保険を解約して得られる資金。
  • 相続・贈与で取得した資金:正式な手続きを経て受け取った相続・贈与資金。
  • 資産売却による資金:不動産、車、有価証券などを売却して得た資金。
  • みなし自己資金:開業準備段階で支出した費用(例:設備購入費、店舗保証金など)。領収書で証明できるものに限られます。
  • 第三者割当増資:法人設立時に投資家から受けた出資金。

自己資金に該当しない資産

一方で、次のようなお金は自己資金には含まれません。

  • ほかの金融機関からの借入金:消費者金融やカードローンなどの借入金は負債であり、自己資金にはならない。
  • 親族・知人からの借入金:無利息であっても返済義務があるため、自己資金とは認められない。
  • タンス預金:現金であっても出所を証明できないものは自己資金にならない。

また「見せ金」と呼ばれる一時的に借りたお金を預金残高に見せかける行為は、詐欺罪に問われる可能性があるため、絶対に避けましょう。

自己資金なしでも申し込める創業融資の種類

「自己資金がないと融資は受けられないのでは?」と不安に思う方も少なくありません。確かに多くの金融機関では自己資金を重視しますが、なかには自己資金がなくても申し込みが可能な創業融資の制度も存在します。

公的な融資制度を中心に、具体的な概要と特徴を詳しく見ていきましょう。

日本政策金融公庫の制度

政府系金融機関である日本政策金融公庫は、創業支援に積極的で、ほかの金融機関に比べて創業期の事業者でも利用しやすいのが特徴です。

新規開業・スタートアップ支援資金

「新規開業・スタートアップ支援資金」は、新たに事業を始める方や、事業開始からおおむね7年以内の方を対象とした融資制度です。

重要な変更点として、2024年3月31日をもって「新創業融資制度」が廃止されました。これにより、以前『新創業融資制度』と併用することで適用されていた自己資金要件が撤廃され、日本政策金融公庫の各種融資制度が無担保・無保証人で利用しやすくなっています。

現在は「新規開業・スタートアップ支援資金」として運用されています。「新規開業・スタートアップ支援資金」は自己資金要件が設けられていないため、自己資金なしでも申し込むことが可能です。

制度の概要は以下のとおりです。

  • 融資限度額:7,200万円(うち運転資金は4,800万円まで)
  • 返済期間:設備資金は20年以内、運転資金は10年以内
  • 据置期間:最長5年
  • 担保・保証人:原則として不要

さらに、女性、35歳未満または55歳以上の方、廃業歴がある再挑戦者などは、基準金利から0.4%優遇されます。たとえば60歳の起業家であれば、シニア枠として優遇金利の対象になる可能性があります。

出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html

中小企業経営力強化資金

「中小企業経営力強化資金」は、新たな事業分野への挑戦を支援するための融資制度です。
要件次第では融資限度額が7億2,000万円と大きく、条件を満たせば特別利率が適用される場合もあります。

利用するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 経営革新や異分野の中小企業との連携を通じて、新事業分野の開拓や市場の創出を行うこと
  • 認定経営革新等支援機関(税理士、公認会計士、中小企業診断士、商工会議所など)から指導・助言を受けていること
  • 具体的な事業計画書を策定していること

認定経営革新等支援機関のサポートを受けることで、事業計画の質が高まり、融資審査の通過率も向上しやすくなります。

出典:日本政策金融公庫「中小企業経営力強化資金」

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/64_t.html

挑戦支援資本強化特別貸付

「挑戦支援資本強化特別貸付」は、いわゆる資本性ローンと呼ばれる特殊な融資制度です。

  • 融資限度額:小規模事業者・個人事業主は最大7,200万円、中小企業は1社あたり最大15億円
  • 金利:業績に連動する変動型

最大の特徴は、借り入れた資金が他の金融機関の財務評価上「負債」ではなく「自己資本」とみなされる点です。そのため、将来的に追加融資を受けやすくなり、資金調達の幅を広げる効果があります。

出典:日本政策金融公庫「挑戦支援資本強化特別貸付(資本性ローン)」

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/57_t.html

制度融資(信用保証協会の保証付き融資)

制度融資とは、地方自治体・金融機関・信用保証協会が連携して実施する融資制度です。

地方自治体の制度融資

各地方自治体では、独自の創業融資制度を設けている場合があります。

例として、東京都の「東京都中小企業制度融資『創業』」は以下の内容です。

  • 融資限度額:3,500万円
  • 金利:担保の有無によって2~3%の中で変動
  • 担保・保証人:原則として不要

利用要件は次のとおりです。

  • 現在事業を営んでいない個人で、具体的な創業計画を持つ方
  • 創業から5年未満の中小企業者等
  • 分社化を予定している会社、または分社化により設立されてから5年未満の会社

ただし、制度の内容は自治体ごとに異なります。利用を検討する際は、起業予定地の自治体に確認することが不可欠です。

出典:東京都創業NET「東京都中小企業制度融資『創業』」

https://www.tokyo-sogyo-net.metro.tokyo.lg.jp/finance/seido_yuushi.html

出典:東京信用保証協会「都創業融資」

https://www.cgc-tokyo.or.jp/institution/sougyo_seido.html

金融機関の創業融資

地方銀行や信用金庫のなかには、創業に特化した融資商品を取り扱っているところがあります。主な例としては以下のとおりです。

  • きらぼし銀行:「創業サポートローン」/500万円以内
  • 中国銀行:「ちゅうぎん新規創業融資制度 結希」/3,500万円以内
  • 城南信用金庫:「創業・起業者向け協調融資Approach」/5,000万円以内

ただし、民間金融機関の場合は自己資金なしでの融資審査は難しくなる傾向があります。そのため、融資を希望する際には、とくに説得力のある事業計画書の作成が不可欠です。

出典:きらぼし銀行「創業サポートローン」

https://www.kiraboshibank.co.jp/hojin/choutatsu/sougyou.html

出典:中国銀行「ちゅうぎん新規創業融資制度 結希」

https://www.chugin.co.jp/business/service/financing/jigyosha/yuki/

出典:城南信用金庫「創業・起業者向け協調融資Approach」

https://www.jsbank.co.jp/business/service/financing/jfc-abc/approach/

自己資金なしで創業融資審査をクリアするためのポイント

自己資金がない場合でも融資を受けられる可能性はあります。そのためには、事業の実現可能性や経営者としての能力を明確に示し、金融機関を納得させることが不可欠です。

事業計画書を緻密に作り込む

融資審査において、事業計画書は最も重要な判断材料です。自己資金がない場合は、計画書の完成度が審査通過で重要となります。

とくに押さえておくべき記載項目は以下のとおりです。

  • 市場調査にもとづいた客観的な売上予測
  • 資金使途と調達方法の具体性
  • 現実的な収支計画・資金繰り計画
  • 無理のない返済計画

これらを裏付けるために、根拠となるデータをしっかり収集することが重要です。業界統計、競合分析、顧客ニーズ調査などを根拠として盛り込めば、計画書の説得力が大きく高まります。

見込み顧客や既存顧客をアピールする

すでに確保している顧客や具体的な契約がある場合は、必ずアピールしましょう。

【効果的な証明資料の例】

  • 契約書・発注書
  • 業務委託契約書
  • 販売予約書
  • 顧客からの推薦状

これらの資料は、事業の安定性を示す強力な根拠となり、自己資金不足を補う大きな材料になります。

現在働いている会社と同業種で開業する

同業種での実務経験は、金融機関から高く評価されます。事業成功の可能性が高いとみなされるためです。

【アピールポイントの例】

  • 業界での経験年数(目安は6年以上)
  • 勤務時代の実績や成果
  • 見込み顧客との関係性
  • 業界特有のノウハウや人脈

会社員として働いてきた経験は、起業を検討している方にとって大きなアドバンテージとなります。

認定支援機関のサポートを受ける

認定経営革新等支援機関のサポートを受けることで、融資審査をより有利に進めることができます。

主なサポート内容は以下のとおりです。

  • 事業計画書作成の支援
  • 資金調達に関するアドバイス
  • 面談対策やプレゼンテーション指導
  • 融資制度の紹介

税理士、公認会計士、中小企業診断士などの専門家が、豊富な経験に基づき的確なアドバイスを提供してくれるため、計画の信頼性と説得力が大きく高まります。

自己資金なしで創業融資を受ける際の注意点

自己資金がない状態で融資を受ける場合には、いくつかのリスクや注意点があります。事前に理解しておくことが重要です。

融資額が少なくなりやすい

自己資金がないと、希望額から減額される可能性が高まります。融資額は一般的に自己資金の3〜4倍程度が目安とされるため、自己資金ゼロの場合は大幅な減額は避けにくいでしょう。

ただし、事業開始前から大口の取引契約があるなど、確実な収益が見込める場合には希望額に近い融資が認められる可能性もあります。

金利が高くなりやすい

次に注意すべき点は「金利」です。自己資金がないと金融機関のリスクが高まるため、通常よりも金利が高く設定されやすくなります。

信用保証協会付きの融資では数%程度上乗せされることもあり、民間金融機関ではさらに高い水準になる場合もあります。金利の違いは長期的に見れば大きな負担となるため、どの制度を利用するかは慎重に検討する必要があります。

入念な返済計画を立ててから申し込む

返済計画を入念に立てることも欠かせません。自己資金がない場合、事業にかかる費用の大半を借入金で賄うことになります。

そのため、事業開始後の売上だけで返済を続けられるよう、現実的な資金繰り計画と返済シミュレーションを準備しておくことが重要です。

日本政策金融公庫では元本返済を猶予して利息のみを支払う「据置期間」を設定できるため、事業が軌道に乗るまでの準備期間として活用するのも有効です。

見せ金は絶対に避ける|詐欺罪に問われるおそれも

融資の審査に通りたい一心で、一時的に資金をかき集めて「自己資金があるように見せかける」行為を考える方もいます。見せ金のような不正行為は絶対に避けなければなりません。

見せ金のリスクとして、詐欺罪(10年以下の懲役)に問われる可能性、金融機関による通帳履歴の詳細確認(6か月分など)、発覚時の融資取り消しや将来的な融資停止があります。

金融機関はこうした手口を熟知しているため、正当で誠実な方法で資金調達を行うことが何よりも大切です。

出典:e-GOV「刑法第246条」

https://laws.e-gov.go.jp/law/140AC0000000045#Mp-Pa_2-Ch_37-At_246

創業のための自己資金を調達する13の方法

自己資金がある方が融資を受けやすいのは事実です。金融機関にとって自己資金は経営者の本気度や計画性を示す材料となるため、資金の有無は審査に大きな影響を与えます。では、自己資金をどのように準備すればよいのでしょうか。

ここでは、創業を目指す人が実際に取り組める具体的な方法を取り上げ、それぞれの特徴や活用の仕方を解説していきます。

不動産などを現物資産として申告する

事業で使用する現物資産を自己資金として申告する方法があります。

対象となるのは、事務所や店舗として利用する予定の不動産や、営業車・配送車として使う車両、さらにはパソコンやOA機器、有価証券などです。

これらの資産は時価相場によって評価されるため、申告にあたっては事前に適正な評価を受けておくことが重要になります。

みなし自己資金を申告する

開業前に事業のために支出した費用を「みなし自己資金」として申告することも可能です。具体的には、事業用設備の購入費や店舗の保証金・敷金、開業準備にかかった研修費、あるいは許認可の取得に必要な費用などが対象となります。

これらを自己資金として認めてもらうためには、領収書や口座引き落としの履歴といった証拠書類をしっかり保管しておくことが欠かせません。

親族から贈与を受ける

親族から資金を「贈与」として受け取った場合、そのお金は自己資金として認められます。ただし、いくつかの注意点があります。

まず、贈与であることを明確にするために贈与契約書を作成する必要があります。さらに、資金の移動は銀行振込によって行い、その記録を残しておくことが求められます。

年間で110万円を超える贈与については贈与税の課税対象となるため、税務上の取り扱いにも注意が必要です。借入と贈与の区別を曖昧にしないよう、必ず正式な手続きを経て受け取ることが大切です。

出典:国税庁「贈与税の計算と税率(暦年課税)」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4408.htm

共同経営者のサポートを受ける

資金力のある共同経営者とタッグを組むことで、創業時の資金面での課題を解決することができます。

共同経営者の資産を自己資金として活用できるのはもちろん、経営ノウハウや人的ネットワークを共有できる点も大きなメリットです。また、一人ですべてを背負うのではなくリスクを分散できるため、経営の安定性を高める効果も期待できます。

一方で、注意すべき点もあります。役割分担や利益配分をあらかじめ明確にしておかなければ、後々トラブルにつながる可能性があるため、将来的な経営方針についてもしっかり擦り合わせておくことが欠かせません。

信頼関係を築きながら協力できるパートナーを選ぶことが大切です。

副業からはじめて資金を貯める

副業として小さい事業を始め、リスクを抑えながら自己資金を貯めていくのは非常に現実的な方法です。実際の市場で自らのビジネスモデルを試すことができるため、机上の計画では得られない検証の機会となります。

さらに、副業を通じて経験やノウハウを蓄積できるだけでなく、将来的に事業の成長を支える顧客基盤を築くことも可能です。会社員としての安定収入を確保しながら段階的に事業を拡大できる点は、大きな安心材料となるでしょう。

退職金を受け取る

退職金は、創業資金として確実な自己資金源となります。まずは自分が受け取る予定額を把握しておくことが大切であり、そのためには勤務先から証明書類を取得しておく必要があります。

実際に受け取りがまだであっても、証明書があれば「受け取り予定」として申告できる場合があります。また、退職金の受け取り時期を事業開始のスケジュールに合わせて調整することで、資金計画をより柔軟に立てることが可能になります。

資産を売却する

不要な資産を売却して自己資金を確保する方法も有効です。

対象となるのは、自宅以外の投資用不動産や事業で使用しない車両、さらには貴金属や美術品、有価証券などです。これらの売却によって得られる資金は出所が明確であり、返済義務も発生しないため、確実な自己資金として認められます。

保険を解約する

積立型の生命保険を解約し、その解約返戻金を自己資金に充てる方法があります。

利用にあたっては、まず実際にどの程度の解約返戻金が戻ってくるのかを確認することが欠かせません。そのうえで、解約手続きを行うタイミングを事業計画と合わせて調整し、将来の保障が減ることによるリスクについても考慮しておく必要があります。

なお、解約返戻金は口座に入金された時点で初めて自己資金として扱えるため、資金計画上はこの入金時期を意識して動くことが重要になります。

クラウドファンディングを利用する

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々から資金を募る方法です。返済の義務がないため自己資金として活用しやすいだけでなく、市場のニーズを検証する機会となり、同時にマーケティング効果やファンベースの構築にもつながります。

成功させるためには、まず魅力的な事業内容を提示し、支援者にとって納得感のあるリターンを設計することが重要です。さらに、効果的なプロモーションを行い、資金の使い道を透明性高く説明することで、支援者からの信頼を獲得しやすくなります。

ビジネスプランコンテストに参加する

ビジネスプランコンテストへの参加は、賞金の獲得だけにとどまらず、多面的なメリットがあります。受賞すれば賞金や支援金を得られるのはもちろんのこと、応募過程で事業計画をブラッシュアップできる点も大きな利点です。

さらに、審査員となる専門家から直接アドバイスを受けられる機会や、コンテストを通じたメディア露出、さらには投資家との出会いに発展する可能性もあります。

このように、コンテスト参加は資金調達の手段であると同時に、事業成長そのものを後押しする価値ある機会となります。

流動資産担保融資保証制度を利用する

流動資産担保融資保証制度とは、売掛債権や棚卸資産を担保として利用する融資制度です。

具体的には、取引先に対する売掛債権や、在庫として保有している商品などを担保にすることができます。すでに事業を開始している事業者にとっては、資金調達の有効な手段となり得る方法です。

不動産担保ローンを利用する

不動産を担保にした融資は、自己資金が少ない場合に有効な選択肢となります。まとまった資金を調達できるうえ、融資までのスピードが比較的早く、資金の使い道が自由である点が大きな特徴です。銀行からの融資が難しいケースであっても対応できる場合があります。

とくに50〜70代で不動産を所有している方にとっては有力な方法となり得ます。年金収入しかない方や、銀行融資が困難と判断された場合でも、不動産を活用することで資金調達の道が開ける可能性があります。

こちらの記事では、土地担保による融資について解説しています。
メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

行政の補助金や助成金を利用する

国や地方自治体が提供する補助金や助成金は、原則として返済不要の資金調達方法です。代表的なものに、ものづくり補助金やIT導入補助金、事業再構築補助金、人材開発支援助成金などがあります。

いずれも事業計画の質や将来性が厳しく審査されるうえ、支給は原則として後払いとなるため、一時的には自己資金を用意しておく必要があります。それでも採択されれば返済の必要がないため、自己資金を確保する有効な手段となります。

自己資金を貯める場合は創業資金総額の20〜25%を目安に

自己資金を準備する際には、どの程度を目安にすればよいのかを把握しておくことが大切です。日本政策金融公庫総合研究所の調査によると、創業資金総額に占める自己資金の割合は24.5%となっています。

たとえば創業資金が1,000万円であれば自己資金は200〜250万円、創業資金が500万円であれば100〜125万円が目安となります。

もちろんこの数値はあくまで一般的な指標にすぎず、事業の内容や規模によって必要な金額は変動しますが、資金計画を立てるうえでの参考には十分活用できます。

日本政策金融公庫への申込み方法

日本政策金融公庫は、創業時に利用しやすい政府系金融機関です。ここでは、実際に申し込みを行う際の具体的な流れや手続きについて解説します。

出典:日本政策金融公庫

https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/tetsudukij_c.html

必要な書類

申込みに必要な主な書類は次のとおりです。

  • 日本公庫電子契約サービス利用申込書(郵送の場合は借入申込書)
  • 創業計画書
  • 設備資金の見積書(設備資金を申し込む場合)
  • 登録事項証明書または登記簿謄本(担保を希望する場合)
  • 本人確認書類

とくに創業計画書は審査の核心となる重要書類です。売上計画や資金計画、返済計画を具体的な数字で示し、根拠となるデータを添付することで、計画の実現性を強くアピールできます。

申し込みの手順

申し込みの手順は以下のとおりです。

1.支店窓口や事業資金相談ダイヤルで相談する
2.支店窓口かWebで申し込み手続きを行う
3.担当者と面談する
4.融資の可否通知を受け取る
5.融資金が銀行口座に振り込まれる

ひとつずつ見ていきましょう。

①支店窓口や事業資金相談ダイヤルで相談する

まずは事前相談を行うことが重要です。相談内容として、融資制度の詳細説明、必要書類の確認、事業計画のアドバイスがあります。

②支店窓口かWebで申し込み手続きを行う

書類を準備して正式な申し込みを行います。申込方法として、支店窓口への直接提出、郵送による提出、インターネット申込みがあります。

③担当者と面談する

面談では事業計画について詳しく説明します。

面談で聞かれる内容として、創業の動機や経緯、事業の具体的な内容、市場分析と競合状況、資金使途と返済計画、過去の経験や実績があります。事業計画書の内容をもとに、具体的で説得力のある説明を心がけましょう。

④融資の可否通知を受け取る

審査結果は書面で通知されます。審査期間として、標準的な審査期間は2〜3週間程度となります。

⑤融資金が銀行口座に振り込まれる

契約手続き完了後、指定口座に融資金が振り込まれます。入金までの期間として、申し込み完了から入金まで、最短でも1か月程度は見込んでおく必要があります。

【補足】金利はどのくらい?

新規開業資金の金利は以下のとおりです。

  • 基準金利:担保あり1.80%〜3.90%、無担保2.90%〜4.40%(税務申告を2期終えていない場合)
  • 特別利率:女性、35歳未満または55歳以上の方は特別利率が適用され、基準金利から0.4%優遇を受けられます。
  • 60歳以上:シニア起業家として特別利率の対象となり、より有利な条件で融資を受けられる可能性があります。

金利は融資額、返済期間、担保の有無によって決定されるため、詳細は申込時に確認してください。

出典:日本政策金融公庫「国民生活事業(主要利率一覧表)」

https://www.jfc.go.jp/n/rate/index.html

まとめ

自己資金なしでも創業融資を受けることは可能です。最も重要なのは、自己資金要件のない融資制度を選択し、事業計画の内容で審査を通過することです。

日本政策金融公庫の新規開業資金をはじめ、中小企業経営力強化資金、制度融資など、複数の選択肢があります。自己資金がない分、事業計画書の完成度と説得力が審査の成否を分けることになります。

また、自己資金を調達する方法も多数存在します。不動産などの現物資産、みなし自己資金、親族からの贈与、資産売却など、さまざまな選択肢を検討してみてください。

とくに、不動産を所有している方であれば、不動産担保ローンは有効な資金調達手段となります。

資金調達でお悩みの方は、ぜひワコーファイナンスの不動産担保ローンをご検討ください。自己資金なしでも最短2日でご融資可能、資金の使い道も自由です。静岡県・愛知県を中心とする地域密着型の金融会社で、安心のお取り引きをご案内いたします。

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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、
情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。
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事業資金が急ぎで欲しい!調達方法や注意点などを解説

お役立ち情報 2025/09/16

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売上の減少や売掛金の入金遅れなどで、資金繰りが急に苦しくなることもあるでしょう。そんなときに頼れる資金調達方法として、ファクタリング、手形割引、ビジネスローン、不動産担保ローンなどがあります。

ただし、自社にはどれが向いているか判断に迷う方も多く、急いで動くとリスクや注意点を見落としてしまいかねません。

この記事では、スピード感・金利・借入可能額といった視点から、急ぎの資金調達に向いている方法を紹介しています。調達時の注意点や融資可能額の計算方法も解説しているため、ぜひ一読ください。

事業資金を急ぎで調達する方法:資産売却編

急に資金が必要になったとき、これから入ってくる予定のお金を前倒しで現金化する方法があります。ここでは、即日〜数日で資金を得られる可能性が高い方法を紹介します。

ファクタリング(2社間)

ファクタリングとは、売掛金(取引先に対して請求できる未回収のお金)をファクタリング会社に買い取ってもらい、早めに現金化する方法です。借入とは違い、債権(相手にお金を請求できる権利)の売却という扱いになるため、信用情報に影響を与えない点がメリットです。

2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社の間だけで契約を行う方法です。取引先には知られずに資金を調達できるため、関係性を気にせず利用しやすいのが特徴です。申し込みから入金までのスピードも速く、最短即日で資金を受け取れる可能性があります。

ただし、ファクタリング会社は取引先に確認ができない分、リスクを取ることになるため、売掛先の信用力が重視されます。手数料も8〜18%とやや高めに設定されています。担保や保証人は不要ですが、コストとのバランスをよく見極めて利用することが大切です。

ファクタリング(3社間)

3社間ファクタリングは、自社・ファクタリング会社・売掛先の3者間で契約を結ぶ方法です。取引先に「売掛金はファクタリング会社に支払ってください」と通知し、ファクタリング会社が直接お金を回収する仕組みです。

未回収リスクが少ない分、手数料は2〜9%と比較的低めとなっています。コストを抑えて資金調達ができるのがメリットです。

ただし、売掛先の同意が必要なため、2社間ファクタリングと比較すると時間がかかる傾向にあり、即日入金が難しいケースもあります。信頼できる取引先がいる場合には、有効な資金調達手段として活用できるでしょう。

手形割引

手形割引とは、取引先から受け取った約束手形を、支払期日よりも前に銀行などに持ち込んで現金化する方法です。手形の支払いは通常2〜4か月先になることが多く、その間に資金が必要になった場合に活用できます。

銀行などの金融機関は、手形の信用度を確認したうえで、所定の手数料(おおよそ2〜15%)を差し引いた金額を即日または数日以内に支払ってくれます。支払期日になると、銀行が取引先から手形の金額を回収する仕組みです。

ただし、万が一振出人が支払い不能となってしまった場合、割引依頼人がその手形を買い戻す請求がなされる点には注意が必要です。利用前には、取引先の信用状態をよく確認しておきましょう。

また、紙の手形は2026年度末までの利用廃止に向けた取り組みがあり、将来的に資金調達方法として使えなくなる可能性があります。中小企業にとって、手形は資金繰りの負担になることが多いため、今後はよりスピーディーで安全な電子記録債権などの仕組みが広がっていくことが予想されます。

事業資金を急ぎで調達する方法:融資編

融資は返済義務があるものの、短期間でまとまった資金を確保できるのがメリットです。ここでは、急ぎの資金調達に向いている5つの融資方法、ビジネスローン、売掛債権担保融資(ABL)、信用保証付き融資、不動産担保ローン、プロパー融資を紹介します。

ビジネスローン

ビジネスローンは、個人事業主や中小企業向けに提供されている無担保の融資です。銀行やノンバンクなどで取り扱っています。

ビジネスローンは、事業目的での利用が条件で、仕入れや設備投資、運転資金など、幅広い用途に対応できます。ただし、生活費など私的な目的には使えません。

主な条件は以下のとおりです。

  • 融資額:50~1,000万円程度(事業規模や信用状況により1,000万円以上の上限)
  • 返済期間:1~10年ほど
  • 金利:年2.5~18%前後
  • 担保・保証人:原則不要

銀行系のビジネスローンは金利が低めですが、審査が厳しく融資までにやや時間がかかる傾向があります。一方、ノンバンク系はスピード重視で、早ければ申し込みから2日ほどで資金を受け取れる場合もあります。

急ぎで資金が必要な方にはとくに向いていますが、金利が高くなることもあるため、無理のない返済計画を立ててから申し込むことが大切です。

売掛債権担保融資(ABL)

売掛債権担保融資(ABL)は、自社が保有する売掛金を担保にして、金融機関から融資を受ける方法です。将来入る予定のお金を、先に資金として活用できる点が特徴で、ファクタリングと似た使い方ができます。

金融機関に売掛金の内容を提示し、取引先から確実に入金される見込みがあると判断されれば、売掛金の50〜80%程度まで融資が可能になります。ただし、金融機関や契約内容によって変動します。

  • 金利の目安:年2~10%程度
  • 返済方法:売掛金の入金時に返済

消費者向けの売掛金や、契約上「譲渡不可」となっている債権は対象外となります。また、契約手続きや報告資料の提出などの事務作業がやや多く、融資が実行されるまでに数日〜数週間と期間に幅がある点にも注意が必要です。

信用保証付き融資

信用保証付き融資とは、融資を受ける際に信用保証協会が保証人になってくれる制度です。「担保も保証人もいないけれど、事業資金を借りたい」という方にとって、頼もしい選択肢のひとつです。

具体的には、まず銀行や信用金庫などの金融機関に融資を申し込みます。その後、金融機関と信用保証協会がそれぞれ審査を行い、通過すれば融資が実行されます。

万が一、返済が難しくなった場合も、金融機関の請求により、協会は金融機関に対して代位弁済が行われるため、金融機関としてもリスクを抑えられ、借りる側にとっては融資を受けやすくなるメリットがあります。

ただし、信用保証を受けるには保証料の支払いが必要です。審査も2段階で行われるため、融資が実行されるまでに1〜2か月ほど時間がかかることもあります。

不動産担保ローン

不動産担保ローンは、不動産を担保にして資金を借りる方法です。担保を差し入れることで、無担保ローンに比べて高額の借入が可能な点や金利が低めに設定されている点が特徴です。

借入可能金額は、担保とする不動産の評価額によって決まり、一般的には評価額の60〜80%が目安になります。たとえば、不動産の評価が3,000万円であれば、1,800〜2,400万円程度まで借りられる可能性があります。

融資額は申込者の事業収入や返済能力などによって変動します。金利の目安は年2.5〜15%程度、返済期間は最大35年と長期で設定できるため、月々の負担を抑えたい方にも向いている方法です。

注意点としては、返済ができなくなった場合、担保にした不動産が差し押さえられ、売却される可能性があるということです。また、登記費用や手数料といった初期費用がかかり、融資が実行されるまでに数日〜数週間ほどかかることも想定しておきましょう。

こちらの記事では、土地担保で受けられる融資について解説しています。
メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

プロパー融資

プロパー融資とは、信用保証協会の保証をつけずに、銀行などの金融機関が自らの判断と責任で融資を行う方法です。この融資を受けられるということは、銀行からの信用がある証ともいえ、保証料がかからない分、コストを抑えて資金を調達できるのが魅力です。

金利の目安は年1〜3%ほどで、融資条件も銀行と直接相談しながら進められるため、柔軟な対応が期待できます。

ただし、審査は比較的厳しいです。たとえば、開業したばかりの方や、赤字決算が続いている場合は、融資を受けるのが難しい可能性があります。

また、担保や連帯保証人を求められるケースが多く、融資までにかかる時間も2週間〜1か月ほどと、やや余裕を持った対応が必要です。プロパー融資は、ある程度の売上実績があり、普段から銀行と良好な関係を築いている事業者におすすめの方法です。

事業資金を急ぎで調達する方法:そのほか

資金繰りが厳しくなったとき、銀行からの融資以外にも、身近な方法で資金を用意することは可能です。ここでは、比較的スピーディーに現金化できる3つの手段を紹介します。

家族や知人からの借入

家族や友人からお金を借りるのは、もっとも身近で手軽な方法のひとつです。審査もなく、過去の信用情報に関係なく貸してもらえる可能性があり、場合によっては当日中に資金を手にできます。利息がかからない可能性がある点や、返済スケジュールを柔軟に相談できる点もメリットです。

ただし、お金の貸し借りは人間関係に影響します。後々のトラブルを避けるためにも、借用書を交わし、金額や返済方法などを明確にしておくことが大切です。

また、貸し借りに関する取り決めを正式に記録するために、借用契約書を作成することも重要です。契約書には返済期限や利息の有無、万が一返済が遅れた場合の対応なども盛り込んでおくことで、双方の安心感を高め、将来的な誤解や争いを防げます。

資金繰り改善サービス

売上はあるのに、入金までのタイムラグで手元資金が不足しているときに便利なのが、資金繰り改善サービスです。

たとえば、売掛金を早めに現金化する仕組みや、仕入れの支払いを少し延ばせるサービスなどがあり、一時的なキャッシュ不足をカバーできます。上手に使えば、急場をしのぎつつ事業の流れを止めずにすみます。

定期預金・保険の解約

手元にすぐ現金が必要な場合、定期預金の中途解約や保険の解約という選択肢もあります。融資のような審査が不要で、手続きがスムーズに進めば数日で現金化できることから、スピード重視の資金調達に向いています。

ただし、定期預金は解約すると利息が減ることがあり、保険を解約すると将来の保障がなくなってしまう可能性があります。とくに、医療保険や生命保険は、解約後の再加入が難しいケースも多いため、あくまでも最終手段として慎重に判断しましょう。

いくら融資を受けられるかについて確かめる方法

事業資金を補いたいとき、自社がいくらまで借りられるのかは気になるところです。ここでは、融資可能額の目安を知るための方法を紹介します。

金融機関に聞いてみる

もっとも確実なのは、銀行や信用金庫などの金融機関に直接相談することです。事業の内容や売上、経費、現在の借入状況、自己資金の有無など、いろいろな情報をもとにどのくらいまでなら貸せるかを判断してくれます。

ただし、すべての金融機関がすぐに具体的な金額を教えてくれるとは限りません。なかには、すでに取引があるお客さまにしか詳しい話をしないところもあります。

自分で計算する

銀行が教えてくれない場合は、自分で事業の収支や借入状況を整理し、おおよその融資可能額を試算してみるのもひとつの方法です。あくまで参考程度ですが、無理のない資金計画を立てるための手がかりになります。

償還年数を基準にした計算

償還年数とは、今の事業の利益で借入金を何年かけて返済できるかを示す数字です。金融機関では、10年以内に返済できる範囲かを目安にすることが多いです。

以下の計算式で、おおよその融資可能額を出せます。

(税引後利益 + 減価償却費) × 10年 = 融資可能額の上限目安

より現実的に試算したい場合は、返済期間を5年や7年に設定して計算してみるとよいでしょう。

(税引後利益 + 減価償却費) × 5年 = 5年返済の場合の目安額

ただし、上記で出した金額はあくまでも目安です。実際の審査では、信用情報や自己資金の状況、既存の借入額、事業の安定性など、さまざまな要素が考慮されます。

経常利益を基準にした計算

経常利益とは、日々の事業活動によって安定して生み出されているかを示す数値です。たとえば、不動産の売却など一時的な収入は含まず、通常の営業から得られたもうけだけを指します。

経常利益をもとに、借入の目安額を出すときは、次のような計算が使われます。

過去3年間の平均経常利益 × 50% × 7年

この式は「毎年のもうけの半分を返済にあてたら、7年でどのくらい返せるか」という考え方です。

たとえば、3年間の平均経常利益が700万円だった場合は

700万円 × 0.5 × 7年 = 2,450万円

つまり、おおよそ2,450万円が、無理なく返済できる上限の目安となります。

金融機関が慎重に審査するときに使われる考え方なため、やや保守的な試算にはなりますが、現実的な返済可能額を知るには有効な手段です。

借入依存度を基準にした計算

借入依存度とは、事業全体の資金のうち、どれくらいの割合が借金によってまかなわれているかを示す指標です。割合が高いほど、返済リスクがあると判断され、新たな融資の審査が厳しくなる可能性があります。

一般的な目安は以下のとおりです。

  • 50~60%:健全
  • 60%以上:やや注意が必要
  • 70%以上:慎重な審査対象

自身の借入依存度は、次の式で計算できます。

借入依存度(%)= 借入金 ÷ 総資産 × 100

たとえば、借入金が1,500万円、総資産が3,000万円の場合

1,500万円 ÷ 3,000万円 × 100 = 50%

上記のように数値化してみると、自分の事業がどれくらいの借入負担を抱えているのかが見えてきます。また、追加の融資をざっくり知りたい場合には、次の計算式が参考になります。

総資本 × 50% = 借入の上限目安

たとえば、総資本が4,000万円の場合

4,000万円 × 50% = 2,000万円

このように、おおよそ2,000万円までであれば、金融機関からも無理のない借入と判断されやすくなります。借りすぎを防ぐためにも、事前にこうした指標をチェックしておくことが大切です。

理想の融資を受けるためのポイント

融資は、いつでも希望通りの金額が借りられるとは限りません。金融機関の審査によっては、希望額より少ない金額しか借りられないケースや融資そのものが通らない可能性もあります。

しかし、あらかじめポイントを押さえて準備しておけば、より良い条件で融資を受けられる可能性が高まります。

ある程度自己資金を用意しておく

理想的な融資を受けるには、自己資金をある程度用意しておくことが重要です。まったく自己資金がない状態では「この人は返済できるのだろうか?」と金融機関に不安を与えてしまい、希望額に届かないことがあります。

目安としては、必要資金の1〜3割程度を自分で用意しておくと安心です。5割以上の自己資金があれば、さらに審査で有利に働くでしょう。

金融機関は、自己資金の金額を見ることで「この人は計画的に準備を進めてきた」「お金の管理がしっかりしている」と判断します。日々の積み立てやコツコツと準備してきた姿勢が、信用につながります。

入念に事業計画書を作る

融資を申し込む際に気になるのはいくら借りられるかですが、金融機関がもっとも重視するのは本当に返せるかどうかです。判断材料となるのが、事業計画書です。

事業計画書は、どのような事業を行っていて、どう利益を生み出していくのかを分かりやすく伝える資料です。金融機関は事業計画書を通して、事業への熱意や経験、今後の見通しを確認します。

信頼感を持ってもらうためには、単なる理想や希望だけでなく、過去の実績や具体的な根拠にもとづいた、現実的で説得力のある計画を示すことが大切です。また、返済についても余裕を持たせたスケジュールを提示することで、より安心してもらえるでしょう。

残債をできるだけ減らしたうえで申し込む

新たに融資を申し込む際は、すでにある借入状況が審査に大きく影響します。そのため、可能な範囲で残っている借金を減らしておくことが大切です。

金融機関は今の借入状況で、さらに貸しても大丈夫かを慎重に見極めるためです。現状の借入額が多すぎると、返済できるのか不安があると判断され、希望額より少ない融資になる、または金利が高くなる可能性もあります。

とくに、個人事業主の場合は、事業用の借入だけでなく、個人のローンやクレジットカードの利用状況、さらには税金・保険料の支払い状況までチェックされるため注意が必要です。

あらかじめ借入残高を整理しておくことで、お金の管理ができていると金融機関からも信頼されやすくなります。もし余裕があれば、一部を繰り上げ返済する、借入先をまとめるといった工夫も検討してみましょう。

事業が好調なときに申し込む

資金が足りなくなってから急いで融資を申し込むよりも、事業が順調に進んでいるタイミングで申し込んだほうが、よりよい条件で借りられる可能性が高くなります。資金に余裕があれば、金融機関も安心して検討しやすいためです。黒字決算や安定したキャッシュフロー、継続的な取引があるとプラスの評価につながります。

たとえ一時的に業績が落ちていても、最近の売上や受注の回復傾向を数字で示せれば、返済の見込みがあると判断され、審査が通りやすくなるケースもあります。将来のために備えておくという段階で融資枠を確保しておけば、いざというときに慌てず、落ち着いて対応できます。

即日で事業資金を調達する際の注意点

急な仕入れや支払いには、即日資金調達が便利ですが、手数料の高さや悪質業者に引っかかる可能性があるなどのリスクもあります。ここでは、即日で事業資金を調達する際に注意すべきポイントを解説します。

悪徳業者かどうかを見極める必要がある

「審査なし」「誰でもOK」「低金利」など、魅力的な言葉で誘ってくる業者にはとくに注意が必要です。なかには、融資保証金詐欺や見せかけだけのファクタリングで実質的に違法な貸し付けを行うケースもあります。

貸金業者は、貸金業法に基づいて、財務局長または都道府県知事の登録を受ける義務があり、登録番号を公式サイトなどで公開しています。

たとえば、不動産担保ローンを提供するワコーファイナンスのサイトでは、愛知県と静岡県の登録番号をホームページ内に記載しています。慌てて契約を決める前に、業者が正規登録されているか必ず確認しましょう。

見極め方1:金融庁の情報を参考にする

金融庁が提供している「登録貸金業者情報検索サービス」では、業者の名前や所在地などを入力することで、正式に登録されているかどうかを調べられます。表示されない場合は、登録されていない可能性が高く、契約は避けたほうがよいでしょう。

出典:金融庁ウェブサイト「登録貸金業者情報検索サービス」

https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/

見極め方2:日本貸金業協会の情報を参考にする

日本貸金業協会の「ヤミ金・悪質業者被害の実例検索」では、これまでに報告された被害事例を確認できます。

業者名や電話番号を入力して調べられ、自分が関わろうとしている業者に過去のトラブルがないかをチェックできます。事前に確認しておくと安心です。

出典:日本貸金業協会ウェブサイト「ヤミ金(悪質業者)の実例検索」

https://www.j-fsa.or.jp/personal/bad_contractor/search/

即日で調達できるとは限らない

「即日融資可能」とうたわれていても、実際には書類の不備や審査の進行状況によって時間がかかることも多く、必ずしも当日中に資金を受け取れるとは限りません。

たとえば、本人確認書類の提出が遅れる、または追加の収支説明を求められるといったことがある場合、手続きが長引いて即日融資は難しくなります。

とくに、銀行の融資は即日対応が基本的に不可能であり、即日対応が可能なのは主にノンバンク系や一部のビジネスローン業者に限られます。時間的な余裕がないときこそ、こうした点を理解したうえで、早めに準備を進めておくことが大切です。

金利や手数料が高い傾向にある

即日で資金を調達できるビジネスローンやノンバンク系の融資は、スピード感を重視できますが、金利や手数料が高く設定されていることが多いため、コスト面には注意が必要です。たとえば、金利は年2〜18%と幅があり、融資額の2%前後の事務手数料がかかるケースもあります。

たとえば、100万円を借りた場合でも、手数料で2万円が差し引かれ、手元に届くのは98万円です。さらに年利12%であれば、1年間で約12万円の利息が発生するため、実質的な負担は思った以上に大きくなります。

短期間の利用であれば資金繰りの助けになりますが、長く使い続けると返済負担が重くなり、かえって資金繰りが悪化するリスクもあります。利用前に無理のない返済計画を立てておくことが大切です。

土日や夜間は即日対応が難しい可能性がある

即日融資が可能なサービスでも、申し込む時間帯や曜日によっては、当日中に資金を受け取れないケースがあります。多くのビジネスローンでは、即日融資を希望する場合、午前中までの申し込みが条件となっており、午後の申し込みは翌営業日以降の対応になることが一般的です。

また、ウェブ上で手続きが完結するタイプの融資であっても、土日祝日や年末年始などは、審査や振り込み対応を行っていない業者も少なくありません。急ぎで資金が必要なときこそ、事前に営業時間や対応日をよく確認しておくことが重要です。

調達できる金額は低めである

即日で資金を調達できる方法はスピード重視の反面、調達できる金額が比較的少なめなことが一般的です。

たとえばビジネスローンでは、上限が300万円前後に設定されているケースが多く、1,000万円を超えるような大型の融資はあまり見られません。ただし、一部のビジネスローンでは1,000万円を超える限度額設定もあります。

また、ファクタリングや手形割引の場合も、売掛金や手形の金額から手数料が引かれるため、実際に手元に入る金額はさらに少なくなります。ある程度まとまった資金が必要なときは、ほかの資金調達方法もあわせて検討するのがおすすめです。

借入の場合は信用情報に影響を与える場合がある

借入は、信用情報に影響することがあるため注意が必要です。短期間に複数の融資を申し込むと、資金繰りが厳しいのではないかと判断され、次回以降の審査で不利になることがあります。

さらに、返済が滞ると異動情報(いわゆるブラックリスト)として登録され、5〜7年ほど新たな借入が難しくなる可能性があります。信用を守るためにも、無理のない金額と返済計画のもとで、慎重に利用することが大切です。

慌てずに資金を調達するためのコツ

資金が足りないことに気づいたとき、慌てて高金利の融資に頼る、または信頼できない業者を利用してしまうケースは少なくありません。

こうした事態を避けるためには、日ごろからお金の流れや在庫を把握しておくことが大切です。ここでは、急な出費があっても落ち着いて対応できるようにするための6つのポイントを紹介します。

資金繰りが悪化する前に資金調達を進める

資金調達は、必要に迫られてからではなく、余裕があるうちに始めるのが理想です。金融機関も、経営が安定している時期に相談を受けたほうが前向きに検討しやすく、好条件での融資につながる可能性が高くなります。

たとえば、黒字決算で資金にも余裕があるときに、あらかじめ運転資金の融資枠を確保しておけば、急な支出が発生しても慌てず対応できます。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けて
お試し診断を承っております。

キャッシュフローを管理する

安定した経営のためには、日々のお金の動きを把握することが欠かせません。売上があっても、手元に現金がなければ支払いができず、取引先との信頼を損なうおそれもあります。

そこで、重要なのがキャッシュフローの管理です。キャッシュフローとは、いつどれくらいのお金が入り、いつどれくらい出ていくのかを示すものです。

会計ソフトなどを使って資金繰り表を作成すれば、毎月の入出金が一目で分かるようになります。今月の資金が少し足りないかもという兆しに早めに気づけるため、落ち着いて対応できるようになります。

投資はキャッシュフロー内で行う

お店の改装や新しい設備の導入など、将来の成長を見据えた投資はとても大切です。ただし、売上が伸びるはずという見込みだけで大きな出費をすると、予想が外れたときに資金が足りなくなるリスクがあります。

投資を検討する際は、今のキャッシュフローのなかで無理なく対応できるかを確認しましょう。今ある現金以上の投資をしてしまうと、借入に頼ることになり、返済の負担から資金繰りが苦しくなる可能性も出てきます。

理想は、日々の営業活動で得られる利益の範囲内で投資を行うことです。無理なく、安心して経営を続けられるようになります。

不要な在庫を処分する

商品や資材などの在庫は資産の一部といえますが、売れていない間は現金にならず、いわば眠っているお金のようなものです。保管スペースをとるうえに、倉庫代などのコストもかかり、資金繰りを圧迫してしまうでしょう。

売れ残っている在庫は、値下げやセット販売などを活用して、できるだけ早めに現金化することをおすすめします。

在庫の回転率(どれくらいのスピードで売れているか)を定期的にチェックし、仕入れすぎを防ぐことも重要です。在庫がすっきり整理されると、お金の流れもスムーズになり、経営にゆとりが生まれます。

経費を削減する

資金繰りを安定させるには、売上を伸ばすだけでなく、毎月の支出を見直すことも大切です。たとえば、使っていないサブスクリプションサービスをひとつ解約するだけでも、年間で1万円以上の節約になる場合があります。

しかし、経費はやみくもに削ればよいというものではありません。お客さまの満足や売上につながる部分にはお金をかけつつ、無駄な出費を見つけて削減することがポイントです。日々の経費に少し意識を向けるだけで、着実に資金の余裕を生み出せます。

仕入先や販売先と交渉する

日々の資金繰りを少しでも安定させるには、お金の入りと出のタイミングを見直すことがポイントです。たとえば、仕入れ代金はすぐに支払っているのに、売上の入金が翌月末といった状態では、一時的に資金が足りなくなることも少なくありません。

仕入先に支払い期限の延長を相談してみる、または販売先に入金を早めてもらえるようお願いしてみましょう。もちろん、無理に要求するのではなく、相手との関係性を大切にしながら丁寧に話し合いを進めることが大切です。お互いに協力し合える関係が築ければ、自社に合った資金の流れをつくりやすくなります。

まとめ

急な支払いが必要になったとき活用できる資金調達方法には、主に資産売却系と融資系があります。資産売却系のファクタリングや手形割引は、売掛金や手形をすぐに現金化できるという利点があり、数日以内に資金を得られるケースもあります。

ただし、手数料が高めに設定されていることが多く、調達できる金額も手元にある資産の範囲に限られるといったデメリットもあります。

一方で、融資は返済の義務はあるものの、比較的まとまった資金を短期間で確保できるのが強みです。たとえば、ビジネスローンやノンバンク系融資では、即日融資が可能なケースもありますが、金利や手数料が高めで、借入額も300万円程度までと制限があるのが一般的です。

より大きな資金を必要とする場合には、不動産担保ローンという選択肢があります。担保を提供することで、低めの金利で高額融資が受けやすくなる点がメリットです。

愛知県や静岡県で融資をお考えの方は、ワコーファイナンスの不動産担保ローンをご検討ください。地域密着型の丁寧な対応と、スピード審査により、最短2日で融資が可能です。お試し診断も承っておりますので、お気軽にご活用ください。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、
情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。
当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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ファクタリングの乗り換えは問題なし!メリット・デメリットや注意点も解説

お役立ち情報 2025/08/28

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「手数料が高い」「入金までに時間がかかる」と感じながら、今のファクタリング会社を使い続けている方もいるのではないでしょうか。

実は、ファクタリングの乗り換えは原則として可能です。手数料の削減や、より高額な債権の買取に対応してくれる会社もあり、条件を見直すだけで経営が軽くなるケースも少なくありません。
この記事では、ファクタリング乗り換えの可否やメリット・デメリット、具体的な手順、注意点をわかりやすく解説します。

ファクタリング利用中の他社乗り換えは原則OK

ファクタリング契約は「債権譲渡」にもとづく契約であり、民法上も債権の譲渡は自由にできます。ただし、いくつかのケースでは乗り換えが認められないケースもあるため、事前の確認が必要です。

それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。

乗り換えOKのケース

他社への乗り換えは、すでに売却していない別の売掛金がある場合に可能です。ファクタリングは売掛金ごとに契約を結ぶ仕組みです。

そのため、まだ売却していない売掛金を他社に提示すれば、重複や違法行為にはなりません。つまり「新たな売掛金があるかどうか」が、乗り換えの可否を判断する基準になります。

乗り換えNGのケース

すでに売却済みの債権を他社に再度持ち込む行為は「二重譲渡」となり違法です。このような場合は、乗り換えできません。

また、請求書を発行していないような、契約上まだ売掛債権として確定していない「将来債権」は、対応しないファクタリング会社が多く、実質的に乗り換えできないケースもあります。

他社の条件が魅力的に見えても、売却可能な債権がなければ契約できません。事前に売掛金の状態や契約内容をしっかり確認しましょう。

ほかの方法からファクタリングへの乗り換えは場合による

ファクタリングへの乗り換えが可能かどうかは、現在利用している資金調達手段によって対応が異なります。とくに、借入型の手段を利用している場合は事前に確認すべき点も多く、慎重な判断が必要です。

ビジネスローンからファクタリングへの乗り換えはOK

ビジネスローンを利用していても、ファクタリングへの乗り換えは基本的に可能です。乗り換えを検討する際は、借入時期や残高など現在の借入状況にも配慮したうえで申し込むのが望ましいでしょう。

銀行融資からファクタリングへの乗り換えは要確認

銀行融資を受けている場合は、契約内容にほかの資金調達を制限する条項がないか必ず確認しましょう。

なぜなら、銀行によっては契約でファクタリングを含む別の資金調達を禁止しているケースがあるためです。また、すでに売掛金を担保にして融資を受けていると、ファクタリングに利用できません。

ファクタリング会社乗り換えの流れ

ファクタリング会社の乗り換えは、基本的に初回利用時と同じ手順で進みます。とくに特別な手続きは必要なく、以下のような流れでスムーズに進められます。

1.乗り換え先のファクタリング会社を選ぶ
2.メールや電話で相談し、申し込む
3.必要書類を提出して審査を受ける
4.契約締結後、資金が入金される

乗り換えは比較的簡単な手続きで進められることが多いですが、事前に必要書類や契約内容を確認することが重要です。

なお、すでに売却した売掛債権を重複して使わない限り、複数のファクタリング会社を同時に利用することも可能です。まずは気軽に相談し、自社にとって最適な乗り換えの可能性を探ってみましょう。

ファクタリング会社乗り換えのメリット

ここでは、ファクタリング会社の乗り換えによる3つのメリットを紹介します。

手数料や諸経費を抑えられる

手数料の安いファクタリング会社へ乗り換えることで、資金調達にかかるコストを大幅に削減できる可能性があります。

たとえば、現在8%の手数料がかかっている場合でも、乗り換え先によっては4%に抑えられるケースも少なくありません。一見わずかな差に見えても、500万円の売掛債権を資金化する際には20万円のコスト差になります。

このようなコスト削減は、資金繰りの改善にも直結します。条件のよい会社への乗り換えは、有効な選択肢といえるでしょう。

資金調達のスピードを早められる

ファクタリング会社によって、資金調達までにかかる時間を短縮できる可能性があります。審査後すぐに資金化できる点はファクタリングの魅力ですが、実際の対応スピードは会社ごとに異なります。

事業の運転資金をすぐにでも確保したい場面では、1日の違いが経営を左右するケースもあります。より迅速な対応が期待できる会社への乗り換えは、スピードを重視したい方にとって有効な選択肢です。

買取限度額を増額できる

現在利用中のファクタリング会社では対応できない高額な債権も、乗り換えによって買取可能になるケースがあります。

たとえば、一部のファクタリング会社は事業規模やリスク管理の観点から、買取額に上限を設けている場合があります。実績豊富な大手ファクタリング会社であれば、1件あたり数千万円規模の債権に対応しているケースもあり、複数の売掛先の債権を一括で買い取ってもらえる可能性もあります。

ファクタリング会社乗り換えのデメリット

ここでは、ファクタリング会社を乗り換える際に考慮すべき主なデメリットを3つ紹介します。

一から信頼関係を築き直さなければならない

ファクタリング会社を変更すると、それまでの取引履歴や信頼関係は引き継がれません。とくに2者間ファクタリングでは、売掛先だけでなく、利用者自身の信用も重視されます。新たな会社との取引では、書類の正確な提出や丁寧な連絡対応が求められます。

書類を作り直さなければならない

これまで利用していた会社であれば、過去の取引履歴や提出済みの資料があるため、追加の手続きは最小限で済みます。しかし、新しい会社では初めての審査となるため、決算書や請求書などすべてを用意し直さなければなりません。

審査に時間がかかりやすい

新しいファクタリング会社では、取引実績がない状態から審査をするため、手続きに時間がかかる場合があります。

とくに、早急な資金調達が必要な状況では、審査の遅れが資金繰りに悪影響を及ぼすリスクもあります。そのため、事前に審査スピードを確認し、スケジュールに余裕を持って相談しましょう。

こちらの記事では、不動産担保で受ける融資について解説しています。メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

ファクタリング会社乗り換えの検討をおすすめするケース

ここでは「乗り換えた方がいいのか迷っている」という方に向けて、乗り換えを検討すべき代表的なケースを紹介します。

手数料や諸経費が高い

ファクタリングの手数料は会社ごとに差があり、数%の違いでも手元に残る金額が大きく変わります。現在の手数料が高いと感じる場合は、より条件のよい会社へ乗り換えると、資金調達のコストを抑えられる可能性があります。

買取可能金額が低い

ファクタリング会社には、対応可能な買取額に上限があります。小規模なファクタリング会社では、買取可能額が数百万円にとどまるケースも珍しくありません。一方で、大手であれば、1億円以上の債権にも対応可能な場合があります。

必要な資金を確保できない状態が続くと、資金繰りの悪化や事業機会の損失につながるおそれがあります。そのため、買取上限の高い会社への乗り換えは、有効な対策といえるでしょう。

入金が遅い

ファクタリングの大きなメリットは、迅速に現金化できる点です。しかし、入金までの日数はファクタリング会社によって異なります。

資金化までのスピードに不満があるなら、スピード重視の会社へ乗り換えると改善が期待できます。

担当者の対応が悪い

スムーズな資金調達には、担当者との信頼関係が欠かせません。対応が遅い、相談に真摯に応じない、連絡が途絶えやすいといった場合は、業務に支障が出るだけでなく、精神的な不安も増します。

実績豊富な会社であれば資金調達だけでなく、今後のキャッシュフローについても相談に応じてくれるため、安心して取引を進められます。

債権譲渡登記が必須

債権譲渡登記とは、売掛金などの債権を第三者に譲渡する際、その情報を公的に記録する手続きです。登記を行うことで、債権の譲渡が法的に有効となり、第三者に対してその権利が明確に主張できます。

一部のファクタリング会社では、債権譲渡登記を義務付けており、この場合は追加で数万円から十数万円の費用が発生します。また、登記によってファクタリングの利用が売掛先に知られるリスクもあります。

取引先への影響やコスト負担を避けたい場合は、登記不要で契約できる会社へ乗り換えを検討するとよいでしょう。

乗り換え先の比較検討で見るべきポイント

ファクタリング会社を乗り換える際は、以下のポイントを押さえて比較しましょう。

・サービス内容
・手数料
・諸経費
・売却できる債権の種類
・債権買取額の上限と下限
・現金化までの日数
・ファクタリング会社の実績 など

事業規模や資金調達の目的に応じて、最適なファクタリング会社は異なります。たとえば、急ぎで資金が必要な場合は、審査のスピードや少額取引への対応可否を重視しましょう。

一方、大口の債権取引や継続利用を視野に入れるなら、買取上限額の高さや契約の柔軟性が選定のポイントになります。費用を抑えたいなら、基本手数料の安さに加えて、長期利用割引や早期入金割引の有無を確認するとよいでしょう。

複数の視点から総合的に比較することで、自社にとって最適な乗り換え先を見つけやすくなります。

ファクタリング会社乗り換えの注意点3つ

ここでは、トラブルを避けるために押さえておいてほしい3つのポイントを紹介します。

二重譲渡は厳禁

最も注意すべきなのが、同一の売掛債権を複数の会社に売却する「二重譲渡」です。同じ債権で見積もりを取るのは問題ありませんが、すでに売却済みの債権を再度使って資金調達を行うと、横領罪や詐欺罪に問われる可能性があります。

二重譲渡が発覚すると、社会的信用に大きな影響を及ぼし、事業に支障をきたす可能性があります。契約は必ず1社に限定しましょう。

複数社・複数回の乗り換えは審査で不利になる可能性

ファクタリング会社を乗り換える際は、毎回審査が必要です。複数の会社に同時申し込みをしたり、短期間に何度も乗り換えたりすると、信用力に疑問を持たれ、審査で不利になる場合があります。

信用を守るためにも、乗り換えは必要最小限にとどめ、計画的に進めることが大切です。

悪徳業者にも注意

乗り換え先のファクタリング会社が信頼できるかどうかは、資金繰りに直結する重要な要素です。なかには、法外な手数料の請求や違法に近い取引を持ちかけてくる悪質業者も存在します。

事前に公式サイトや口コミ、第三者の評価なども確認し、安心して取引できるファクタリング会社かどうかを慎重に見極めましょう。

ワコーファイナンスでは、ご融資の可否を確認できるお試し診断をご利用いただけます。

まとめ

ファクタリング会社の乗り換えは、資金繰りを改善するための有効な手段です。手数料や契約内容、対応の速さなどは会社によって異なるため、より条件のよい会社へ乗り換えることで、経営の負担を軽減できる可能性があります。

ただし、乗り換えを成功させるには、単にコストだけを見るのではなく、企業の信頼性や対応の丁寧さ、資金化までのスピードも含めた総合的な視点が必要です。

地域密着型の金融会社であるワコーファイナンスは、静岡県・愛知県を中心に不動産担保ローンを提供しています。資金使途自由・スピード審査により最短2日での融資が可能です。

すぐに結果が分かるお試し診断も承っております。不動産担保ローンに関するご相談はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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売掛金担保融資とは?仕組み・メリット・ファクタリングとの違いを解説

お役立ち情報 2025/08/20

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不動産を所有していない事業者でも、手元資産を活かせる資金調達の方法があります。売掛金担保融資(ABL)は、売掛金や在庫などの動産を担保にして資金を調達できる方法です。不動産がなくても、手元の資産を活用して金融機関から融資を受けられることから注目されています。

本記事では、売掛金担保融資の仕組みやメリット・デメリット、ファクタリングとの違いについて詳しく解説します。資金調達の選択肢を広げたい方は、ぜひ参考にしてください。

売掛金担保融資(売掛債権担保融資・ABL)とは?

売掛金担保融資(ABL)とは、「Asset Based Lending」の略称で、売掛金や在庫などの流動性の高い資産を担保にして融資を受ける資金調達方法です。

従来の融資では、不動産などの固定資産を担保とするケースが一般的でした。しかし、ABLでは動産を対象となるため、不動産を所有していない中小企業や個人事業主でも利用しやすいのが特長です。

返済が滞った場合には、担保として差し入れた売掛金や棚卸し資産から、金融機関が回収を図る仕組みが設けられています。

このようにABLは、売掛金や在庫、原材料などの資産を担保として活用できる実用的な制度です。金融機関との信頼関係を築きながら、資金繰りの不安を軽減したい事業者に適した手段といえます。

売掛金担保融資のメリット

ここでは、ほかの融資方法には見られない、売掛金担保融資ならではのメリットを3つ紹介します。

不動産を持っていなくても資金調達ができる

売掛金担保融資では、売掛金や在庫などの流動資産を担保に資金を調達できます。そのため、不動産を保有していない個人事業主や中小企業でも利用しやすく、売掛先の信用力が高ければ資産規模にかかわらず融資を受けられる可能性があります。

担保設定後も売掛金を利用できる

担保に設定した売掛金でも、売掛先からの入金は通常どおり受け取れます。あくまで担保設定のみのため、通常どおり債権の管理や回収が可能です。業務に支障をきたすことはありません。

内部管理体制を整備・強化する機会になる

売掛金担保融資では、売掛金の管理状況や入金履歴などが審査で重視されます。そのため、帳簿の整備や債権管理の精度を自然に高めることになり、結果として社内の財務管理体制を強化する機会になります。

売掛金担保融資のデメリット

売掛金担保融資には多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。

資料の作成に手間がかかる

売掛金担保融資を利用するには、決算書や登記事項証明書、納税証明書に加え、売掛先との基本契約書、売掛金の一覧や契約書など、多くの書類が必要です。一般的な融資より準備する書類が多いため、一定の手間と時間を要します。

自社の信用情報や担保の価値次第では審査に通らない

売掛金担保融資では、とくに利用者側の信用力が重要視されます。そのため、売掛先の信用力が高くても、自社の信用情報が不十分だったり、担保に問題があったりする場合には、融資審査に通らない可能性もあります。

金融機関への定期的な報告義務がある

融資実行後は、担保とした売掛金の状況について3か月に1回以上、金融機関に報告しなければなりません。

しかし、こうしたやり取りは金融機関との信頼関係を深める機会にもなります。

売掛金担保融資とファクタリングの違い&使い分け

売掛金担保融資とファクタリングは似ているようで、仕組みや利用条件が大きく異なります。

仕組み

売掛金担保融資とファクタリングの違いは以下のとおりです。

項目 売掛金担保融資 ファクタリング
取引形態 売掛金を担保にして資金を借りる「融資」 売掛金を売却して現金化する「債権売却」
資金提供元 銀行やノンバンクなどの金融機関 ファクタリング会社
返済義務 あり(借入金として返済) なし(債権売却のため)
売掛金の所有権 金融機関に移るが占有は残る ファクタリング会社に移る
帳簿処理 売掛金は残る 売掛金は消える(債権譲渡)

このように、売掛金担保融資は「借りて返す」仕組みであり、ファクタリングは「売って終える」資金調達方法です。目的や状況に応じて使い分ける必要があります。

審査で重視される要素

売掛金担保融資では、自社の信用情報に加えて、売掛先の信用力も審査対象になります。一方、ファクタリングは売掛先の信用力が主に評価されるため、自社の財務状況に不安があっても利用しやすい傾向があります。

資金調達のスピード

売掛金担保融資は、資料準備や契約手続きに時間がかかるため、資金が手元に届くまで通常は数週間を要します。

一方、ファクタリングは審査が比較的簡単で、即日~数日で資金化できるケースが多くあります。

利息・手数料

売掛金担保融資では金利が発生しますが、一般的には低水準です。ファクタリングは手数料制で、売掛金額の数%~10%前後が差し引かれます。そのため、コスト面では売掛金担保融資の方が抑えられるケースがあります。

売掛先から入金がなかった場合の対応

売掛金担保融資では、売掛先からの入金がなくても返済義務は残ります。ファクタリングでは「ノンリコース契約」を選べば、売掛先が支払不能となった場合でも、利用者が返済責任を負わずに済む仕組みがあります。

売掛金担保融資で融資を受ける際の流れ

売掛金担保融資は、以下の手順で進めます。
1.融資元へ融資の相談・申込
金融機関に相談し、融資を申し込みます。過去に入金実績がある売掛先ならば、手続きがスムーズに進みやすくなります。
2.融資元へ売掛金や会社情報の提出
売掛金に関する情報や必要書類を提出します。信用力や売掛先の与信評価がポイントとなるため、書類は正確かつ網羅的に用意する必要があります。
3.融資元が審査と評価
金融機関は提出された書類をもとに、売掛金の回収見込みや企業の財務状況を審査します。売掛先の経営状態や支払いの実績も評価対象となります。
4.融資契約・担保設定
審査に通過した後は、融資契約を締結し、売掛金を担保として設定します。
5.融資の実行
契約と担保設定が完了すると、指定口座に融資金が振り込まれます。資金は主に運転資金や仕入れ資金として自由に活用できます。
6.定期報告
融資後は、担保に設定した売掛金の回収状況などを定期的に金融機関へ報告する必要があります。報告はおおむね3か月に1回の頻度で求められます。

なお、審査には通常数日〜1週間程度かかるため、事前に必要書類を整えておきましょう。

こちらの記事では、不動産担保で受け取る融資について解説しています。メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

受注債権担保融資

売掛金担保融資よりも早いタイミングで資金が必要な場合は、受注書等を元に電子記録債権を発生させ、それを担保とする受注債権担保融資の活用が有効です。

売掛金担保融資が「売上計上後」の債権を担保とするのに対し、「売上計上前」の受注情報をもとに資金を確保できます。

そのため、より早い段階で資金を調達でき、キャッシュフローの改善をスピーディーに進められるのが特長です。仕入れや人件費など、受注案件に必要な支出をまかなえるため、業務の停滞を防げます。資金繰りを早めたい企業や個人事業主にとって、頼りになる手段のひとつです。

ただし、受発注情報の電子債権記録サービスに対応している金融機関は、現状多くはありません。ABLに比べて申込先が非常に少ない点に注意が必要です。

ワコーファイナンスでは、融資が可能かお試し診断で確認いただけます。ぜひご利用ください。

まとめ

売掛金担保融資(ABL)は、不動産を持たない個人事業主や中小企業でも、売掛金や在庫といった手元資産を活用して資金調達ができる有効な手段です。とくに、不動産を所有していない事業者にとっては、資金調達の貴重な選択肢となります。

ただし、売掛先との契約内容や債権管理の状況によっては、必要書類の準備や審査に時間がかかることがあり、緊急性の高い資金需要には不向きな場合もあります。

そうした場面では、不動産を担保に最短2日で融資可能なワコーファイナンスの不動産担保ローンが選択のひとつになります。

ワコーファイナンスは地域密着型の金融会社で、事業資金・創業資金・つなぎ融資など幅広い用途に対応しています。資金調達でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

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