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老後一人暮らしの生活費は持ち家でも安心できない?必要額と対策を解説

お役立ち情報 2026/08/19

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老後を一人で迎える方が増えています。「持ち家があるから大丈夫」と考えている方もいるかもしれませんが、持ち家があっても、年金収入だけでは生活費をまかないきれないおそれがあります。

本記事では、持ち家で老後に一人暮らしをする場合の生活費について、公的データをもとに詳しく解説します。平均的な収支や内訳を知ることで、老後の生活費をより具体的にイメージしやすくなります。

また、生活費が足りないときに持ち家を活かす方法や、今からできる資金準備の対策についてもご紹介します。早めに検討することが、将来の選択肢を広げることにつながります。

老後に持ち家で一人暮らしをしている人の実態

日本では、老後を一人で過ごす、いわゆる「おひとりさま」が増えています。

この章では、日本の高齢化がどの程度進んでいるのか、そして実際にどれくらいの高齢者が持ち家で一人暮らしをしているのかを、公的データをもとに見ていきます。

ご自身の将来を考えるうえでも、まずは社会全体の動きから確認していきましょう。

一人暮らし高齢者の割合

高齢化が進むなかで、一人暮らしを選ぶ、あるいは結果として一人暮らしになる高齢者も増えています。

内閣府の「令和6年版高齢社会白書」によれば、65歳以上の一人暮らしの高齢者は、1980年の約88万人から2020年には約672万人に達し、その数は約7.6倍に増加しています。

この増加は、男女別で見ても顕著で、女性の一人暮らしの割合は男性を上回っています。以下は、1980年と2020年の一人暮らし高齢者の詳細なデータです。

65歳以上の一人暮らし高齢者数 男性(人数) 女性(人数) 一人暮らしの割合(男性) 一人暮らしの割合(女性)
1980年 約88万人 約19万人 約69万人 4.3% 11.2%
2020年 約672万人 約231万人 約441万人 15.0% 22.1%

こうした背景には、未婚の増加に加え、配偶者と死別した後に一人で暮らす方の増加や、子どもがいても同居しない核家族化の進行などが考えられます。

今後もこの傾向は続くと予想され、高齢者の一人暮らし世帯がさらに増えると考えられています。老後を一人で暮らすことは、もはや珍しいことではありません。今では、多くの人にとって現実的な暮らし方のひとつになっています。

出典:内閣府「第1章 高齢化の状況(第1節 3)」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2024/html/zenbun/s1_1_3.html

持ち家のある高齢者の割合

「高齢で一人暮らし」と聞くと、賃貸住宅で暮らしている姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし実際には、持ち家で暮らしている高齢者は少なくありません。

総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、65歳以上の高齢者がいる世帯全体の持ち家率は81.6%です。多くの高齢者が、長年住み慣れた自宅を所有しながら暮らしていることがわかります。

では、一人暮らしの高齢者に限るとどうでしょうか。同じ調査によると、高齢単身世帯の持ち家率は67.5%でした。全体と比べるとやや低いものの、3人に2人は持ち家で生活している計算になります。

持ち家があれば家賃の負担はありません。しかしその一方で、固定資産税や修繕費など、持ち家ならではの支出がかかることも忘れてはいけません。老後の一人暮らしでは、こうした費用も織り込んだうえで、生活費の全体像を把握しておくことが大切です。

出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」(https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/kihon_gaiyou.pdf

老後一人暮らしの生活費と内訳

この章では、公的統計をもとに、65歳以上で一人暮らしをしている方の「収入」と「支出」の平均額を見ていきます。

ご自身の状況と照らし合わせながら、老後の家計の姿を具体的に思い描いてみましょう。

こちらの記事では、年金受給者でも借りられる金融会社について解説しています。
審査に通りやすくするためのポイントやカードローン以外の資金調達方法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

毎月の生活費はいくらかかるのか

総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2024年」では、65歳以上の単身無職世帯における平均的な支出総額は、月額約16.2万円でした。

この支出総額は、毎日の生活にかかる食費や光熱費などの「消費支出」約14.9万円と、税金や社会保険料などの「非消費支出」約1.3万円を合わせた金額です。消費支出の内訳は以下のとおりです。

項目 金額(月額) 備考
食料 約4.2万円 一人分の食材は割高になりやすいが、健康維持には必要不可欠
家具・家事用品 約6,600円 生活に必要な日用品や消耗品の購入・維持費
被服及び履物 約3,400円 衣類や靴などの購入・手入れにかかる費用
その他の消費支出 約3.1万円 交際費を含む、親族や友人とのつながりを保つための支出など
光熱・水道費 約1.4万円 一般的な生活に必要な光熱費
交通・通信費 約1.5万円 スマートフォンやインターネット代も含まれる
教養娯楽費 約1.5万円 日々の楽しみや生きがいに関する支出
医療費 約8,600円 自己負担割合の見直しで今後増える可能性あり
住居費 約1.3万円 持ち家を含む平均額、賃貸の場合は家賃が上乗せされる

さらに、物価高の影響も見逃せません。2023年には月額約14.5万円、2024年には約14.9万円と増加しています。今後も同じ傾向が続く可能性があるため、老後の家計は少し余裕を持って考えておくことが大切です。

出典:総務省「家計調査報告(家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2024.pdf

持ち家がある場合の税金

持ち家の場合、家賃の負担はありませんが、その代わりに持ち家ならではの費用がかかります。

代表的なものが「固定資産税」と「都市計画税」です。これらは、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している人に課される地方税で、原則として年4回に分けて納付します。

税金種類 内容 計算方法 税率 例:評価額1,000万円の場合
固定資産税 土地や建物の所有者に課される税金 固定資産税評価額 × 税率1.4% 1.4% 約14万円/年
都市計画税 市街化区域内の土地や建物の所有者に課される税金 市街化区域内の評価額 × 税率0.3% 最大0.3% 約3万円/年
合計       約17万円/年(約1.4万円/月)

 
さらに、見落としがちなのが、不定期にかかる修繕費です。外壁塗装や屋根の葺き替え、給湯器の交換、水回りのリフォームなどは、建物の築年数が経つにつれて必要になることが多い支出です。

これらの修繕費は、数年〜十数年おきに発生することがあり、1回の支出が数十万〜数百万円に達する場合もあります。

また、マンションでは、共用部分の維持管理に使われる管理費と、将来の大規模修繕に備える修繕積立金が毎月発生します。これらは継続してかかる固定費になるため、老後の生活費を考えるうえで無視できません。

このように、持ち家には家賃がない一方で、特有のコストがあります。見落とさず、あらかじめ生活費に組み込んでおくことが大切です。

年金だけで足りるかを確認する

老後の主な収入源は、公的年金です。

総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2024年」によると、65歳以上の単身無職世帯の平均的な実収入は月額約13.4万円です。そのうち約12.2万円、つまりおよそ90.7%が年金収入にあたります。

一方、平均的な支出総額は月額約16.2万円です。そのため、毎月約2.8万円の不足が生じている計算になります。この不足分は貯蓄を取り崩して補うことになりますが、30年間続くと約1,000万円の取り崩しが必要になります。

ただし、これはあくまで平均額です。実際に受け取る年金額は、現役時代に加入していた年金制度や加入期間によって異なります。

日本年金機構の「令和7年4月分からの年金額等について」によると、令和7年度の老齢基礎年金の満額は月額69,308円です。国民年金のみを受給する場合、この金額だけで生活費をまかなうのは簡単ではありません。

一方、厚生年金の受給者は、国民年金を含めた平均年金月額が約14.7万円です。こちらは老齢基礎年金のみの場合よりは手厚いものの、支出とのバランスを考えると、やはり家計の見直しや備えは欠かせません。

ご自身が将来どれくらいの年金を受け取れるのか気になる方は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で一度確認してみるとよいでしょう。

生活費が足りないときに持ち家を活かす方法

老後の一人暮らしで生活費が不足したときは、持ち家を活用して資金を確保する方法があります。この章では、その代表的な方法をご紹介します。

それぞれに特徴があるため、違いを理解したうえで、ご自身の状況や考え方に合う方法を検討していきましょう。

公的支援や家計相談を確認する

生活費が不足している場合は、まず公的な支援制度の活用を検討しましょう。市区町村の福祉窓口や社会福祉協議会では、生活に困っている方に向けた相談を受け付けています。

社会福祉協議会の「不動産担保型生活資金貸付」は、一定の居住用不動産を持ち、今後もその家に住み続けることを希望する低所得の高齢者世帯に対して、不動産を担保に生活資金を貸し付ける制度です。

ただし、この制度には所得制限があり、誰でも利用できるわけではありません。また、審査に時間がかかる場合もあります。詳しい条件は、お住まいの地域の社会福祉協議会に確認するとよいでしょう。

あわせて、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に家計相談をするのも有効です。支出の見直しや固定費の削減など、家計の改善に向けた具体的な助言を受けられます。家計簿をつけて支出を見える化すれば、どこを見直せるのかも把握しやすくなります。

それでも生活費が足りない場合は、次の段階として、持ち家を活用した資金確保の方法を検討することになります。

自宅を売却して資金をつくる

自宅を売却してまとまった資金を確保し、よりコンパクトな住まいや生活利便性の高い場所、あるいはサービス付き高齢者向け住宅などへ住み替える方法があります。

この方法のメリットは、一度に大きな資金を確保しやすいことです。あわせて、固定資産税や修繕費といった持ち家ならではの維持費負担を減らせる点も魅力です。

ライフスタイルや身体状況の変化に合わせて、今の自分に合った住環境へ移りやすくなるのも利点といえます。

一方で、賃貸住宅に住み替える場合は、毎月の家賃負担が新たに発生します。物件の立地や間取りによって差はありますが、支出増になることもあるため、慎重に考える必要があります。

また、不動産市況によっては想定より低い価格でしか売れなかったり、買い手が見つかるまでに時間がかかったりする可能性もあります。さらに、長年住み慣れた家や地域を離れることは、気持ちの面でも負担となることが考えられます。

この不安を軽減するには、現在の生活圏を維持できる物件を優先的に探すなど、なるべく納得のいく住み替え先を選ぶことが重要です。

そのため、売却を考える際は、希望条件に合う新居をじっくり探せるよう、複数の不動産会社に査定を依頼し、適正な価格を把握することから始めましょう。

焦って売るのではなく、時間に余裕を持って計画的に進めることが、結果として精神的なゆとりにもつながります。

リースバックで家に住み続ける

「リースバック」は、自宅を事業者に売却した後、その事業者と賃貸借契約を結び、家賃を払いながら同じ家に住み続ける方法です。

メリットは、住み慣れた家を離れずにまとまった資金を確保できることです。固定資産税の支払いも不要になるため、引っ越しをせずに生活環境を維持しながら負担を見直しやすくなります。近所付き合いを変えずに済む点も、大きな利点です。

一方で、売却価格は市場価格の6〜8割程度にとどまることが多く、毎月の家賃も発生します。そのため、資金を得られても、その後の家計に無理が生じないかを事前に確認しておくことが大切です。

また、賃貸借契約の期間や更新条件、将来の家賃改定の有無もよく見ておく必要があります。所有権は事業者に移るため、将来的に自宅を相続人へ残すことはできません。

そのため、利用を検討する際は、事業者の信頼性や経営状況も含めて慎重に確認し、契約内容を十分に理解したうえで判断することが重要です。

リバースモーゲージを利用する

「リバースモーゲージ」は、自宅を担保に融資を受け、生前は利息のみを支払い、亡くなった後に自宅の売却などで元金を返済する仕組みです。

メリットは、住み慣れた家を離れずに老後資金を確保できることです。毎月の返済が利息のみで済むため、生活費への負担を抑えながら必要な資金を受け取りやすい点も魅力です。

一方で、利用できる年齢や物件の種類、所在地などに条件があります。また、金利が上がると返済負担が増える可能性があり、融資枠を使い切ってしまうおそれもあります。場合によっては相続人の同意が必要になるため、家族と十分に話し合っておくことが大切です。

さらに、マンションは利用できる金融機関が限られることもあるため、事前によく確認する必要があります。不動産価格が下がった場合には、担保価値の低下によって融資額が見直される可能性もあります。

将来、自宅を相続人に残したいと考えている場合は、この方法が合わないこともあります。条件やリスクをよく確認したうえで、慎重に検討しましょう。

不動産担保ローンで生活費を補う

不動産担保ローンは、自宅やその他の不動産を担保にして融資を受ける方法です。リバースモーゲージと異なり、資金使途の自由度が高く、元金と利息を毎月返済していく点に特徴があります。

使い道は、生活費の補填に限りません。医療費や介護費用、住宅の修繕費など、さまざまな目的に活用できます。

ワコーファイナンスのような民間の不動産担保ローン会社は、銀行の審査期間より比較的早いスピードで審査の対応をしている点が強みです。最短2日で融資を受けられる場合もあり、急ぎで資金が必要な場面でも検討しやすい方法といえます。

ただし、70歳という年齢は、多くの金融機関で融資の上限年齢に近づく時期です。そのため、利用できる商品や条件が限られる可能性があります。金利も銀行のローンより高めに設定されることがあるため、無理のない返済計画を立てることが欠かせません。

また、借入可能額は担保となる不動産の評価額によって変わります。事前に査定を受けたうえで、ご自身の返済能力に合った金額を見極めることが大切です。

選択肢が狭まる前に動くことが、将来の備えにつながります。検討する際は、複数の金融機関を比較しながら、ご自身に合った条件を丁寧に確認していきましょう。

老後の一人暮らしにできる資金準備の対策は?

老後の生活費不足に備えるには、現役時代から取り組めることに加え、老後も続けられる資金準備の方法を知っておくことが大切です。

ここからは、具体的な備えをひとつずつ見ていきましょう。

計画的に貯蓄をする

老後資金準備の基本は「貯蓄」です。まず、老後にどれくらいの資金が必要か、目標額を設定しましょう。平均的には30年間で約1,000万円の貯蓄取り崩しが必要ですが、必要額は個人のライフスタイルや年金額によって異なります。

目標額が決まったら、現在の収入と支出を把握し、毎月いくら貯蓄に回せるかを見積もります。

確実に貯めるためには、給料が入った時点で貯蓄分を先に分ける「先取り貯蓄」がおすすめです。給料が入ったら、まず貯蓄分を別の口座に移し、残ったお金で生活すれば、自然と貯蓄が増えていきます。

また、通信費や保険料といった固定費の見直しや、光熱費の削減も大切です。家計簿をつけて無駄な支出を可視化すれば、節約がより効果的になります。

退職金を受け取った場合は、その使い道を慎重に検討しましょう。老後の生活費として計画的に活用することが大切です。

老後に受け取れる金額を把握しておく

年金や退職金をどれくらい受け取れるのかを把握することは、とても重要です。

年金は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で受給見込み額を確認できます。「ねんきんネット」では、将来の年金見込額を試算することも可能です。

退職金については、勤務先の退職金制度を確認し、おおよその受取額を把握しておきましょう。

受け取れる年金を増やす

公的年金の受け取り額を増やす方法には「任意加入」と「繰下げ受給」があります。

任意加入は、60歳以上65歳未満で国民年金の満額に満たない方などを対象とした制度です。60歳以降も国民年金保険料を納付することで、年金額を増やせます。

繰下げ受給は、66歳〜75歳までの間で受給開始を遅らせる制度です。1か月遅らせるごとに年金受給額が0.7%増額され、70歳まで繰り下げた場合は42%増額されます。

繰下げ受給は、長生きするほどメリットが大きくなります。ただし、繰下げている間の生活費をどう確保するかは課題です。その期間の生活費を補う方法として、不動産担保ローンを活用する選択肢もあります。

定年後も働く

「定年後も働く」ことは、老後資金対策として有効です。経済的なメリットがあるだけでなく、社会とのつながりを保ちやすくなり、健康維持や生きがいにもつながります。

2021年4月の「高年齢者雇用安定法」改正により、企業には70歳までの就業機会を確保することが努力義務とされました。パートタイムや短時間勤務など、無理のない範囲で収入を得る方法を探してみましょう。

高齢者向けの仕事には、警備員、清掃員、軽作業スタッフ、受付、案内スタッフなどがあります。シルバー人材センターでは、地域に密着した仕事を紹介しています。

資産運用を活用する

貯蓄や年金だけでは不安な場合は「資産運用」を検討しましょう。国が税制面で優遇する制度として「iDeCo(イデコ)」と「NISA(ニーサ)」があります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税です。ただし、原則60歳まで引き出せません。

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年からは新NISAとなり、非課税期間が無期限化され、年間最大360万円まで投資できるようになりました。

ただし、どちらも投資であり、元本保証はありません。とくに高齢期から始める場合は、リスクをどこまで受け入れられるかを慎重に判断する必要があります。

投資に慣れていない方は、リスクの低い商品から始めることをおすすめします。

出典:厚生労働省「iDeCoの概要」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html
出典:金融庁「NISAを知る」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html

まとめ

本記事では、持ち家がある場合の老後の一人暮らしに、どのくらいの生活費がかかるのかを解説してきました。

平均的には、月額約16.2万円の支出に対して、収入は約13.4万円であり、毎月約2.8万円の赤字が発生しています。持ち家があっても、固定資産税や修繕費といった費用はかかります。さらに、物価高騰の影響もあり、支出は増加傾向にあります。

生活費が不足する場合は、自宅の売却やリースバック、リバースモーゲージ、不動産担保ローンなど、持ち家を活用して資金を確保する方法があります。とくに70歳という年齢では、利用できる選択肢が限られてくるため、早めに検討することが大切です。

計画的な貯蓄に加え、年金額の把握と増額、定年後の就労、資産運用などを組み合わせながら、ゆとりを持って老後の生活設計を進めていきましょう。

ワコーファイナンスでは、様々な方からのご相談にも対応しており、それぞれの状況に適したローンを提供しています。最短2日で融資を受けられる可能性があり、急いで資金を調達したい場合にも利用しやすい点が特徴です。

まずは「お試し診断」を利用して、資金調達ができるかどうかを確認してみることをおすすめします。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けて
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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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年金受給者でも借りられる金融会社はある?主な方法と審査通過のポイント

お役立ち情報 2026/07/21

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年金収入だけで生活していると、急な出費に不安を感じることがあるかもしれません。医療費や冠婚葬祭、住宅の修繕費など、思いがけない支出が重なったときに、どこへ相談すればよいのか迷う方もいるでしょう。

年金受給者が利用できるカードローンもありますが、年齢制限や収入条件の影響で審査が厳しくなる傾向があります。一方で、持ち家がある場合は、不動産を担保にした低金利の融資という選択肢もあります。

この記事では、年金受給者が利用できる借入方法と、審査に通りやすくするためのポイントを解説します。あわせて、カードローン以外の資金調達方法も紹介します。

銀行で断られた経験がある方や、家族に知られずに解決したい方にも役立つ内容です。

年金受給者でも借りられる金融会社はある?

結論からいえば、年金受給者でも借りられる金融会社は存在します。ただし、貸金業法にもとづく審査は必ず行われます。誰でも無条件で借りられるわけではありません。

金融機関には申込者の返済能力を確かめる義務があります。年齢や収入状況、信用情報などを踏まえて、総合的に判断します。年金受給者だからという理由だけで一律に断られることはありませんが、各社が定める条件を満たす必要があります。

また、年金を「安定した収入」とみなすかどうかは金融機関によって異なります。だからこそ、自分の状況に合う借入先を選ぶことが大切です。

収入源が年金のみだと借入先は限られる

年金収入のみの場合、申し込める金融会社は限られます。

多くの消費者金融では、年金以外の安定収入を求めるケースが一般的です。大手消費者金融の多くは年金受給者でも申し込めますが、アルバイトや自営業などの収入がある方に限られる場合があります。

一方で、年金収入のみでも申し込める金融会社は存在します。一部の消費者金融や信販会社では、年金証書や年金振込通知書などの書類を提出すれば、審査を受けられる場合があります。

銀行カードローンでも、一部は年金収入のみで申し込めます。ただし年齢制限が設けられており、申込時点で70歳未満などの条件が付くことが一般的です。

年金のみで借りられる選択肢が少ないのは、金融機関が「返済の継続性」を重視するためです。年金は一定の収入といえますが、受給額には限りがあります。さらに高齢になるほど健康面のリスクも高まりやすいため、審査が慎重になるのです。

このように年金収入のみでは、カードローンの審査条件は厳しくなる傾向がありますが、持ち家などの資産がある場合は、別の選択肢も検討できます。

年金以外の安定収入があれば選択肢は増える

年金に加えてパートやアルバイト、不動産収入などがある場合、申し込める金融会社の選択肢は大きく広がります。

消費者金融の多くは「安定した収入」を条件としており、年金とアルバイト収入を合算して審査します。たとえ月に数万円のパート収入でも、継続して得ている実績があれば、審査で有利に働くことがあります。

一部の消費者金融では、74歳まで申し込める場合もあります。こうした商品は、年金以外の収入がある方を対象とすることが多いです。ただし年齢制限は各社で異なり、69歳から70歳程度を上限とする会社もあります。

銀行カードローンも選択肢に入ります。大手銀行やネット銀行などは年金受給者の申込を受け付けていますが、多くの銀行で年齢制限が設けられています。申込時や完済時の年齢が69歳以下など、消費者金融よりも制限が厳しい傾向があります。

また、年金以外の収入があると、総量規制の枠も広がります。貸金業者からの借入は原則として年収の3分の1までと定められていますが、年金収入とアルバイト収入を合計した額が年収として扱われるため、借入可能額が増える可能性があります。

たとえば、年金受給額が年間180万円で、アルバイト収入が年間60万円ある場合、合計240万円が年収となります。総量規制による借入可能額の上限は80万円です。年金のみの場合と比べると、20万円増える計算です。

ただし、カードローンには年齢や収入面で制約があります。持ち家などの資産がある場合は、それを活用した借入方法も検討する価値があります。

年金受給者が借入審査を通過しやすくするためのポイント

年金受給者でも申し込める金融会社があるとはいえ、審査に必ず通るわけではありません。ここでは、審査通過の可能性を高めるために押さえておきたいポイントを紹介します。

これらは、審査を確実に通す方法ではありません。ただ、金融機関が重視する項目を理解し、事前に準備しておけば、不利な状況を避けやすくなります。

融資の上限年齢に余裕を持たせる

金融機関には「申込時の年齢」と「完済時の年齢」の両方に制限があります。

多くのカードローンでは、申込時の年齢を69歳以下、完済時を80歳以下などと定めています。たとえば68歳で申し込む場合でも、完済時年齢を考慮して借入期間や金額が制限されることがあります。

年齢が上がるほど審査は厳しくなる傾向があります。とくに70歳を超えると、選べる先は一気に減ります。健康状態や判断力が保たれているうちに、必要な資金計画を立てておくことが大切です。

また、完済時年齢を意識して借入期間を設定しましょう。無理のない返済計画を立てることで、審査担当者に返済能力があると判断されやすくなります。

必要書類を不備なく揃えておく

申込時には、本人確認書類や収入証明書類の提出が求められます。

年金受給者の場合は、以下の書類が必要になるケースが多いです。

・本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどです。住所が最新のものに更新されているか、あらかじめ確認しましょう。

・収入証明書類:年金振込通知書、年金証書、公的年金等の源泉徴収票などです。これらの書類が紛失している場合は年金事務所で再発行の手続きが必要になります。

スマートフォンで書類を撮影して提出する場合は、文字がはっきり読み取れるよう注意してください。ピンボケや反射で文字が読めないと、再提出を求められて審査が遅れる原因になります。

申告情報は正確に記す【虚偽はNG】

申込フォームに記入する情報は、すべて正確に記載してください。

年収や借入状況を実際よりもよく見せようとして虚偽の申告をすると、審査に通らないだけでは済まないことがあります。

申し込みをした金融機関で「社内ブラック」として扱われ、記録が残る可能性があるためです。いったん虚偽申告と判断されると、以後はその金融機関で借りられなくなるおそれがあります。

また、内容によっては信用情報機関を通じて他社の審査にも影響するケースがあります。虚偽申告は避けましょう。

年金受給額は、年金振込通知書に記載されている金額をそのまま記入します。アルバイト収入がある場合も、給与明細や源泉徴収票の金額をもとに、正確に申告してください。

借入希望額は必要最低限にする

借入希望額は、本当に必要な金額にとどめることが重要です。

貸金業者からの借入は総量規制の対象となり、原則として年収の3分の1までしか借りられません。たとえば、年金受給額が年間180万円の場合、借入可能額の上限は60万円です。

しかし、いきなり上限まで借りようとすると審査で不利になりやすいです。初回の借入は10万〜30万円程度に抑えると、返済意欲が高く計画的に利用する人だと判断されやすくなります。

目安のひとつとして、月々の年金受給額から生活費を差し引いた余裕資金の3か月分程度を考えるとよいです。たとえば、年金が月15万円で生活費が月12万円の場合、余裕資金は月3万円になります。3か月分の9万円程度なら、無理のない借入額といえます。

また、返済期間も意識しましょう。10万円を借りて毎月1万円ずつ返済する場合、利息を含めて約11か月で完済できます。借入額が多くなると返済期間が長くなり、利息の負担も大きくなります。

必要な金額を冷静に見積もり、借りすぎない姿勢を示すことが審査通過のポイントです。

申込確認の電話があった場合には必ず出る

審査中に、金融機関から電話がかかってくることがあります。

この電話は、申込内容の確認や在籍確認の代わりとして行われるものです。電話に出られないと、連絡が取れない人や、なりすましの可能性がある人だと判断されて、審査が進まなくなることがあります。

知らない番号からの着信でも、審査期間中はできるだけ対応しましょう。留守番電話が残っていた場合は、早めに折り返すことが大切です。

信用情報を確認しておく

自分の信用情報を事前に確認しておくと、審査に通る可能性を見立てやすくなります。

信用情報機関(CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター)では、本人が開示請求を行うことで、自分の信用情報を確認できます。手続きはインターネットや郵送で進められます。手数料は500〜1,000円程度です。

信用情報には、過去の借入履歴や返済状況、クレジットカードの利用履歴などが記録されています。自己破産などの情報は最長7年間保存されます。

自分の状況を客観的に把握できれば、どの金融機関なら審査に通る可能性があるかを考える材料になります。もし不安な点が見つかった場合でも、申込前に対策を立てやすくなります。

すでに借入がある場合は減らしておく

複数の金融機関から借入がある場合、審査で不利になりやすいです。

借入件数が3件以上あると、多重債務者とみなされて、新規の借入が難しくなることがあります。とくに少額の借入が複数ある場合は、可能な範囲で完済してから申し込むとよいでしょう。

審査では借入総額だけでなく、借入件数も重要な判断材料になります。

滞納がある場合は必ず返済しておく

現在進行形で滞納がある場合、新規の借入審査は通りにくいです。

延滞が61日以上、または3か月以上続くと、信用情報に異動という重いマイナス記録が残ります。この記録がある間は、大手金融機関での審査通過が難しくなります。

まずは、滞納している支払いを解消することが最優先です。クレジットカードの支払い、携帯電話の分割払い、公共料金など、支払いが残っていないか確認してください。

返済が難しい場合は、債権者に連絡して分割返済を相談しましょう。放置すると、状況はさらに悪化します。どうしても返済が困難な場合は、後述する公的貸付制度や社会福祉協議会への相談も検討してください。

同時期に複数社へ申し込まない

短期間に複数の金融会社へ申し込むと、いわゆる申込ブラックの状態になりやすいです。

信用情報には申込履歴も記録され、6か月間保存されます。1か月以内に3社以上申し込むと、お金に困っている印象を与えやすく、審査で不利になることがあります。

まずは1社を丁寧に選び、審査結果を確認してから次の申込を検討しましょう。

年金受給者がお金を借りる際の注意点

借りる側の責任として、家族に迷惑をかけないための知識を身につけておくことが大切です。

金利や無利息期間の条件をよく確認する

カードローンの金利は年3.0%〜18.0%程度まで幅があります。高齢者は返済期間が長くなりやすく、金利の影響を受けやすいです。

たとえば、30万円を借りて返済する場合の利息額は、次のとおりです。※返済期間は2年を想定しています。

金利 利息額
年18.0% 約58,000円
年15.0% 約48,000円
差額 約10,000円

このように、わずかな金利差でも利息負担には大きな違いが生じます。

一部の消費者金融では、初回30日間無利息などのサービスを提供しています。短期間で完済できる見込みがあるなら、こうしたサービスを活用すると利息負担を軽減できます。

ただし、無利息期間の起算日は会社によって異なります。初回借入日の翌日から30日間とする会社もあれば、契約日の翌日から30日間とする会社もあります。契約してから借入まで日数が空くと、無利息期間が短くなる可能性があるため注意が必要です。

また、一部の金融会社では、借入額のうち一定金額まで長期間無利息とするプランを用意している場合もあります。少額の借入なら、こちらのほうが有利になるケースもあります。

カードローンの金利負担が大きいと感じる場合は、不動産担保ローンなど低金利の選択肢も検討してみましょう。

返済計画は年金収入の範囲内で立てる

年金は2か月に1回、偶数月の15日に支給されます。

この支給サイクルに合わせて返済計画を立てることが重要です。毎月の返済額を決める際は、生活費を削って返済に回すことがないよう、慎重に検討してください。

たとえば、2か月分の年金受給額が30万円の場合、月換算にすると15万円です。

このうち食費や光熱費、医療費などの固定費が12万円とした場合、自由に使える金額は月3万円になります。返済額は、この余裕資金の範囲内で設定しましょう。

カードローンの多くは、返済日を選べるサービスを提供しています。年金支給日の直後である16日や20日などに設定すると、返済資金を確保しやすくなります。給与所得者とは異なり、年金受給者は収入が2か月ごとに入るため、この調整がとくに重要です。

無理な返済計画は生活を圧迫し、結果として新たな借入が必要になる悪循環を招きます。借りたら必ず返すという意識は大切ですが、それ以上に生活を守りながら返すことを優先してください。

契約者が死亡すると返済義務は相続人へ移る

借入金は、契約者が亡くなった場合に相続の対象になります。

相続では、預貯金や不動産などの財産だけでなく、借金も引き継ぐ可能性があります。そのため、状況によっては返済義務が家族に移ります。

相続放棄という選択肢もありますが、その場合は預貯金や不動産などの財産もあわせて放棄しなければなりません。

家族に内緒で借りると、あとで大きなトラブルにつながる可能性があります。借入を検討する際は、相続への影響も踏まえて考えましょう。

年金受給者がカードローン以外で資金を調達する方法

ここからは、カードローンの審査に通らなかった場合や、条件が合わない場合に検討できる選択肢を紹介します。

不動産担保ローン

持ち家がある場合は、不動産を担保にした融資を受けられる可能性があります。

不動産担保ローンは、自宅や土地などの不動産を担保として差し入れることで、カードローンよりも低金利で高額の借入ができる方法です。金利は年3.0%〜9.0%程度で、数百万〜数千万円の融資を受けられるケースもあります。

カードローンでは年齢や収入面の影響で審査が厳しくなる場合でも、不動産という資産があれば、借入先の選択肢が広がります。

不動産担保ローンの大きなメリットは、金利の低さです。カードローンの上限金利が年18.0%程度ですが、不動産担保ローンは年9.0%以下が一般的です。

たとえば、複数のカードローン会社から500万円を借りた場合、年18.0%では年間の利息が90万円かかります。一方、年9.0%であれば45万円に抑えられ、利息負担は半分になります。

また、返済期間を長く設定できるため、月々の返済負担を軽減しやすくなります。カードローンは通常3〜5年程度の返済期間ですが、不動産担保ローンは10年、20年と長期で設定できる場合があります。

ワコーファイナンスでは、他の金融機関で条件の合わなかった方の相談も受け付けており、資金使途自由の不動産担保ローンを提供しています。借り入れが可能かどうか気になる方は、まずはお試し診断で確認してみることをおすすめします。

こちらの記事では、高齢者の不動産担保ローンについて解説しています。
利用しやすいノンバンク系ローンの特徴や、
他の資金調達方法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

リバースモーゲージ

リバースモーゲージは、自宅を担保に融資を受け、契約者の死後に自宅を売却して返済する仕組みです。

生存中は利息のみを支払い、元本の返済は不要です。自宅に住み続けながら資金を得られるため、家計の負担を抑えやすくなります。

リバースモーゲージを利用できる主な条件は、以下のとおりです。
・55歳以上または60歳以上であること
・一戸建ての持ち家があること

金融機関によって条件は異なりますが、対象となる不動産の評価額が一定以上であることを求められる場合もあります。

契約者が亡くなったあとは自宅が売却されるため、相続人に自宅を残せません。また、金融機関によってはマンションが対象外となるケースもあります。

さらに、不動産価格が下落した場合は借入限度額が減る可能性もあるため、注意が必要です。利用を検討する際は、家族とよく相談することが重要です。

リースバック

リースバックは、自宅を売却して現金化し、その後も賃貸として住み続ける方法です。

まとまった資金を一括で得られる一方で、毎月の家賃が発生します。将来的に買い戻せる場合もありますが、売却価格より高くなるケースが一般的です。

リースバックのメリットは、引っ越しをせずに住み慣れた家で暮らし続けられる点です。また、固定資産税の支払い義務がなくなり、修繕費用も賃貸オーナーが負担するため、維持費の心配を減らせます。

ただし、家賃の支払いが滞ると退去を求められる可能性があります。資産整理を急ぐ場合の選択肢として検討できます。

質入れ

質屋では、ブランド品や貴金属などを預けることで、即日で融資を受けられます。

審査がなく、信用情報に不安がある場合でも利用できます。品物を預けるだけで手続きが進み、返済できなかった場合も品物が質流れになるだけです。それ以上の請求はありません。

ただし、金利は年109.5%までと高めに設定されています。利用するなら短期間に限るほうがよいでしょう。

定期預金担保貸付

銀行に定期預金がある場合は、その預金を担保に融資を受けられます。

自分の預金を担保にするため、審査はほぼありません。金利も年0.5%程度と低く、定期預金を解約せずに資金を用意できる点が特徴です。リスクを抑えたい方にとって、検討しやすい方法といえます。

生命保険の契約者貸付制度

解約返戻金のある生命保険に加入している場合は、その範囲内で融資を受けられます。

保険を解約せずに利用でき、審査も不要です。金利は年2.0%〜6.0%程度と、比較的低めに設定されています。

年金振込先の金融機関に相談

地方銀行や信用金庫では、年金受給者向けのローン商品を扱っている場合があります。

長年取引のある金融機関であれば、信頼関係を活かして融資を受けられる可能性があります。まずは窓口で相談してみるとよいでしょう。

地域に根差した金融機関が年金受給者向けの商品を用意している場合、年金の振込実績がある顧客を優遇する傾向があります。金利優遇や審査の柔軟さといったメリットが期待できます。

ただし、営業エリア内に住んでいる方に限られるケースが多いです。利用条件を確認したうえで、年金の振込先となっている金融機関に相談してみてください。

公的貸付制度(生活福祉資金貸付制度)

生活困窮者を支援する公的な貸付制度です。

社会福祉協議会が窓口となり、無利子または低利子で融資を受けられます。市区町村の役所でも相談や申込が可能です。

生活福祉資金貸付制度には、総合支援資金、福祉資金、教育支援資金、不動産担保型生活資金の4種類があります。

年金受給者の場合、生活費が不足している方は総合支援資金、医療費や介護費用が必要な方は福祉資金を利用できる可能性があります。

貸付条件としては、低所得世帯であること、市町村民税非課税程度であること、ほかの貸付制度を利用できないこと、資金の使い道が明確であることなどが求められます。

連帯保証人を立てられる場合は無利子で、立てられない場合でも年1.5%程度の低金利で借りられます。

ただし、審査に時間がかかるため即日融資は期待できません。申込から融資まで1か月程度かかるケースが多いので、計画的に利用しましょう。

出典:厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html

違法業者やヤミ金融には気をつけよう!

困窮している高齢者は、悪質な業者に狙われやすいため注意が必要です。

「必ず通る」「審査なし」と謳うのは違法

貸金業法第16条では、誇大広告が禁止されています。

正規の金融機関は必ず審査を行うため「必ず通る」「審査なし」といった表現を使いません。こうした甘い言葉で誘う業者は、100%違法なヤミ金融だと考えてよいです。

また、日本貸金業協会の広告基準でも、年金受給者を対象とした誇大広告は厳しく制限されています。

出典:e-Gov法令検索「貸金業法 第16条」(https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032
出典:日本貸金業協会「誇大広告の禁止等に関する基準」(https://www.j-fsa.or.jp/doc/moneylender/comment/advertisement_std.pdf

年金を担保にした貸付も違法

公的な年金担保貸付制度は、2022年3月に終了しました。

現在、年金を担保にした融資をうたう業者は違法です。「年金担保でお金を貸します」といった言葉には、絶対に乗らないでください。

出典:厚生労働省「違法な年金担保融資にご注意ください」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13756.html

貸金業登録番号を必ず確認しよう

正規の貸金業者は、金融庁に登録された番号を持っています。

金融庁の登録貸金業者情報検索サービスでは、業者名や登録番号を検索できます。少しでも不安を感じたら、必ず確認してから申し込みましょう。

自分自身で業者の信頼性を確かめることが、最も確実な自己防衛策です。

出典:金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」(https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/

まとめ

年金受給者でも借りられる金融会社はありますが、年金のみで申し込める会社は限られています。年金以外の収入がある場合は選択肢が広がるため、少額でもアルバイト収入があると有利です。

審査に通りやすくするには、必要書類を事前にそろえることが欠かせません。あわせて、申込情報を正確に記載し、借入希望額を必要最低限に抑える工夫も有効です。

最適な方法は、資産状況によって異なります。持ち家がある場合は、カードローンよりも低金利で高額の借入が見込める不動産担保ローンという選択肢もあります。年齢や収入面の制約が比較的少なく、返済期間も柔軟に設定できる点が大きなメリットです。

ワコーファイナンスは、年金受給者の方からの相談にも対応しており、状況に応じた各種ローンを取り扱っています。最短2日で融資を受けられる可能性があるため、急ぎで資金を用意したい場合にも相談しやすい点が特徴です。

まずは「お試し診断」を利用して、資金調達が可能かどうかを確認してみることをおすすめします。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けて
お試し診断を承っております。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社はある?例外的に借りられる借入方法

お役立ち情報 2026/07/06

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銀行や大手消費者金融の審査に続けて落ちてしまい、不安を抱える方は少なくありません。しかし大手で断られたからといって、選択肢がすべて閉ざされたわけではありません。

中小の消費者金融には独自の審査基準があります。過去の履歴だけでなく、いまの返済能力を重視して判断する業者も存在します。

ただし「審査なし」「ブラックOK」などの誇大広告を掲げる業者は、ヤミ金融である可能性が高いです。ここに手を出してはいけません。

この記事では、審査に通らない状況でも、安全に資金を確保する方法を解説します。

そもそもブラック・スーパーブラックとはどういう状態?

審査に通らない背景を理解するには、まず「ブラック」と呼ばれる状態を押さえておく必要があります。

ブラックとは、信用情報機関に金融事故の記録が登録されている状態を指します。この記録が残っていると、銀行や消費者金融の審査で不利になり、融資を受けにくくなります。

ブラックとは

ブラックは俗称であり、正式には「信用情報に事故情報が登録されている状態」を意味します。

信用情報機関であるCIC、JICC、KSCには、クレジットカードやローンの利用履歴が記録されています。この中に以下のような事故情報が残っていると、審査に通過することがかなり難しくなります。

・クレジットカードやローンの長期延滞(61日以上または3か月以上)
・債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)
・代位弁済(保証会社による返済)
・強制解約

これらの事故情報は、発生した時点から一定期間保管されます。たとえば、自己破産の場合はKSCで最長7年間記録が残ります。

スーパーブラックとは

スーパーブラックは、ブラックよりもさらに深刻な状態を指す俗語です。

正式な金融用語ではありませんが、一般的には以下のような状況を指します。

・複数の金融事故が同時に記録されている
・現在進行形で延滞が続いている
・自己破産から間もない時期である
・申込ブラック(短期間に複数社へ申し込み)の状態にある

スーパーブラックの状態では、中小消費者金融であっても審査通過はかなり難しくなります。ただし「絶対に借りられない」というわけではありません。

現在の収入状況や返済能力によっては、柔軟に審査する業者も存在します。

自分がブラックかどうか確認する方法

自分の信用情報は、信用情報機関に開示請求することで確認できます。

日本には3つの信用情報機関があり、それぞれに開示請求が可能です。

・CIC(株式会社シー・アイ・シー):主にクレジットカード会社が加盟
・JICC(株式会社日本信用情報機構):主に消費者金融が加盟
・KSC(全国銀行個人信用情報センター):主に銀行が加盟

開示請求の方法は、インターネット、郵送の2種類があります。インターネット開示であれば、スマートフォンから手続きでき、当日中に結果を確認できます。手数料は500〜1,000円程度です。

申込ブラック・社内ブラックにも注意が必要

ブラックには、信用情報機関に記録される事故情報以外にも、審査に影響する「申込ブラック」があります。

申込ブラックとは、短期間に複数の金融機関へ申し込みを行った結果「資金繰りに困っている」と判断されてしまう状態です。ローンやクレジットカードの申込情報は6か月間記録されるため、1か月に3社以上申し込むと、申込ブラックとみなされる可能性があります。

一方、社内ブラックとは、特定の金融機関の内部で保管される独自の顧客情報です。過去にその会社で延滞や強制解約があった場合、信用情報機関の記録が消えた後も、社内データとして残り続けることがあります。

そのため、以前トラブルがあった会社には、何年経っても審査に通らないケースがあります。

審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社はある?

結論からいうと「審査なしで貸してくれる」正規のローン会社は存在しません。

貸金業法では、貸金業者に対して契約前の返済能力調査を義務付けています。審査を行わずに融資をすることは法律違反です。そのため、そのような業者はヤミ金融である可能性がかなり高いといえます。

銀行や大手消費者金融からの融資は期待できない

信用情報に問題がある状態では、銀行や大手消費者金融の審査に通るのはかなり難しいです。

貸金業法第13条では、貸金業者に対して返済能力の調査が義務付けられています。この規定により、正規の業者は必ず審査を実施しなければなりません。

一方で、銀行は貸金業法の対象外です。ただし銀行法にもとづき、同様に厳格な審査を行っています。とくに大手金融機関では、自動スコアリングシステムによる機械的な審査が主流です。

信用情報に事故記録があると、早い段階で審査落ちとなるケースが多いでしょう。

また、銀行や大手消費者金融は融資額が大きく、貸し倒れリスクを慎重に管理する必要があります。そのため、収入の安定性、他社借入件数、過去の返済履歴などを総合的に評価し、少しでも懸念があれば融資を見送る傾向にあります。

出典:e-Gov法令検索「貸金業法 第13条」(https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032

「審査なし」「ブラックOK」などは誇大広告

「審査なし」「誰でも借りられる」「ブラック歓迎」といった表現を使う業者は、ヤミ金融である可能性がかなり高いため注意が必要です。

貸金業法第16条では、誇大広告の禁止が定められており、実際の条件よりも著しく有利だと誤解させる表現を禁じています。

正規の貸金業者であれば、どれだけ審査が柔軟でも「必ず貸す」「審査なし」などの断定的な表現は使いません。こうした広告を掲げる業者は、法外な金利を請求したり、乱暴な取り立てを行ったりする違法業者です。

一度でもヤミ金融と関わってしまうと、法外な利息の支払いを迫られるだけでなく、個人情報が悪用されたり、職場や家族にまで被害が及んだりするおそれがあります。どれほどお金に困っていても、絶対に利用してはいけません。

出典:e-Gov法令検索「貸金業法 第16条」(https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032

審査がどこも通らない状態でも中小の消費者金融や貸金業者なら可能性あり

大手で審査に落ちた方でも、中小の消費者金融であれば融資を受けられる可能性があります。

中小業者の多くは独自の審査基準を持っており、機械的なスコアリングだけでなく、申込者の個別事情も踏まえて判断します。過去の信用情報だけに引っ張られず、現在の返済能力や生活状況を重視する傾向があるためです。

大手よりも審査が柔軟

中小消費者金融の審査は、大手と比べて柔軟に対応することが多いといわれています。

大手消費者金融では、申込情報を自動スコアリングシステムで点数化し、一定の基準に満たない場合は機械的に審査落ちとなります。一方、中小業者では担当者が直接審査を行い、申込者の状況を個別に判断するケースが多く見られます。

たとえば過去に債務整理の経験があっても、現在は安定した収入があり、返済計画が整っていれば、審査に通過できる可能性があります。

さらに、電話での聞き取りや、場合によっては対面での面談を通じて、申込者の人柄や返済の意思を確認する業者もあります。

ただし、審査が柔軟だからといって、誰でも必ず借りられるわけではありません。現在進行形で延滞がある場合や、返済能力がないと判断された場合は、中小業者であっても審査に通りません。

最短で即日融資可能な業者もある

中小消費者金融の中には、即日融資に対応している業者も存在します。

申込から審査、契約、融資実行までをオンラインで完結できる業者であれば、平日の午前中に申し込むことで、当日中に振込融資を受けられるケースがあります。

ただし即日融資を希望する場合は、必要書類を事前にそろえ、申込時間にも注意が必要です。多くの業者では、平日14時までに契約が完了していれば当日振込が可能ですが、それ以降は翌営業日の対応となります。

電話連絡での在籍確認がない場合も多い

中小消費者金融では、勤務先への電話連絡を行わない業者も増えています。

在籍確認とは、申込者が申告した勤務先に本当に在籍しているかを確認する手続きです。従来は電話連絡が一般的でしたが、最近では給与明細や社会保険証などの書類で代替する業者も多くなっています。

職場に電話がかかってくることに抵抗がある方や、在籍確認が難しい雇用形態の方にとっては、書類で対応してくれる業者は利用しやすいといえます。

中小の消費者金融や貸金業者を選ぶ際のポイント

中小業者を選ぶ際は、信頼できる正規の業者かどうかを慎重に見極める必要があります。

ヤミ金融や悪質業者と関わらないためにも、以下のポイントを必ず確認してください。

貸金業の登録番号はあるか

正規の貸金業者は、必ず貸金業の登録を受けており、登録番号を公開しています。

貸金業を営むには、財務局または都道府県への登録が義務付けられています。登録番号は「関東財務局長(10)第00000号」のような形式で表記され、会社のホームページや広告に必ず記載されています。

金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」を利用すれば、登録番号から業者の正式名称、所在地、登録年月日などを確認できます。少しでも不安がある業者は、まずこのサービスで検索してから、利用するかどうかを検討してください。

登録番号のカッコ内の数字は、更新回数を示しています。たとえば(10)であれば、3年ごとの更新を10回行っているため、30年以上営業している業者ということになります。

出典:金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」(https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/

金利は利息制限法の範囲内か

利息制限法では、借入金額に応じて上限金利が定められています。

・元本10万円未満:年20%
・元本10万円以上100万円未満:年18%
・元本100万円以上:年15%

この上限を超える金利を請求する業者は、違法業者である可能性がかなり高いため、利用してはいけません。

中小消費者金融の金利は、多くの場合、年15%〜18%程度に設定されています。申込前に公式サイトで金利を確認し、利息制限法の範囲内であることを必ず確かめてください。

出典:e-Gov法令検索「利息制限法 第1条」(https://laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000100

口コミや評判は良好か

実際に利用した人の口コミや評判も、業者を選ぶ際の参考になります。

インターネット上には、消費者金融の口コミサイトや比較サイトが多数あります。ただしなかには、業者が自作自演で投稿している可能性もあるため、複数のサイトを確認し、総合的に判断することが大切です。

とくに注意したいのは、悪い口コミがまったくない業者です。どれだけ優良な業者でも、一定数の否定的な意見は出るものです。よい口コミばかりが並んでいる場合は、不自然だと疑ってみる必要があります。

審査がどこも通らない場合に試せるほかの融資方法

中小消費者金融でも審査に通らない場合は、ローン以外の資金調達手段も検討する必要があります。

ここでは、審査に通らない方でも利用できる可能性がある方法を紹介します。

クレジットカードのキャッシング枠

すでにクレジットカードを持っている方は、キャッシング枠を利用できる可能性があります。

キャッシング枠とは、クレジットカードに付帯する現金借入機能です。すでにカードを発行している場合は、新たな審査なしで利用できるケースがあります。

ただし、キャッシング枠が設定されていない場合は、新たに枠を設ける際に審査が必要です。また利用すると信用情報に記録されるため、今後のローン審査に影響する可能性があります。

質屋の質入れ・買い取り

質屋では、ブランド品や貴金属、時計などを担保にお金を借りることができます。

質入れとは、品物を質屋に預けてお金を借りる仕組みです。期限内に元金と利息を返済すれば、預けた品物を取り戻せます。返済できなかった場合は、品物の所有権が質屋に移りますが、それ以上の請求はされません。

信用情報を照会されることがないため、ブラックの方でも利用できます。ただし質入れの金利は比較的高めです。年利は数十%〜100%(月利換算で計算されることが多い)を超えることもあります。

生命保険の契約者貸付

生命保険に加入している方は、契約者貸付制度を利用できる場合があります。

契約者貸付とは、解約返戻金の一定範囲内(通常7〜9割程度)で保険会社からお金を借りられる制度です。自分の積立金を担保にするため、審査は不要であり、信用情報にも影響しません。

金利は年2%〜6%程度と低めに設定されていることが多く、返済期限も比較的柔軟です。ただし返済しないまま放置すると、保険契約が失効する可能性があるため注意が必要です。

ゆうちょ銀行の貯金担保貸付

ゆうちょ銀行の定額貯金や定期貯金を担保に、お金を借りることができます。

貯金担保貸付は、預入金額の90%以内を上限として、年0.25%〜0.5%程度の低金利で借り入れできる制度です。審査は不要であり、通帳と届出印があれば窓口やATMですぐに借りられます。

返済は好きなタイミングで行えますが、貯金の満期時には自動的に相殺されます。

出典:ゆうちょ銀行「貯金担保自動貸付け」(https://www.jp-bank.japanpost.jp/tetuzuki/kasituke/tzk_ktk_jidou.html

勤務先の従業員貸付制度

勤務先に従業員貸付制度がある場合は、会社からお金を借りられる可能性があります。

従業員貸付制度とは、会社が従業員に対して低金利で融資を行う福利厚生制度です。金利は年1%〜2%程度と低く、返済は給与天引きで行われることが一般的です。

制度の有無や利用条件は会社によって異なるため、人事部や総務部に確認してみてください。

不動産担保ローン

持ち家や相続した不動産がある方は、不動産担保ローンという選択肢があります。

不動産担保ローンとは、土地や建物を担保にして融資を受ける方法です。無担保ローンと比べて高額の融資が可能であり、金利も低めに設定されています。

また不動産担保ローンは、貸金業法の総量規制の対象外となる「除外貸付け」や「例外貸付」に該当する場合があります。そのため年収の3分の1を超える融資を受けられるケースもあります。

とくに60代以上の方であれば、持ち家や相続不動産を所有している可能性が高く、無担保ローンで審査に通らなかった場合でも、資産を活用して生活再建や借り換えを行うことができます。

不動産担保ローンを専門に扱う業者の中には、銀行の審査に落ちた方でも柔軟に対応してくれるところがあります。不動産という確かな担保があれば、無担保ローンでは難しかった融資も相談できるケースがあります。

ワコーファイナンスでは、最短2日での融資にも対応しており、まずは無料のお試し診断で借入可能額を確認することができます。

こちらの記事では、不動産担保ローンについて解説しています。
借入可能額のおおよその目安や、シニア世代がとくに注意しておきたいポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

日払いのアルバイト

すぐに現金が必要な場合は、日払いや週払いのアルバイトで収入を得る方法もあります。

最近では、単発のアルバイトを仲介するアプリやサイトも増えており、登録すれば即日から働ける仕事が見つかることもあります。

ただし、振込のタイミングは求人や登録口座によって異なります。すぐに現金が必要な場合は、事前に確認しておくとよいでしょう。

家族や友人から借りる

信頼できる家族や友人に相談し、一時的に借りる方法もあります。

金融機関と違い利息は発生しませんが、人間関係に影響する可能性があります。そのため借用書を作成し、返済計画を明確にしておくことが大切です。

国の公的融資制度

生活に困窮している方は、国や自治体の公的融資制度を利用できる場合があります。

生活福祉資金貸付制度は、低所得世帯や高齢者世帯、障害者世帯を対象とした公的な貸付制度です。連帯保証人を立てれば無利子、立てない場合でも年1.5%という低金利で借りられます。

また住居確保給付金は、離職や収入減少により家賃の支払いが難しくなった方を対象に、一定期間、家賃相当額を支給する制度です。

このほかにも、求職者支援制度や生活保護など、生活を支える公的制度が用意されています。利用条件は制度によって異なるため、まずは市区町村の社会福祉協議会や福祉事務所に相談してみてください。

出典:厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html
出典:厚生労働省「生活支援特設ウェブサイト 住居確保給付金 制度概要」(https://corona-support.mhlw.go.jp/jukyokakuhokyufukin/index.html
出典:厚生労働省「求職者支援制度のご案内」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushokusha_shien/index.html
出典:厚生労働省「生活保護制度」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html

審査がどこも通らなくとも利用してはいけない資金調達手段

お金に困っている状況でも、以下の方法は絶対に利用してはいけません。

一時的に資金を得られたとしても、長期的には取り返しのつかないトラブルに発展するおそれがあります。

ヤミ金融などの違法業者を利用する

ヤミ金融は、貸金業の登録を受けずに、違法な高金利で貸付を行う業者です。

法定金利を大幅に超える利息を請求されるだけでなく、乱暴な取り立てや脅し、個人情報の悪用など、深刻な被害に遭う可能性があります。一度でも借りてしまうと、元金を返済しても利息が膨らみ続け、完済がかなり難しくなります。

さらに、職場や家族にも取り立てが及び、生活が成り立たなくなるケースも少なくありません。どれほどお金に困っていても、ヤミ金融には絶対に手を出さないでください。

クレジットカードを現金化する

クレジットカードの現金化とは、カードのショッピング枠を使って商品を購入し、それを業者に売却して現金を得る行為です。

法律で明確に禁止されているわけではありませんが、多くのカード会社では利用規約違反とされています。発覚すると強制解約や一括返済を求められ、信用情報にも傷がつきます。

また現金化業者の中には、高額な手数料を差し引いたり、個人情報を悪用したりする悪質な業者も存在します。

SNSを通じて個人間融資や闇バイトに手を出す

SNS上で「お金貸します」「すぐに稼げます」といった投稿を見かけることがありますが、こうした誘いはかなり危険です。

個人間融資を装ったヤミ金融であるケースが多く、法外な利息を請求されたり、個人情報を悪用されたりする被害が報告されています。さらに、性的な要求や犯罪行為への加担を強要される事例もあります。

また闇バイトと呼ばれる違法な仕事も、SNSを通じて勧誘されることがあります。一度関わってしまうと、犯罪に巻き込まれるだけでなく、個人情報を握られて脅される危険性があります。

虚偽の申告をして借り入れる

審査に通りたいからといって、収入や勤務先を偽って申し込むことは絶対にやめてください。

虚偽の申告は詐欺罪に該当する可能性があり、発覚すれば刑事責任を問われることもあります。また審査の過程で発覚するため、結局は審査に通らず、信用情報にも悪影響を及ぼします。

収入証明書や在籍確認など、金融機関は複数の手段で申告内容を確認します。嘘をついても意味がありません。正直に申告することが、結果的に最善の方法です。

審査がどこも通らないケースでよくある質問

審査に通らない方から寄せられることの多い質問をまとめました。

絶対に借りられる極甘審査ファイナンスはある?

「絶対に借りられる」金融機関や「極甘審査」のファイナンスは存在しません。

正規の貸金業者は、貸金業法にもとづき必ず審査を行います。「審査が甘い」「誰でも借りられる」といった表現を使う業者は、ヤミ金融である可能性がかなり高いため、利用してはいけません。

中小消費者金融は独自の審査基準を持ち、大手よりも柔軟に対応する傾向があります。ただし、それでも「必ず借りられる」わけではありません。現在の返済能力や信用状況によって、審査結果は変わります。

審査に落ちたら理由を教えてくれる?

審査に落ちた理由は、基本的に教えてもらえません。

金融機関には、審査基準や審査結果の理由を開示する義務がないため、多くの業者は詳細を明かしません。基準が知られると、それを悪用する人が出る可能性があるためです。

審査に落ちた原因を知りたい場合は、信用情報機関に開示請求を行い、自分の信用情報を確認する方法が有効です。延滞や事故情報が残っていれば、それが審査落ちの原因である可能性が高いといえます。

債務整理中でもお金を借りられる?

債務整理中の借入は、かなり難しいです。

債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録され、5〜7年間は記録が残ります。この期間中は、ほとんどの金融機関で審査に通ることができません。

ただし、債務整理が完了してから一定期間が経過し、現在は安定した収入がある場合は、一部の中小消費者金融で柔軟に対応してくれるケースがあります。

またワコーファイナンスのように不動産担保ローンを扱う業者であれば、銀行の審査に頼らず相談に乗ってもらえる可能性があります。

審査に通過しやすくする方法は?

審査に通過する確実な方法はありませんが、以下の点を意識することで通過率を高められます。

・申込前に信用情報を開示し、事故情報の有無を確認する
・他社借入がある場合は、可能な限り返済して件数を減らす
・申込情報を正確に記入し、虚偽の申告をしない
・短期間に複数社へ申し込まず、申込ブラックを避ける
・安定した収入があることを証明できる書類を準備する

また中小消費者金融の中には、申込前に簡易診断や仮審査を受けられる業者もあります。こうしたサービスを活用することで、本審査に進む前に借入可能性を確認できます。

まとめ

審査がどこも通らない状況でも、選択肢が完全に閉ざされているわけではありません。

銀行や大手消費者金融で断られた場合でも、中小消費者金融には独自の審査基準があり、現在の返済能力を重視して判断してくれる業者も存在します。

ただし「審査なし」「ブラックOK」といった誇大広告を掲げる業者はヤミ金融である可能性が高く、利用してはいけません。

また持ち家や相続不動産がある方、とくに60代以上の方は、不動産担保ローンという選択肢もあります。

ワコーファイナンスでは、お客様に寄り添い柔軟に対応しており、資産を活用した生活再建をサポートしています。まずは無料のお試し診断で、借入可能額を確認してみてはいかがでしょうか。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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老後破産の不安を解消するために丨原因と今日からできる対策を解説

お役立ち情報 2026/06/08

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老後破産という言葉を耳にして、不安を感じていませんか。年金だけでは生活が成り立たず、貯蓄が底をつき、家計を維持できなくなる状況は、決して他人事ではありません。

たとえば、穴の開いたバケツのように、気づかぬうちに資金が減っていくこともあります。日本弁護士連合会の調査でも高齢者の破産割合は増えています。

この記事では、実態と原因、陥りやすい人の特徴、今日からできる11の対策を紹介します。

老後破産とは?

老後破産とは、高齢期に年金収入や貯蓄だけでは日常の生活費に加え、医療費や介護費用まで賄えず、家計が破綻してしまう状態を指します。

ここでいう老後破産は、法的な自己破産に限りません。貯蓄が底をつき、年金やわずかな収入だけでは生活費を賄えず、最低限の生活水準を下回る状況も、事実上の破産とみなされます。

多くの人は「自分には関係ない」と考えがちです。ですが、急速な高齢化や物価上昇、社会保障制度の変化によって、老後破産は誰もが直面しうる深刻な社会問題になっています。

とくに注意したいのは、一定の収入や資産があった中間層でも起こりうる点です。想定外の出費や収入の減少が重なると、家計が一気に崩れることがあります。

老後破産するとどうなる?

老後破産が現実になると、生活には深刻な影響が及びます。

まず生活水準が大きく下がり、食事や衣服など最低限の暮らしを維持することさえ難しくなる場合があります。公共料金や医療費の支払いが滞れば、電気や水道が止められるなど、日常生活に直接影響が出ます。

次に、住まいの維持も困難です。賃貸なら家賃滞納で退去を求められ、持ち家でも住宅ローンの返済が滞ると競売にかけられ、自宅を失うおそれがあります。

そして最終的には、生活保護の利用を検討することになります。受給には原則として資産の処分が求められ、給付は最低限度の生活を支える水準です。趣味や旅行を楽しむための余裕はほとんどありません。

出典:厚生労働省「生活保護制度に関するQ&A」(https://www.mhlw.go.jp/content/001106332.pdf

老後破産にいたる人の実態

老後破産は決して一部の人だけの問題ではありません。

日本弁護士連合会の「2023年破産事件及び個人再生事件記録調査」によると、破産債務者に占める割合は、60代が16.71%、70代以上が11.84%でした。合計すると約3割が高齢者です。

とくに70代以上の割合は、2005年調査の3.05%から、2023年には11.84%に上昇しました。18年間で約3.9倍となっており、高齢の破産債務者が増えていることがわかります。

この背景には、長寿化にともなう生活費や医療費、介護費の増加、退職後の収入不足、貯蓄の目減りなどがあります。

高齢者は新たな収入を得る手段が限られ、赤字が続くと立て直しが難しくなります。現役時代に高収入でも、生活水準を落とせず貯蓄が尽きる例がある点にも注意が必要です。

出典:日本弁護士連合会「2023年破産事件及び個人再生事件記録調査」(https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/jfba_info/publication/pamphlet/2023_hasan_kojinsaisei.pdf

老後破産の主な原因

老後破産が起こる具体的な要因を理解すると、自分の状況と照らし合わせながらリスクを把握できます。

ここでは、老後破産につながりやすい主な9つの原因を、順に詳しく解説します。

貯蓄が少ない

老後資金が少ないと、大きな出費が重なったときに貯蓄が尽き、老後破産につながる可能性が高まります。

金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によると、二人以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。

年代 平均貯蓄額 中央値
60代 約2,683万円 1400万円
70代 約2,416万円 1178万円

 

平均値が高いのは一部の富裕層が押し上げているためで、中央値のほうが実態に近いといえます。

また、金融庁の報告書では、高齢夫婦の無職世帯は毎月約5万円の赤字が生じると試算されています。不足分を貯蓄で補う場合、必要額の目安は以下のとおりです。

期間 必要額の目安
20年 約1,300万円
30年 約2,000万円

 

出典:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」(https://www.j-flec.go.jp/data/kakekin_2025/
出典:金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」」(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf

年金収入だけでは生活費が足りない

年金受給額は、現役時代の年収より大幅に少なくなります。だからこそ、年金だけで毎月の生活を維持できるのか、早めにシミュレーションしておくことが大切です。

厚生労働省の資料では、令和8年度の年金額は国民年金が月額約70,000円です。厚生年金は、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額で月額約237,000円とされています。

一方、総務省の家計調査では、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の月々の平均支出は約250,000円です。夫婦で厚生年金を受給できても、月々数万円の赤字が出る計算になります。

さらに、個人事業主やフリーランスは厚生年金がなく、国民年金のみです。不足分を貯蓄で補い続ければ、いずれ資金は底をつきます。

年金だけでは足りない現実を踏まえ、早めに対策を始める必要があります。

出典:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」(https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001639615.pdf
出典:総務省「家計調査報告 2024年(令和6年)平均結果の概要」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2024.pdf

現役時代と生活レベルが変わらない

定年退職後も、現役時代と同じ生活レベルを保とうとする心理が、高齢期の家計を苦しくすることがあります。

収入が年金中心に変わっているのに支出を調整できないと、毎月の収支が赤字になり、貯蓄が目に見えて減っていきます。

長年続けてきた外食の頻度や、趣味や娯楽への支出、旅行の回数などを急に減らすのは簡単ではありません。気持ちの面で抵抗を感じるのも自然です。

ですが、収入が減った現実を受け入れないまま生活レベルを維持し続けると、家計は確実に悪化します。

老後の生活設計では、年金収入に見合った支出水準に見直すことが欠かせません。無理のない範囲で少しずつ支出を抑えていきましょう。

住宅ローンの返済に家計が圧迫されている

退職時点で住宅ローンを完済できていないと、年金収入だけでは返済負担に耐えられず、家計の運営が苦しくなります。

とくに、退職金で完済する予定でも、想定より金額が少なかった場合は要注意です。計画が崩れ、そのまま家計の破綻につながる可能性があります。

また、持ち家でも安心とは限りません。固定資産税に加え、マンションであれば管理費や修繕積立金、火災保険料など、毎年発生する住宅関連の固定費が家計を圧迫します。賃貸住宅でも、家賃の負担が重いと老後の生活を圧迫します。

住宅費の負担が重い場合は、借り換えや住み替え、支出全体の見直しも含めて、無理のない形に整えることが大切です。高齢になるほど住み替え先を見つけにくくなるため、住まいにかかる費用の調整はできるだけ早い段階で検討しましょう。

医療費や介護費の負担が増加した

高齢期の最大のリスクは「予期せぬ支出」です。年齢を重ねるほどケガや病気の可能性は高まり、医療費が増えることも珍しくありません。

また、配偶者や自分自身に介護が必要になれば、介護施設や老人ホーム、高齢者向け住宅への入居費用など、介護費もかかるようになります。

介護費用は月々数万円〜十数万円が目安ですが、状況によっては数十万円に及ぶこともあります。長期化すれば、総額で数百万円〜1,000万円以上になるケースもあります。

さらに、親の介護費用を負担する場合もあります。自分たちの老後資金を準備しながら親の介護費も支える状況は、家計に重くのしかかります。

子どもや孫への教育費・生活費の援助が続いている

成人した子どもへの過度な援助は、結果として自分たちの生活を苦しくすることがあります。子どもや孫への教育費援助、結婚資金の援助、生活費の支援などが重荷になるケースは少なくありません。

日本弁護士連合会の「2023年破産事件及び個人再生事件記録調査」でも、負債原因として「教育資金」と回答した人が約1割とのぼります。

「子どもや孫のためなら」という気持ちは自然です。しかし、度を超えた援助が続くと、老後資金が減り、家計を圧迫するおそれがあります。

だからこそ、援助できる範囲を事前に決め、家族で話し合いながら自立をうながすことが大切です。

特殊詐欺や悪質商法に遭った

高齢者を狙った特殊詐欺や悪質商法は年々巧妙化しており、被害に遭うと老後資金が一気に失われるおそれがあります。オレオレ詐欺や還付金詐欺、架空請求詐欺など、手口はさまざまです。

また、高額な健康食品や健康器具、投資商品などを売りつける悪質商法も後を絶ちません。

とくに、社会的に孤立している高齢者ほど、詐欺被害に遭いやすい傾向があります。

詐欺被害を防ぐには、不審な電話や訪問にはすぐ応じないことが基本です。少しでも違和感があれば、その場で判断せず、家族や信頼できる第三者に相談しましょう。

必要に応じて、公的機関や警察に確認することも大切です。

退職金などの運用で損失を出した

企業の業績悪化や制度変更によって、退職金が想定より大幅に減るケースがあります。さらに老後資金を増やそうとして、十分な知識がないままリスクの高い商品に投資し、失敗することも珍しくありません。

たとえば、銀行や証券会社の担当者に勧められ、内容をよく理解しないまま投資信託や外貨建て保険に資金を投じ、大きな損失を被ることがあります。

また、退職金を元手に店を開業しようとして、結果的に失敗するケースもあります。退職金は老後の大切な資金です。

運用する場合は、自分が理解できる商品を選び、リスクを把握したうえで慎重に判断することが重要です。

離婚などの予期せぬライフイベントで家計が狂った

近年、熟年離婚は増加しています。離婚すると、それまでひとつだった世帯が2つに分かれるため生活費が二重にかかり、住居費や光熱費、食費などもそれぞれに必要になります。

その結果、一人当たりの生活コストは上がります。また、年金分割制度によって婚姻期間中の厚生年金が分割され、受け取る年金額が減る場合もあります。

一方で、配偶者との死別も家計に大きな影響を与えます。遺族年金は支給されますが、受け取れる金額が配偶者が生きていたときの年金額より少なくなることがあります。

世帯収入が減る一方で、一人暮らしになっても固定費は大きく下がりにくいため、家計が苦しくなります。

こちらの記事では、老後資金について解説しています。
「どの程度必要なのか」や老後資金がない場合の対処法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

注意!老後破産を起こしやすい人の特徴

ここまでの原因を踏まえたうえで、老後破産のリスクが高い人の特徴を整理します。

自分に当てはまる点がないかを確認し、早めの対策に役立ててください。

月々の収支を把握していない

「何にいくら使っているかわからない」状態では、無駄な支出を減らすことも、将来の資金計画を立てることもできません。

家計簿をつけない、クレジットカードの請求額を把握しない、口座残高を確認しない人は要注意です。

「なんとかなる」というどんぶり勘定は、資産の枯渇を早めます。毎月の収入と支出、貯蓄額を把握できていないと、老後破産のリスクは高まります。

家計の見える化は、老後破産を回避するための第一歩です。現状を正確に知ってこそ、適切な対策を立てられます。

夫婦でお金の話をしない

家計管理を夫婦で共有できていないと、家計の認識がずれたり、相手の使い込みや借金に気づけないというリスクがあります。

どちらか一方だけが管理していると、配偶者が急に倒れたり亡くなったりしたとき、財産の所在や残高がわからず、生活の立て直しが難しくなります。

また、価値観の違いから無駄遣いに気づきにくく、貯蓄が減って老後資金が不足するおそれもあります。借金やローンを隠していた場合は、発覚した瞬間に家計が崩れることもあります。

だからこそ、夫婦で定期的にお金の話をし、家計の状況を共有することが大切です。

貯蓄の習慣がない

先取り貯蓄をせず「余ったら貯金」という考え方のままだと、支出が先にふくらみやすく、老後も貯蓄が増えにくくなるおそれがあります。

若いころから貯蓄の習慣がない人は、年金生活に入ってからも計画的にやりくりしにくくなりがちです。毎月の赤字が続けば、貯蓄を取り崩す状態にもつながります。

貯蓄は、意識して取り分けないと増えません。給料が入ったら、まず貯蓄分を別にし、残ったお金で生活する。こうした先取り貯蓄を習慣にすることが重要です。

老後破産を避けるには、現役時代から計画的に貯蓄し、老後資金を確保しておく必要があります。

固定費が高い

住宅ローンや保険、車、サブスクなどの固定費が高いと、老後に収入が減ったとき家計は厳しくなります。

固定費は住宅ローンや家賃、保険料、通信費、車の維持費、サブスクリプションサービスなど、毎月決まって出ていく支出です。

いったん契約すると解約や減額がしにくく、家計の柔軟性も失われます。

とくに住宅ローンは金額が大きく、支払いが長期に及ぶため影響が大きくなりやすいです。保険も保障内容が過剰になっていないか、定期的に見直しましょう。

固定費を整理し、本当に必要なものに絞れば、老後の家計に余裕が生まれます。

健康に不安を抱えている

健康寿命が短くなると、働いて収入を得にくくなり、医療費や介護費も増えやすくなります。その結果、家計への負担は一気に大きくなります。

健康状態がよくないと、定年後に働き続けることが難しくなり、年金だけで生活せざるを得ない可能性があります。さらに、病気やケガの治療費がかさみ、介護が長引けば負担はより重くなります。

健康は最大の節約です。適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠を心がけ、生活習慣病を予防しましょう。

定期的な健康診断も欠かせません。健康寿命を延ばすことは、医療費を抑え、働く選択肢を残すことにつながります。

身近に頼れる人がいない

社会的に孤立すると、詐欺被害が増えたり、緊急時に判断を誤ったりしやすくなります。

身近に頼れる家族や友人がいないと、困っても相談できず、一人で抱え込むことになりがちです。とくに不審な電話や訪問販売では、だまされるおそれが高まります。

さらに、入院時に身元保証人や緊急連絡先がいないと、手続きが滞る場合があります。介護が必要になっても、支援につながりにくくなる可能性があります。

そのため、地域のコミュニティや趣味の集まりに参加し、相談できる関係を築いておきましょう。

老後破産を防ぐには?すぐできる11の対策

ここまでの内容を踏まえ、老後破産を防ぐための予防策と改善策をご紹介します。

家計の見直しや資産づくりに加え、いざというときの資金確保の方法まで整理します。自分の状況に合った選択肢を見つける参考にしてください。

老後の資金計画を立てておく

老後破産を防ぐための第一歩は、老後の資金計画を丁寧に立てることです。

まずは、老後にいくら必要なのかを試算しましょう。年金でいくら受け取れるのか、貯蓄はいくらあるのか、毎月の生活費はいくらかかるのかを整理します。

キャッシュフロー表を作ると、将来のお金の流れが見えてきます。何歳でいくら不足するのか、貯蓄がいつまで持つのかが分かれば、具体的な対策につなげられます。

自分だけで進めるのが不安な場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのもよい方法です。

家計を見直す

家計を見直すと、無駄な支出を減らし、老後資金を増やせます。

まずは固定費から手をつけましょう。通信費は、格安スマホに変えるだけで月々数千円の節約につながります。保険は、必要以上の保障に入っていないか確認し、不要なものは解約します。サブスクリプションサービスも、使っていないものは解約しましょう。

次に食費です。外食を減らし、自炊を増やすと支出を大きく抑えられます。こうして家計をひとつずつ見直していけば、月々数万円の節約も現実的になります。

定年後の働き方を考えておく

定年退職後も、収入を得る手段を確保しておくことは重要です。働き続けると、年金以外の収入を得られるだけでなく、貯蓄を取り崩すペースも遅らせられます。

再雇用制度の利用や再就職、フリーランスとしての活動、地域でのパートタイム勤務など、選択肢はいくつもあります。生涯現役に近い形で働ければ、収入を確保しながら社会とのつながりも保てます。

ただし、無理は禁物です。体力や健康状態に合わせて、働き方を調整しましょう。

健康寿命のために生活習慣を整える

健康寿命を延ばすことは、老後破産を防ぐうえで重要です。健康であれば、医療費や介護費を抑えられるだけでなく、働き続ける選択肢も残せます。

そのためには、日頃から適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠を意識しましょう。これらは、生活習慣病の予防にもつながります。

また、定期的な健康診断も欠かせません。早期発見、早期治療で重症化を防げれば、医療費の負担を抑えやすくなります。

健康寿命を延ばすことは、老後の生活の質を高めるだけでなく、経済的な負担を軽くすることにもつながります。

積立投資で老後資金を補う

老後資金を増やす方法として、積立投資を取り入れる方法があります。60代からでも遅すぎるわけではありませんが、生活費に充てるお金まで投資に回さず、余裕資金の範囲で始めることが大切です。

NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。少額からでも始めやすく、老後資金づくりの選択肢のひとつになります。

iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、掛金が全額所得控除の対象になるなど、税制面でメリットがあります。ただし、原則60歳まで引き出せないなどの制約もあるため、現在の年齢や加入状況を確認したうえで活用を検討しましょう。

投資をする場合は、価格変動のリスクを抑えるために、資産を分散させることが欠かせません。株式だけに偏らず、債券や不動産投資信託なども組み合わせながら、無理のない範囲で安定的な運用を目指しましょう。

出典:金融庁「NISA特設ウェブサイト」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html
出典:国民年金基金連合会「iDeCo公式サイト」(https://www.ideco-koushiki.jp/

小規模企業共済に加入する(フリーランス・自営業者)

フリーランスや自営業者の方には、小規模企業共済への加入がおすすめです。

小規模企業共済は、個人事業主や小規模企業の経営者のための退職金制度です。毎月一定額を積み立てることで、廃業時や退職時にまとまった共済金を受け取れます。

掛金が全額所得控除の対象になる点も、大きなメリットです。掛金は月々1,000〜7万円まで、500円単位で自由に設定できます。

個人事業主は厚生年金に加入できないため、国民年金だけでは老後資金が不足しがちです。小規模企業共済を活用すると、老後の備えを厚くできます。

出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「小規模企業共済とは」(https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/

公的年金の繰り下げ受給も検討する

公的年金は原則65歳から受給開始ですが、受給開始を遅らせる「繰下げ受給」を選ぶこともできます。

繰下げ受給を選択すると、1か月遅らせるごとに年金額が0.7%増額されます。最大で75歳まで繰り下げられ、その場合は84%増額となります。

長生きするほど、繰下げ受給のメリットは大きくなります。健康に自信があり、ほかの収入源がある場合は、検討する価値があります。

ただし、繰下げ受給を選ぶと、その期間は年金を受け取れません。生活費をほかの収入や貯蓄で賄う必要がある点には注意しましょう。

出典:日本年金機構「年金の繰下げ受給」(https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/roureinenkin/kuriage-kurisage/20140421-02.html

ローンの繰り上げ返済をする

住宅ローンや、そのほかのローンがある場合は、現役時代のうちに繰り上げ返済を行い、できるだけ早く完済することが重要です。

繰り上げ返済をすると、支払う利息を減らせます。返済期間も短くできるため、定年前に完済できれば老後の家計負担を軽くできます。

ボーナスや臨時収入が入ったときは、繰り上げ返済に回すことを検討しましょう。

ただし、手元の資金を使い切らないよう注意が必要です。急な出費に備えて、ある程度の預貯金は残しておきましょう。

持ち家を活用する(リースバック・リバースモーゲージ)

持ち家がある場合は、リースバックやリバースモーゲージを活用すると、住み続けながら資金を確保できます。

リースバックは、自宅を不動産会社などに売却し、その後は賃貸として住み続ける方法です。まとまった資金を一括で得られますが、所有権は手放すことになり、家賃も発生します。

一方、リバースモーゲージは、自宅を担保に融資を受ける方法です。毎月の支払いは利息のみで、元本は亡くなった後に自宅を売却して返済します。所有権を維持できる反面、利息が発生し、融資額にも上限があります。

相続を考えている場合は、家族とよく話し合ったうえで決めましょう。

不動産全般を活用する(不動産担保ローン)

不動産担保ローンは、自宅を含む不動産を担保に資金を借りる方法です。投資用物件や土地も担保にでき、まとまった資金を一括で確保しやすい点が特徴です。

リバースモーゲージと異なり、一般的な借入として毎月元本と利息を返済します。年齢制限も比較的緩やかで、幅広い年代の方が利用できます。老後資金の補填に加え、事業資金や借換にも活用できます。

ワコーファイナンスは、不動産価値だけではなくお客様のことを第一に考え、幅広い年齢層のご相談に対応しています。最短2日で融資できる場合もあります。

まずはお試し診断で、融資可能額を確認してみてください。

困ったときの相談先を確保しておく

老後破産を防ぐには、困ったときに相談できる相手を確保しておくことが重要です。一人で抱え込まず、専門家に相談すれば、状況に合ったアドバイスを受けられます。

たとえば、ファイナンシャルプランナーは家計の見直しや資産運用、保険の選び方など、お金に関する幅広い相談に対応しています。

弁護士なら、借金問題や相続、離婚など、法律が関わるテーマも相談できます。自治体の窓口では、生活困窮者向けの支援制度や福祉サービスについて案内を受けられます。

困ったことが起きたら、一人で悩まず、早めに専門家や公的機関に相談しましょう。

まとめ

老後破産は、誰にでも起こりうる問題です。年金だけでは生活が成り立たず、貯蓄が底をつき、家計を維持できなくなる事態を避けるには、早めの対策が欠かせません。

本記事では、老後破産の実態と原因、陥りやすい人の特徴、今日からできる11の対策を解説しました。

持ち家がある場合は、リースバックやリバースモーゲージ、不動産担保ローンの活用で、住み続けながら資金を確保することも可能です。

ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンをはじめとした各種融資商品を提供しています。最短2日で利用可能なスピード査定に対応しており、電話だけでなくオンラインからの申し込みや相談を受け付けています。

老後資金に悩みがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、
情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。
当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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本当にお金がないけど借りられない…今すぐできる対処法や最終手段・NG行動を解説

お役立ち情報 2026/04/17

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本当にお金がなく、銀行や消費者金融からも借りられない状況に陥ると、心に余裕がなくなり、不安でいっぱいになります。
しかし、どんなに困窮していても、違法な手段に手を出す必要はありません。

この記事では、金融機関から借りられない方でも利用できる「即効性のある対処法」に加えて、公的支援制度や不動産を活用した資金調達など、合法的で現実的な解決策を幅広く紹介します。

審査に通らない主な理由や、絶対に避けるべきNG行動についても解説しますので、安心して次の一歩を踏み出すための参考にしてください。

【日常・仕事】本当にお金がないけど借りられないときの対処法①

金融機関の審査に通らず、どこからもお金を借りられない状況になってしまっても、自力で現金を用意する方法はいくつかあります。

ここでは、比較的早くお金を用意しやすく、多くの人が取り組みやすい、以下4つの対処法を紹介します。

  • 日払いや単発のアルバイトをする
  • 家族や親族、知人から借りる
  • 不用品を売る・質入れする
  • 後払いサービスを利用する

日払いや単発のアルバイトをする

働いたその日に給与を受け取れる日払いバイトは「今すぐお金が必要なとき」に頼りになる方法です。

  • 仕事例:倉庫の仕分け/引っ越し/イベントスタッフなど
  • 探し方:タイミー、シェアフルなどのアプリ

倉庫の仕分けや引っ越し、イベントスタッフなど単発の仕事が多いのが特徴です。タイミーやシェアフルなどのアプリを使えば、当日や翌日から働けます。

日払い、単発の仕事でおおよそ、1日8時間で8,000円〜1万円程を目指せます。ただし、日払いだけでは足りない場合もあるため、ほかの対処法と組み合わせて資金を用意しましょう。

家族や親族、知人から借りる

金融機関が利用できないときは、信頼できる家族や親族、知人から借りる方法もあります。ただし約束を守れないと、長年築いた信頼関係が壊れる可能性が高いです。

【トラブルを防ぐための必須ルール】

  • 口頭だけにせず、必ず借用書を作成する
  • 借入金額/返済期限/利息の有無などを借用書に明記する
  • 振込履歴などの返済記録を残す

年間110万円を超える金銭のやり取りには、贈与税が課される可能性があります。実際に返済していることが分かる記録を残しておくことも大切です。

不用品を売る・質入れする

自宅で使わずにいる不用品を持ち込んで売れば、当日のうちに現金を用意できます。フリマアプリを活用すれば、自宅にいながら取引ができ手間がかかりません。

品物を手放したくない場合は、質屋に預けてお金を借りる「質入れ」を検討しましょう。質入れは、資産を担保として預け審査なしで借り入れでき、返済すれば品物を取り戻せます。不動産担保ローンと同じ、担保融資の考え方です。

「売る」か「質入れ」かの考え方は以下のとおりです。

  • 売る:その場で現金化しやすい
  • 質入れ:返済すれば品物を取り戻せるため、手放したくないときにも活用できる

ただし、買取や質入れは相場より低く査定されがちなので、複数店舗で見積もりを取り慌てず比較して判断することが大切です。

後払いサービスを利用する

Paidyやバンドルカードなどの後払い決済サービスを利用すれば、審査なしでその日からお金を使えるようになります。これらのサービスは、信用情報の審査を必要としないため、ブラックリストに載っている方でも利用しやすい手段です。

コンビニやオンラインショップで、数万円までの買い物が可能で支払いは翌月以降に先送りできます。日々の生活をつなぐための、一時的な延命策としては有効な方法といえます。

【重要な注意点】

  • 根本的な解決にはつながらない対処法である
  • 支払期限が来れば必ず支払う必要があり、滞納すれば遅延損害金が発生

次章以降で紹介する、より本質的な解決策もあわせて検討していくことが大切です。

【借金】本当にお金がないけど借りられないときの対処法②

銀行やカードローンの審査に落ちてしまった場合でも、別の審査基準や手元の資産を活用すれば資金を用意できる可能性があります。

ここでは、保有している資産や別の融資制度を使って検討できる、以下7つの対処法を紹介します。

  • 総合口座の自動融資
  • クレジットカードのキャッシング
  • 中小の消費者金融
  • 職場の従業員貸付・前借り制度
  • 生活再生ローン
  • 生命保険の契約者貸付
  • 不動産担保ローン

総合口座の自動融資を利用する

銀行の総合口座に定期預金がある場合は、定期預金を担保に、自動で融資を受けられる制度が用意されていることがあります。

  • 条件:総合口座+定期預金がある
  • 特徴:審査不要、低金利、手続きが少ない
  • 上限目安:定期預金残高の90%程度

定期預金残高の90%程度までを低金利で借りることができ、審査も不要です。普通預金の残高が不足したときは、自動的に融資が実行される仕組みのため、手続きの手間もかかりません。

ただし、この仕組みを利用できるのは、定期預金を持っている方に限られます。誰でも使える方法ではない点には注意が必要です。

クレジットカードのキャッシングを利用する

すでに持っているクレジットカードにキャッシング枠が設定されている場合は、その枠内であれば新たな審査なしで借りられます。

一方でキャッシングの金利は年15〜18%程度と高めです。一方、返済不能になるリスクもあるため、キャッシングを利用する判断は慎重にしましょう。

【判断の目安】

  • 返済の見通しが立つか
  • すでに返済が苦しい状態で上乗せにならないか

中小の消費者金融を利用する

大手の銀行・消費者金融の審査に通らなかった場合でも、中小の消費者金融であれば、独自の審査基準によって融資を受けられる可能性があります。

  • 大手:過去重視(減点方式)になりやすい
  • 中小:現在の返済能力重視(加点方式)の傾向
  • 過去に延滞歴があっても、現状次第で通る場合がある

大手が過去の信用情報を重視する「減点方式」で審査を行うのに対し、中小の消費者金融は現在の返済能力を評価する「加点方式」を採用する傾向があります。

過去に延滞歴があっても現在は安定した収入があり返済の意思がはっきりしていれば融資を受けられる場合があります。

ただし、利用する前に、正規の貸金業者かどうか必ず確認しましょう。金融庁の登録貸金業者情報検索サービスを使えば、登録番号を照会できます。

職場の従業員貸付や前借り制度を利用する

勤務先に、従業員貸付制度や給与の前借り制度がある場合は、福利厚生の一環として比較的安全に資金を用意できます。従業員貸付制度とは、勤務先が社員に対して低金利でお金を貸し付ける仕組みです。

金利は、勤務先の規定によって異なりますが、国税庁が定める利率(令和6年は0.9%)を目安としているケースが多く、法外な利息が発生する心配はあまりありません。

利用できるかどうかは勤務先の就業規則で決まるため、まずは人事部や総務部に相談してみましょう。

生活再生ローンを利用する

生活再生ローンは、信用情報に問題がある人や低所得の人向けに用意された貸付制度です。低所得者や生活困窮者向けの貸付制度であるため、一般的な金融機関では借りられない人でも利用できる可能性があります。

  • 対象:低所得・生活困窮/信用情報に不安がある人
  • 特徴:比較的低金利で、返済計画を相談しやすい
  • 申込み:生活サポート基金の窓口/自治体の福祉課

通常の消費者金融より金利が低く、返済計画も相談しながら決められるので、無理のないペースで返済しやすい点が特徴です。
申し込みは生活サポート基金の窓口や自治体の福祉課を通じて手続きを進める必要があります。

生命保険の契約者貸付を利用する

積立型の生命保険に加入している場合は、解約返戻金の範囲内でお金を借りられる「契約者貸付」という制度を利用できます。解約返戻金の6〜9割程度までなら、審査なしで比較的低い金利で借り入れできます。

  • 条件:積立型保険
  • 目安:解約返戻金の6〜9割程度
  • 特徴:審査なし、カードローンより低金利のことが多い

生命保険に付いている、オプションのような仕組みなので、信用情報に傷があっても利用できる点がメリットです。金利は一般的なカードローンより低めに設定されており、返済方法も柔軟に決められることが多いです。

一方で、掛け捨てタイプの保険では契約者貸付は使えません。また、返済せずに放置すると、将来的に保険契約そのものが失効してしまうおそれがあるため、十分に注意しましょう。

不動産を担保にお金を借りる

自宅や土地などの不動産を持っている場合は、それを担保に借りられる不動産担保ローンという方法があります。

条件:不動産(自宅・土地など)がある
特徴:属性より不動産価値を重視する傾向
可能性:過去の返済トラブルがあっても評価次第で融資の余地

銀行が年齢や勤続年数、信用情報などの属性を重視するのに対して、不動産担保ローンは不動産そのものの価値を軸に判断します。そのため、50代以上の方や過去に返済トラブルのある方でも、評価次第で高額融資を目指せます。

ワコーファイナンスは、不動産を最大限に活かした融資を行い、最短2日での融資にも対応しています。

まずは、無料のスピード査定でご自身の不動産の評価額を確認することをおすすめします。

こちらの記事では、不動産担保ローンはいくら借りられるかを紹介しています。借入可能額を決めるポイントも解説していますので、あわせてご覧ください。

【公的制度】本当にお金がないけど借りられないときの対処法③

民間の金融機関からの借入が難しい場合でも、国や自治体が提供する公的支援制度を利用できます。これらの制度は、低所得者や生活困窮者を対象としており、無利子または低金利で利用できる点が特徴です。

以下、5つの制度を紹介します。

  • 住居確保給付金
  • 生活福祉資金貸付制度
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付制度
  • 求職者支援資金融資制度
  • 生活保護

住居確保給付金

住居確保給付金は、離職や廃業、収入減少などが原因で住まいを失うおそれがある方に対し、自治体が家賃相当額を支給する制度です。離職だけでなく減収も対象となるため、仕事を続けながら家賃の負担に悩んでいる場合にも相談できます。

  • 対象:離職・廃業・収入減少などで住まいを失うおそれがある人
  • 内容:家賃相当額の支給
  • 期間:原則3か月
  • 申請先:生活困窮者自立支援窓口

原則3か月間、家賃相当額が支給されます。この期間に、就職活動や収入の回復に向けた準備を進め、生活を立て直すことが目的です。申請は、お住まいの自治体にある生活困窮者自立支援窓口で行います。

出典:厚生労働省「生活支援特設ウェブサイト 住居確保給付金 制度概要」

https://corona-support.mhlw.go.jp/jukyokakuhokyufukin/index.html

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度は、低所得世帯・高齢者世帯・障害者世帯を対象に、社会福祉協議会が無利子または低金利で資金を貸し付ける仕組みです。

生活費や教育費、住宅費など幅広い目的で利用できることが特徴です。

  • 対象:低所得世帯・高齢者世帯・障害者世帯
  • 内容:生活費、教育費、住宅費などの貸付(無利子/低金利)
  • 相談先:社会福祉協議会(市区町村)

民間ローンと比べると審査は比較的緩やかですが、返済能力や資金が本当に必要かどうかはしっかり確認されます。利用を検討するときは、お住まいの市区町村にある社会福祉協議会で、相談や申請の手続きを進めましょう。

出典:厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html

母子父子寡婦福祉資金貸付制度

母子父子寡婦福祉資金貸付制度は、ひとり親家庭や寡婦を支援するための公的な貸付制度です。子どもの教育費や日々の生活費、住宅費など、さまざまな出費に利用できます。

  • 対象:ひとり親家庭・寡婦
  • 内容:教育費、生活費、住宅費などの貸付
  • 申請先:都道府県または市の福祉担当窓口

出典:内閣府男女共同参画局「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」

https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/law/23.html

求職者支援資金融資制度

求職者支援資金融資制度は、職業訓練を受講している方が、訓練期間中の生活費を借りられる仕組みです。ハローワークの職業訓練に通いながら、生活費のやりくりに困っている方が対象となります。

  • 対象:職業訓練受講中で生活費に困っている人
  • 内容:訓練期間中の生活費の貸付
  • 上限:月額10万円
  • 申請先:ハローワーク

この制度では、月額10万円を上限として、訓練中の生活費を借りることができます。

出典:厚生労働省「求職者支援制度のご案内」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushokusha_shien/index.html

生活保護

生活保護は、資産や能力をできる限り活用してもなお、生活に困っている方に国が最低限の暮らしを保障する制度です。日本国憲法第25条で保障された権利であり、条件を満たせば誰でも申請できます。

【生活保護の特徴】

  • 最後のセーフティネット
  • 生活扶助、住宅扶助、医療扶助などが対象
  • 申請先:福祉事務所

生活保護は、最後のセーフティネットとして、資産や能力をすべて活用しても暮らしが成り立たないときに利用できる正当な権利です。

生活扶助・住宅扶助・医療扶助・教育扶助・介護扶助など、日常生活に必要なさまざまな費用が支給されます。とくに医療費は全額が公費で負担されます。

出典:厚生労働省「生活保護制度」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html

本当にお金がないときの最終手段は債務整理

借入や公的支援を利用しても、限界だと感じている場合は「これ以上借りる」ことよりも「借金を減らす・ゼロにする」方向へ発想を切り替えることが大切です。

債務整理は法的に認められた借金の解決手段であり、弁護士や司法書士に依頼した時点で債権者からの取り立ては止まります。以下では、債務整理の種類を紹介します。

  • 自己破産:借金をゼロにして再スタートを目指す
  • 個人再生:借金を大きく減らし、3〜5年で返済する
  • 任意整理:利息をなくし、返済計画を組み直す

自己破産

自己破産は、裁判所を通じて借金をゼロにする手続きです。

すべての借金が免除され、返済義務がなくなるため、生活を立て直す再スタートを切れます。一部の財産は処分されますが、99万円以下の現金や日常生活に必要な家具家電などは手元に残せます。

個人再生

個人再生は、裁判所を通じて借金を大きく減額し、残った金額を3〜5年かけて返済していくための手続きです。

最大のメリットは「住宅ローン特則」により、自宅を手放さずに借金を整理できる点です。持ち家を守りながら借金問題を解決したい方にとって、有力な選択肢といえます。

任意整理

任意整理は、債権者と直接交渉して将来の利息をなくし、返済計画を組み直すための手続きです。裁判所を通さないため手続きが比較的簡単で、家族や職場に知られずに進めやすい方法です。

利息がなくなる分、返済総額が減り毎月の返済額も抑えられます。3〜5年かけて元本だけを返済していくケースが一般的です。

持ち家や車などの財産を手放さずに済むため、生活への影響は3つの手続きのなかで最も小さい方法といえます。

そもそもなぜお金を借りられないのか?審査に通らない理由

金融機関からお金を借りられない理由を正しく理解すると、次に取るべき行動が分かりやすくなります。ここでは審査に通らない、主な5つの理由について解説します。

  • 安定した収入がない
  • 業者の借入限度額を超えている
  • 総量規制に引っかかっている
  • 信用情報に傷がある
  • 短期間で多重申し込みをしている

安定した収入がないから

消費者金融やカードローンでお金を借りるためには「安定した収入」があることが大前提です。これは、貸金業法にもとづき「返済能力があるかどうか」が重視されるためです。

  • 審査に通りやすい例:毎月の収入が安定している
  • 厳しい例:無職/日雇いのみで収入が不安定

安定した収入とは、継続的に一定の収入が得られる状態を指します。正社員である必要はなく、パートやアルバイトでも毎月安定して収入があれば、審査に通る可能性があります。

しかし、収入がまったくない無職の方や日雇いの仕事だけで、定期的な収入がない場合は審査に通りません。

業者の借入限度額を超えているから

貸金業者は、借り手の年収や信用情報を基準に、一人ひとりの借入限度額を決めます。

  • 審査で見られる点:年収・信用情報・他社借入状況
  • 落ちやすい状況:すでに借入が多い/返済負担が重い

ほかの貸金業者からすでに多額の借金がある場合、新たな貸付を行うと返済可能な上限を超えるおそれがあると判断されます。

その結果、返済が難しくなるリスクが高い申込とみなされ、審査に通らないことがあります。

総量規制に引っかかっているから

貸金業法の総量規制により、貸金業者は借り手の年収の3分の1を超える金額を原則貸し出すことができません。これは、過度な借入から消費者を守るための仕組みです。

たとえば、年収300万円の方であれば、すべての貸金業者からの借入合計は100万円までに制限されます。すでに年収の3分の1に達している場合、原則新たな借入はできません。

ただしここで押さえておきたいのは「不動産担保ローンは総量規制の対象外(除外または例外)」となるケースが多い点です。年収の3分の1以上の借入があるため、通常のカードローン審査に通らなかった方でも、不動産という担保があれば融資を受けられる可能性があります。

信用情報に傷があるから(ブラックリスト)

過去、クレジットカードやローンの返済を長期間滞納したり、債務整理を行ったりすると、信用情報機関に事故情報が登録されます。これが「ブラックリスト」と呼ばれる状態です。

信用情報はCICやJICC、全国銀行個人信用情報センターなどの機関で管理されており、金融機関は審査の際に、必ずこれらの情報を確認します。事故情報が登録されている場合は、審査に通過することがほとんどありません。

事故情報は、5〜10年間登録されます。この期間は、新たな借入が非常に難しくなるため、公的支援制度の利用や手元の資産を活用し、融資方法を検討することが重要です。

短期間で多重申し込みをしているから

短期間のうちに、複数のカードローンやクレジットカードへ申し込むと「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、審査に通りづらくなります。

申込情報は信用情報機関に6か月間登録され、金融機関は「短期間に複数社へ申し込んでいる=相当お金に困っている」と判断して審査を厳しくします。

審査に落ちたからといって、次々に別の業者へ申し込む行動は逆効果です。まずは一度立ち止まり、自分がなぜ審査に落ちたのかを整理し、状況に合った対処法を選ぶことが大切です。

お金を借りられない状況でも絶対にしてはいけないこと

お金がなく追い詰められると、冷静さを失い、違法な手段に手を出してしまう危険性が高まります。たとえ一時的にお金を手に入れられたとしても、その後に待っているのはさらに厳しい状況です。

これから挙げる行為には、絶対に手を出してはいけません。

  • ヤミ金融からの借り入れ
  • クレジットカードの現金化
  • SNSを介した個人間融資
  • 闇バイト
  • 銀行口座の売却
  • ネット上に出品された現金の購入
  • 虚偽申告による借入
  • 生活保護費での借金返済

ヤミ金融からの借り入れ

ヤミ金融は貸金業法に違反する違法な金融業者です。
「審査なし」「誰でも借りられる」といった甘い言葉で近づいてきますが、一度でも利用すると法外な金利と悪質な取り立てによって生活が追い詰められます。

なぜNG? 違法業者で、法外な金利・悪質な取り立てが前提
ありがちな誘い文句 「審査なし」「即日融資」「誰でもOK」
起こり得ること 恐喝・脅迫、職場への嫌がらせなど違法な取り立て
代わりに取る行動 ・公的制度の相談
・正規の貸金業者確認
・専門家へ相談

返済が遅れると恐喝や脅迫、職場への嫌がらせなど違法な取り立てが行われる危険があります。どんなに困っている状況でも、ヤミ金融には絶対に手を出さないようにしましょう。

クレジットカードの現金化

クレジットカードで商品を購入し、その商品を売却して現金を得る「クレジットカード現金化」は、カード会社の利用規約に違反する行為です。

なぜNG? 規約違反であり、発覚時のペナルティが重い
ありがちな誘い文句 「換金」「即日現金」「高換金率」などの宣伝
起こり得ること ・カード強制解約
・利用残高の一括請求
・信用情報の悪化
代わりに取る行動 ・不用品売却、質入れ
・公的支援
・債務整理の相談

この行為が発覚すると、カードの強制解約や利用残高の一括請求を求められるおそれがあります。さらに、信用情報に事故情報が登録されるため、今後クレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。

SNSを介した個人間融資

SNSで「お金貸します」「即日融資」などとうたう個人間融資は、無登録の貸金業者による違法行為であり、実態はヤミ金融であるケースがほとんどです。

なぜNG? 無登録の違法が多く、実態がヤミ金融になりやすい
ありがちな誘い文句 「個人融資」「審査なし」「ブラックOK」
起こり得ること ・個人情報流出
・詐欺・犯罪に巻き込まれる可能性
代わりに取る行動 ・自治体、社協の相談窓口
・生活福祉資金など公的制度

個人情報が流出し、詐欺や犯罪に巻き込まれるリスクが非常に高くなります。どんなに困っている状況でも、SNSでの個人間融資には絶対に応じないでください。

闇バイト

SNSなどで募集される「闇バイト」は特殊詐欺や強盗などの犯罪の実行役を集めるものです。「簡単に高収入」といった言葉で誘われますが実際には重大な犯罪に加担する行為になります。

なぜNG? 犯罪の実行役=逮捕・前科の可能性が高い
ありがちな誘い文句 「簡単」「即日」「高収入」「誰でもできる」
起こり得ること ・逮捕、刑事罰
・組織に個人情報を握られ抜けられない
代わりに取る行動 ・日払いバイトなど合法の仕事
・危険を感じたら警察へ相談

闇バイトに参加すると逮捕され、刑事罰を受ける可能性が非常に高くなります。一度関わると、犯罪組織から抜け出せなくなる例も少なくありません。

絶対に手を出さないようにしてください。万が一関わってしまったときは、すぐに警察へ相談しましょう。

銀行口座の売却

自分名義の銀行口座やキャッシュカードを、他人に売ったり渡したりする行為は「犯罪収益移転防止法」に違反する犯罪です。譲り渡した口座が特殊詐欺などの犯罪に使われれば、口座を売った本人も共犯として責任を問われます。

なぜNG? 犯罪収益移転防止法違反。共犯と見なされるケースも
ありがちな誘い文句 「口座買います」「渡すだけで◯万円」
起こり得ること ・懲役・罰金の可能性
・口座凍結・新規口座が作れない
代わりに取る行動 ・正規の制度、融資の検討
・まずは相談窓口へ

口座売却は、1件あたり数万円程度の報酬を持ちかけられることが多いものの、逮捕されれば懲役刑や罰金刑を科される可能性があります。一度でも口座を売ってしまうと、その後はどの金融機関でも新しい口座を開設できなくなり、将来の生活にも深刻な影響が残ります。

ネット上に出品された現金の購入

フリマアプリなどで額面以上の価格で売られている現金を購入する行為は、実質的にクレジットカード現金化と同じ行為とみなされます。

なぜNG? 実質「現金化」と同様に扱われるリスクが高い
ありがちな誘い文句 「現金◯万円」「額面以上」で出品されている
起こり得ること 規約違反扱い・信用の悪化につながる可能性
代わりに取る行動 売却・質入れ・公的制度など、正規の資金手当の利用

ネットオークション上では、実際の紙幣の額面よりも高めの価格設定で現金が出品されるケースが見られます。たとえば、20万円分の現金に25万円という価格が付けられるといった具合です。

この現金をクレジットカードで落札すれば、支払いは後日精算となる一方で、購入者はすぐに現金を受け取れます。つまり、このような取引は、形式上はオークションでの売買に見えても、実態としてはクレジットカードを使った現金化の方法のひとつといえるでしょう。

虚偽申告による借入

年収や勤務先を偽って借入を申し込む行為は、詐欺罪として処罰されるおそれがあります。金融機関は、申込内容と提出書類の信用情報を丁寧に照合するため、虚偽の申告は発覚しやすいです。

なぜNG? 詐欺罪の可能性・発覚しやすくリスクが大きい
よくある不正の手口 年収・勤務先・勤続年数の偽装
起こり得ること 審査落ち+信用失墜で今後さらに借りにくくなる
代わりに取る行動 ・公的支援の利用
・債務整理など「減らす」方向の検討

嘘が明らかになれば審査に落ちるだけでなく、信用を大きく損ない、今後の借入がいっそう難しくなります。どんなに困っていても、事実と異なる内容で借入を試みることは絶対にやめましょう。

生活保護費での借金返済

生活保護費は日本国憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」を送るために支給されるお金です。借金の返済に充ててしまうと制度本来の趣旨から外れてしまいます。

なぜNG? 生活費としての支給目的から外れてしまう
誤った使い方 本来の生活費が不足するため、生活が破綻しやすくなる
代わりに取る行動 ・福祉事務所のケースワーカーや弁護士に相談
・必要に応じて、債務整理を検討
目指す状態 借金を整理して、生活保護費を生活費に充てられる状態にする

生活保護を受給している場合は、まず福祉事務所のケースワーカーや弁護士に相談し、債務整理を検討しましょう。自己破産などで借金をゼロにすることで、生活保護費を本来の目的である生活費に使えるようになります。

まとめ

本当にお金がなく、どこからも借りられなくても、日払いバイトや不用品売却、公的支援制度、不動産担保ローンなど、合法的な解決策は必ずあります。

そのうえで、もし持ち家や土地などの不動産をお持ちなら「不動産を担保に資金を確保する」という選択肢も検討できます。

カードローンは、信用情報や総量規制などの影響を受けやすい一方で、不動産担保ローンは担保価値を軸に判断されることがあります。状況によっては、資金調達につながる可能性もあるでしょう。

ワコーファイナンスでは、状況に合わせて以下のサービスを提供しています。

  • 不動産担保ローン
  • リフォームローン
  • 貸金業法に基づく借換えローン
  • 売却中の不動産を活用した融資

最短2日での融資が可能なため、急な資金ニーズにも柔軟に対応できます。
まずは「スピード査定」で、資金調達の可否を簡単にチェックしてみてください。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けて
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本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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老後に固定資産税が払えないとどうなる?滞納リスクと対処法・調達方法を解説

お役立ち情報 2026/02/26

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「年金中心の生活になってから、固定資産税の負担が以前より重く感じられるようになった…」と悩みを抱える方は少なくありません。住宅ローンを完済しても、不動産を所有している限り税金の支払いは続くため、収入が減った家計では負担が大きくなりがちです。

また、固定資産税を払えないまま放置すると延滞金が加算され、最終的に財産が差し押さえられる可能性もあります。しかし、早めに対処すれば十分に回避できる方法があることをご存知でしょうか。

この記事では、老後に固定資産税の支払いが難しくなる理由や滞納のリスク、そして現実的な対処法までを分かりやすくまとめています。不安を減らし、安心して次の一歩を踏み出せるように解説します。

そもそも固定資産税とは?老後もゼロになることはない?

固定資産税は、土地や建物などの固定資産を持っている人に課される地方税です。毎年1月1日時点で所有者として登録されている人に納税義務が生じます。

対象となるのは土地、家屋、そして事業用の償却資産の3つで、一般家庭では自宅の土地と建物が主な対象です。

分類 対象
土地 田、畑、住宅地、塩田、鉱泉地(温泉など)、池沼、山林、牧場、原野などの土地
家屋 住宅、店舗、工場(発電所や変電所を含む)、倉庫などの建物
償却資産 会社・事業者が所有する構築物(広告塔やフェンスなど)、飛行機、船、車両や運搬具(鉄道やトロッコなど)、備品(パソコンや工具など)

固定資産税は、固定資産税評価額に標準税率1.4%を掛けて算出されます。評価額は3年ごとに見直され、市場価格(実勢価格)とは異なる方式で計算されるため、一般には売買価格よりも低く設定される傾向があります。

建物の評価額には、構造や築年数に応じて経年減点補正が適用されます。

【建物の評価額の特徴】

  • 年数が経つほど評価額は下がる
  • とくに木造住宅は下落幅が大きく、最終的にはかなり低い額になることもある
  • ただし、制度上、家屋の評価額がゼロになることはない

なお、課税標準額が家屋の免税点(20万円)を下回る場合は固定資産税が課税されません。

また、年金生活に入ったからといって自動的に固定資産税が免除される制度はありません。
老朽化の末、建物として評価できないほど崩れてしまわない限り、課税は続きます。

出典:総務省「固定資産税

老後に固定資産税が払えなくなるケース

老後に固定資産税の支払いが難しくなることは、珍しいことではありません。とくに収入が減る時期と重なるため、多くの人が負担を感じやすくなります。ここでは、代表的な2つのケースを順に見ていきます。

1:収入が年金だけで額も少ない

老後に収入が年金だけになると、固定資産税は家計を圧迫しやすい支出のひとつです。日本年金機構の公表では、令和7年4月分以降の標準的な年金額は、夫婦2人の厚生年金と老齢基礎年金を合わせて月額23万2,784円とされています。

一方、生命保険文化センターの令和7年度の調査によると、老後の最低日常生活費は月額23.9万円が平均で、標準的な年金額でも毎月およそ7,000円の赤字になります。

個人事業主で国民年金のみの方や、無職期間が長く年金額が少ない方の場合、この赤字はさらに大きくなります。収入が減る一方で固定資産税は毎年必ず発生するため、医療費・介護費などの突発的支出が重なると、固定資産税の支払いが難しくなることも十分にあり得ます。

2:親族から不動産を相続した

両親などの親族から不動産を相続すると、思いがけず固定資産税の負担が発生し、家計に影響が出ることがあります。固定資産税は毎年1月1日時点の所有者に課税されるため、自分が住んでいない空き家であっても所有者として登録されていれば支払いが必要です。

不動産は容易に一部だけを売って納税資金に充てることができないため、準備がないまま相続すると固定資産税が毎年の負担になりやすくなります。さらに、相続税が発生するケースでは家計への影響が一層大きくなります。

相続を意識し始めた段階で、不動産にかかる税金や固定資産税の金額を早めに確認しておくことが大切です。

固定資産税が払えない場合に起こること丨差し押さえまでの流れ

固定資産税を払えないまま放置すると、状況は少しずつ悪化し、最終的には財産の差し押さえに至るおそれがあります。どのような流れで進むのかを知っておくことは、早めの対処につながります。ここでは、延滞から差し押さえまでの具体的なプロセスを順に説明します。

①延滞金が発生する

固定資産税の納期限を過ぎると、翌日から延滞金が発生します。延滞金は、期限どおりに納めた人との公平性を保つために課されるペナルティで、地方税法第369条によって割合が定められています。

納期限の翌日から1か月以内が年7.3%、1か月を超える期間が年14.6%です。滞納が長引くほど金額は増えるため、早めに対応することが大切です。

②自治体から督促状が届く

納期限までに固定資産税を納めない場合、自治体から督促状が送付されます。地方税法第329条では、納期限から20日以内に督促状を発送することが定められています。

督促について、地方税法第331条には以下のように明記されています。

=====================================================================
市町村民税に係る滞納者が次の各号の一に該当するときは、市町村の徴税吏員は、当該市町村民税に係る地方団体の徴収金につき、滞納者の財産を差し押えなければならない。

一 滞納者が督促を受け、その督促状を発した日から起算して10日を経過した日までにその督促に係る市町村民税に係る地方団体の徴収金を完納しないとき。
二 滞納者が繰上徴収に係る告知により指定された納期限までに市町村民税に係る地方団体の徴収金を完納しないとき。

引用元:地方税法 第331条 市町村民税に係る滞納処分
=====================================================================

つまり、督促状が発送されてから10日以内に納付しなければ、自治体には差し押さえの権限が発生します。督促状を放置すると、納税の意思がないと判断されやすくなり、強制的な財産調査や差し押さえに進む可能性が一気に高まります。

③自治体から催告書が届く

督促状を無視して滞納を続けると、自治体から催告書が送られてきます。催告書は、事実上の最終警告であり「このまま滞納が続けば財産を差し押さえる」という内容が明確に記されています。書面に加えて、電話や職員による訪問が行われることもあります。

催告書が届いた段階では、まだ差し押さえは実行されていません。ただし、ここで何の対応もしないままでいると、次の財産調査へと進み、差し押さえが現実的になるため、早めに行動することが大切です。

④財産調査が行われる

催告にも対応しないままでいると、自治体の徴税吏員によって財産調査が行われます。この調査は滞納者の承諾を必要とせず、強制的に実施されます。

対象は官公署、金融機関、勤務先、取引先など幅広く、預貯金の残高や不動産の所有状況、給与の支給状況まで詳しく把握されます。会社勤めの方の場合、勤務先に滞納の事実が知られてしまう可能性があり、社会的信用を損なうリスクも生じます。

⑤財産を差し押さえられる

財産調査で差し押さえ可能な財産が確認されると、自治体は地方税法第373条に基づき差し押さえを実行します。

【差し押さえの対象】

  • 不動産(強制退去)
  • 預貯金
  • 給与
  • 動産(現金、貴金属、自動車など)
  • 保険の解約返戻金

一方で、国税徴収法により衣服や寝具、3か月分の食料といった生活必需品は差し押さえが禁止されています。

また、国民年金・厚生年金の差し押さえも法律で禁止されているため、差し押さえ時点で受け取り予定の年金は対象外です。ただし、すでに受け取った年金は預貯金として差し押さえの対象になるため注意しましょう。

不動産や動産は公売にかけられ、売却代金が滞納税の支払いにあてられます。自宅が公売にかけられた場合、買い手がつけば強制的に退去しなければなりません。公売は任意売却より売却価格が下がりやすいため、この段階に入る前に対応することがとても重要です。

老後に固定資産税が払えない場合の対処法

固定資産税を払えない状況になっても、適切に対処すれば改善できる可能性があります。重要なのは、放置せずに早めに行動することです。ここでは、自治体への相談から資金調達まで、現実的に取り得る対処法を順に説明します。

まずは自治体の窓口に相談する

固定資産税の支払いが難しくなったときは、まず自治体の窓口に相談することがもっとも重要です。督促状や納付書には担当窓口の連絡先が記載されているため、できるだけ早く連絡しましょう。とくに重要なのは「納税する意思がある」と明確に伝えることです。

督促状や催告書を放置すると、納税の意思がないと判断され、差し押さえに進む可能性が一気に高まります。放置せず早めに相談すれば、分納や減免、徴収猶予などの制度を利用できる可能性があり、担当者から状況に合った対処法を提案してもらえます。

救済措置を利用する

自治体に相談すると、状況に応じて次のような5つの救済措置を利用できる可能性があります。

【分納】
固定資産税を分割して納める方法です。通常は年4回払いですが、自治体によっては毎月払いなど、より細かい分割に変更できる場合があります。分割回数は相談の上で決まります。

ただし、分納が認められた後に滞納し、計画通りに納税できないと差し押さえのリスクが生じます。

【徴収猶予】
病気やケガ、廃業、災害などで納付が難しい場合、原則1年を限度に徴収が猶予されます。猶予期間中は延滞金が全部または一部免除され、新たな督促や差し押さえも行われません。すでに財産が差し押さえられている場合でも、申請すれば解除される可能性があります。

【減免】
支払う税額そのものを軽減または免除する制度です。生活保護受給者、65歳以上で生活に困っている方、障がい者で生活困窮者、災害被害を受けた方などが主な対象です。適用条件は自治体ごとに異なるため、事前の確認が必要です。

【換価の猶予】
すでに差し押さえを受けている財産の売却を一時的に猶予する制度です。納税すると生活の維持が難しくなる場合に認められ、原則1年間の猶予を受けられます。猶予期間中は延滞金が軽減されますが、財産目録や収支明細書の提出、担保の提供が必要になります。

以下は、静岡市の換価の猶予申請可能な対象者についての情報です。

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換価の猶予
市税を一時に納付することによって事業の継続又は生活の維持を困難にするおそれがあり、
かつ、納税に対する誠実な意思を有すると認められる場合は、猶予を受けようとする市税の
納期限から6か月以内に申請することにより換価の猶予が認められる場合があります。
※申請する市税以外の市税に滞納がある場合は、原則、換価の猶予の申請はできません。

引用元:静岡市|猶予の申請手引き
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【滞納処分の停止】
滞納処分によって生活が著しく困難になる場合に適用される制度です。認められると滞納税の支払い義務はなくなりますが、要件は非常に厳しく、適用例は多くありません。

要件は以下の通りです。

  • 滞納処分をすることができる財産がないとき
  • 滞納処分をすることによつてその生活を著しく窮迫させるおそれがあること
  • その所在及び滞納処分をすることができる財産がともに不明であること

出典:税務研究会「地方税法 第15条の7 滞納処分の停止の要件等」

不動産を売却する

分納や徴収猶予を利用しても固定資産税の支払いが難しい場合は、不動産を売却する方法もあります。売却して所有権が買主へ移れば、その時点で固定資産税の納税義務はなくなります。

売却によってまとまった資金を得られれば、滞納税の支払いだけでなく、当面の生活費を確保できる点も大きなメリットです。

また、公売と比べて通常の不動産取引の方が高く売れる可能性が高いため、早めに不動産会社へ査定を依頼することが大切です。ただし、1月1日以降に売却した場合は、その年の固定資産税が原則として売主負担になる点には注意しましょう。

リースバックを利用する

住み慣れた自宅を手放したくない場合は、リースバックという方法があります。リースバックとは、自宅を一度売却し、その後は家賃を支払うことで同じ家に住み続けられる仕組みです。

リースバックのメリットは、所有権が買主に移転するため「固定資産税の支払い義務がなくなる点」です。不動産会社が買主となるケースが多く、比較的短期間で売却できるのも特徴です。

一方で、売却価格が市場価格より安くなる傾向があり、賃料が周辺相場より高くなる可能性があるデメリットがあります。賃貸借契約には期間があり、更新できない可能性もあります。買い戻しを希望しても売却時より高い価格が提示される場合があり、確実に買い戻せるわけではない点に注意が必要です。

リバースモーゲージを利用する

リバースモーゲージは自宅を担保にした借り入れであり、リースバックと異なり所有権は移転しません。自宅の所有権を維持したまま資金調達できるのが特徴で、生存中は利息のみを支払えばよいため毎月の負担を抑えられます。

さらに、資金使途は原則自由で、老後の生活費や固定資産税の支払いにも利用可能です。また、一定の条件を満たせば配偶者が契約を引き継げるケースもあります。

不動産担保ローンを利用する

不動産担保ローンは、土地や建物を担保にして資金を借りる方法です。不動産を手放さずにまとまった資金を確保でき、資金使途も原則自由なのが特徴です。

【利用できる主な目的】

  • 固定資産税の支払い
  • 生活費・医療費
  • 事業資金
  • 他の税金の納付など

無担保ローンより低金利で、長期返済計画を立てやすい点もメリットです。

固定資産税の支払いをはじめ、生活費、事業資金、ほかの税金の納付など、幅広い目的に利用できます。無担保ローンより低金利で借りられ、長期の返済計画を立てやすいのもメリットです。

とくに注目すべきなのは、固定資産税を滞納している場合でも融資を受けられるケースがあることです。

金融機関によっては、滞納明細や納付書を提出し、融資金を納税に充てることを条件に借り入れが認められる場合があります。審査が順調に進めば最短2日程度で融資を受けられることもあり、督促状が届いて急いで納税したい状況にも対応できます。

ただし、借りたお金は返済が必要で、返済できない状態が続くと担保不動産が処分されるリスクがあります。

【利用時の注意点】

  • 借りた資金は当然返済が必要
  • 返済不能が続くと担保不動産が処分されるリスクあり
  • 収支に無理のない範囲で計画的に利用することが重要

不動産担保ローンは、自宅を手放さずに迅速かつ柔軟に資金調達ができるため、老後の固定資産税問題に悩む方にとって有力な選択肢といえます。

こちらの記事では、納税資金について解説しています。
納税資金の種類や資金不足の際の対処法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

老後に固定資産税が払えなくなる状況は、年金生活への移行や不動産の相続など、誰にでも起こり得る問題です。滞納すれば延滞金の発生から督促、財産調査へと進み、最終的に差し押さえに至る可能性がありますが、早めに対処すれば回避できます。

【差し押さえ回避のために】

  • 督促を放置しない
  • 滞納前に早めに相談する
  • 使える制度を把握する

まずは自治体へ相談し、納税の意思を示すことが重要です。分納や徴収猶予、減免などの救済措置が利用できる場合があります。より根本的に資金を確保したい場合は、不動産の売却、リースバック、リバースモーゲージ、不動産担保ローンといった選択肢も検討できます。

とくに不動産担保ローンは、自宅を手放さずに資金調達できる有力な方法です。ワコーファイナンスでは無料のスピード査定を実施しており、融資が可能か迅速にご確認いただけます。

老後の生活を守るためにも、固定資産税の問題は放置せず、早めの対応を心がけましょう。固定資産税でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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相続税が払えない!滞納ペナルティと分割・物納などの対処法を解説

お役立ち情報 2026/02/05

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実家の土地や建物を相続したものの、相続税の支払いに充てられる十分な現金がない。
このような状況に直面し、納付期限が迫るなかで不安を抱えている方もいるでしょう。

とくに不動産が主な相続財産の場合は「売却に時間がかかる」「まとまった預貯金がない」などの理由から、納付期限が迫るほど不安が大きくなりがちです。

相続税は、原則として現金での一括納付が求められます。延納や物納といった公的制度もありますが、利用には厳しい要件があり、準備にも時間がかかるため、誰でも活用できる方法とはいえません。

本記事では、相続税が払えないときに考えるべき具体的な対処法を整理し、納税期限を守るためにどのような選択肢があるのかを分かりやすく紹介します。

相続税が払えないときによくある状況

相続税の納付が難しくなる状況は、とくに珍しいことではありません。相続財産の構成や相続人の事情によっては、必要な現金をすぐに確保できない場合が生じます。

ここでは、代表的な2つのケースを取り上げて説明します。

相続財産に相続税を支払えるだけの現金がない

相続財産の多くが不動産や非上場株式といった、換金しにくい資産で占められている場合、相続税の納付は難しくなります。たとえば被相続人が不動産投資を行っていた場合、土地や建物の評価額が高くても、手元に現金がなければ納税資金が不足します。

自宅だけを相続した場合も同様で、評価額に応じて相続税が課税されるものの、自宅をすぐに売ることはできません。そのため、相続人が自身の預貯金から納税資金を用意しなければならず、負担が一気に重くなることがあります。

非上場株式を相続する場合も悩ましい点です。中小企業のオーナーが亡くなると、自社株の評価額が高額になることがありますが、株式を簡単に売却できないため、多額の相続税を抱えるケースが少なくありません。

遺産分割協議がまとまらず預金が凍結されている

被相続人が亡くなった事実を金融機関が知った時点で、原則として口座は凍結されます。遺産分割協議がまとまり、相続人全員の同意がそろうまでは、預貯金を引き出すことができません。

相続人が複数いる場合、遺産の分け方について意見が食い違うこともあります。協議が長引くと、申告期限までに預貯金を動かせず、納税資金を確保できない事態に陥ることがあります。

相続税の納付期限は「相続発生を知った翌日から10か月以内」

相続税の納付には、明確な期限があります。被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から起算して10か月以内に、申告と納付を終える必要があります。

10か月と聞くと、余裕があるように感じるかもしれません。しかし、実際には遺産の調査や評価額の算定、遺産分割協議、相続登記など、さまざまな手続きを並行して進める必要があります。そのため、思った以上に時間が足りなくなることが多いのです。

相続税は原則、現金での一括納付が求められます。分割払いや物で納める方法を利用したい場合も、申請は納付期限内に行わなければなりません。

期限を過ぎてしまうとペナルティが発生します。相続が発生したら、できるだけ早く財産の把握と相続税額の試算を行い、納税資金の準備に向けて動き始めることが大切です。

出典:国税庁「No.4205 相続税の申告と納税」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4205.htm

【注意】納付書は送付されない

相続税は自己申告納税方式を採用しています。固定資産税や住民税のように、税務署から納税通知書や納付書が届く仕組みではありません。

納付書は税務署または金融機関の窓口で入手できます。その後、相続人自身が相続財産を調べ、相続税額を計算し、申告書を作成して税務署へ提出する必要があります。

このように通知が届かないため、申告と納付が必要であることに気づかず、期限を過ぎてしまうケースも見られます。なお、相続財産が一定額を超える場合には、税務署から「相続税についてのお尋ね」という書類が届くこともあるでしょう。

いずれにしても、通知を待っていると期限を超過し、思わぬペナルティを受けるおそれがあります。早めの行動を心がけることが大切です。

相続税を払えないとどうなる?課されうる4つのペナルティ

相続税を期限内に納付できない場合、いくつかのペナルティが発生します。期限を過ぎると延滞税などが加算され、放置期間が長くなるほど負担が増えてしまいます。

状況によっては、税務署から納付の相談を求められることもあるため、早めに方針を決めて動き始めましょう。

加算税や延滞税が発生する

相続税の申告や納付が遅れると、本来の税額に加えて加算税や延滞税が発生します。申告期限までに申告しなかった場合は無申告加算税が課され、自主的に申告すれば5%ですが、税務署から指摘を受けた後では15%から20%に上がります。

申告していても税額を少なく申告していた場合は過少申告加算税が発生し、財産隠しなどの悪質な行為があると重加算税として35%から40%が適用されることもあります。

延滞税は納付期限の翌日から発生し、延滞税率は年によって変動しますが、例えば令和6年(2024年)においては、期限後2か月以内が年2.4%、2か月超は年8.7%です。

例)相続税1,000万円を1年遅れて納付すると、延滞税だけで80万円以上に膨らむ

加算税も延滞税も、納付するまで増え続ける点に注意しましょう。

相続税を軽減する特例や控除を利用できなくなる

相続税には、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例など、税負担を大きく抑えられる制度があります。ただし、いずれも申告期限内に遺産分割を済ませ、正しく申告することが利用の前提です。

配偶者の税額軽減では、配偶者が相続した財産について「1億6,000万円」または「配偶者の法定相続分相当額」のどちらか高い方までは相続税がかかりません。小規模宅地等の特例は、自宅や事業用の土地について、一定の条件を満たせば評価額を最大80%減額でき、自宅の場合は330㎡まで対象になります。

一方、遺産分割が期限内にまとまらなければ、これらの特例を使えず、本来は負担しなくてよい相続税が発生します。期限内に準備を進めることが非常に重要です。

出典:国税庁「No.4158 配偶者の税額の軽減」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4158.htm

財産を差し押さえられる

相続税の納付を長期間放置してしまうと、税務署から段階的に通知が届きます。実際には、いきなり差し押さえに進むことはなく、複数のステップを踏んで納付や相談の機会が設けられます。

【差し押さえに至るまでの主な流れ】
1.督促状の送付
2.電話や面談による連絡
3.最終督促状・差押予告書の送付
4.財産の差し押さえ(強制徴収)

国税徴収法では、税務署が裁判所の許可を得ずに財産を差し押さえる権限を持っています。対象となるのは不動産、預貯金、給与、自動車、株式など、広い範囲に及びます。

差し押さえられた不動産は公売にかけられますが、公売では市場価格より低い金額で売却されることが多く、大切な財産を失うだけでなく、金銭面の損失も避けられません。

督促状が届いた段階で放置せず、早めに税務署へ相談することで、納付方法の見直しや支払い計画の調整ができる可能性があります。

ほかの相続人が督促される

相続税には連帯納付義務があり、同じ被相続人から遺産を受け取った相続人全員が、お互いの相続税について連帯して納付する責任を負います。

たとえば兄弟3人が相続人で、そのうち1人が相続税を滞納した場合、残りの2人にも督促が届く可能性があります。連帯納付義務の対象となる金額は、各相続人が取得した遺産の価額から、すでに納付した相続税額を差し引いた範囲とされています。

自分は期限内に納付していたとしても、他の相続人の滞納によって督促を受けるケースがあるため注意が必要です。家族間のトラブルを避けるためにも、相続税は期限内に確実に納付することが重要です。

相続税を払えない場合の対処法

相続税の納付が難しい状況に直面しても、取れる対処法はいくつかあります。大切なのは、自分の状況に合った方法を選び、納税期限内に確実に対応することです。

延納制度を利用する

延納制度は、相続税を一括で納めることが難しい場合に利用できる年賦(分割払い)の制度です。

条件 ・税額10万円超
・金銭一括納付が困難
・担保が必要
延納期間 原則5年、状況により最長20年
延納利子税 あり

相続税額が10万円を超え、金銭での一括納付が困難である場合、担保を提供することで申請可能です。延納が認められるには、延納申請書を納期限までに所轄の税務署に提出し、原則として担保を提供する必要があります。

ただし、延納税額が100万円以下かつ延納期間が3年以内の場合は、担保の提供が不要になる特例もあります。

延納期間は原則5年ですが、相続財産に占める不動産などの割合に応じて、最長15年または20年まで延長が可能です。

また、延納には利子税がかかり、利率は相続財産の内容や市中の金利水準に応じて変動します。国が定める「延納特例基準割合」をもとに「特例割合」が適用され、この割合は年によって変動するため、事前に所轄の税務署で確認する必要があります。

出典:国税庁「第38条《延納の要件》関係」

https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/sisan/sozoku2/06/01.htm

物納制度を利用する

物納制度は、延納を利用しても相続税を金銭で納付することが難しい場合に、相続財産そのものを納付に充てられる制度です。

ただし、物納が認められるためには非常に厳しい要件を満たす必要があります。延納でも納付できないことが前提となるため、物納は延納よりもさらにハードルが高く、最終手段という位置づけになります。

物納に充てられる財産には優先順位が定められており、第1順位には国債、地方債、不動産、船舶、上場株式などが含まれます。原則としてこの順に従って物納しなければならず、相続人が自由に財産を選ぶことはできません。

また、物納は相続税評価額で計算されるため、時価より低い値で納付します。とくに小規模宅地等の特例を適用した土地では、時価の2割から5割程度しか評価されない場合もあります。

【物納制度のポイント】

  • 延納でも払えない場合の最終手段
  • 厳しい要件がある
  • 優先順位あり(国債→不動産→上場株…)
  • 評価額は相続税評価のため時価より低いことが多い

このように要件が非常に厳しいことから、物納が実際に認められるケースは多くありません。現実的には、不動産を市場で売却して現金化するほうが有利となるケースが大半です。

相続財産を売却して現金化する

相続した不動産や株式を売却して現金化し、その代金で相続税を納付する方法は、もっとも確実な対処法のひとつです。

不動産を売却するには、まず相続登記を済ませる必要があります。被相続人名義のままでは売却できないため、早めに名義変更の手続きを進めることが大切です。

ただし、不動産の売却には時間がかかります。通常は2か月から3か月、状況によってはさらに長引くこともあり、納付期限を考えると早期の売却活動が欠かせません。

また、不動産の売却では譲渡所得税がかかる可能性があります。ただし、相続税の申告期限の翌日から3年以内に相続した財産を売却した場合は、相続税の取得費加算の特例が利用でき、譲渡所得税の負担を抑えられることがあります。

金融機関から借り入れる

金融機関から融資を受けて、納税資金を確保する方法もあります。

無担保のフリーローンやカードローンを利用するケースが考えられますが、相続税は高額になることが多く、無担保ローンの融資限度額では足りないケースもあるでしょう。

無担保ローンの融資限度額は、一般的に数百万円程度が上限です。さらに金利も年10%から15%ほどと高めで、相続税の延納制度でかかる利子税と比べると、負担が大きくなる点は避けられません。

相続税が高額になり、短期間で資金を準備する必要がある場合には、担保を確保できる不動産担保ローンが選択肢に入るケースもあります。 不動産の評価額に応じて融資枠が設定されるため、まとまった資金にも対応しやすい点がメリットです。

こちらの記事では、納税資金について解説しています。
納税資金の種類や資金不足の際の対処法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

不動産担保ローンを利用する

相続した不動産を担保にして融資を受ける不動産担保ローンは、高額になりやすい相続税の納税資金を確保するうえで有効な方法です。

不動産担保ローンの大きな強みは、融資限度額の大きさにあります。担保となる不動産の評価額に応じて、数千万円から億単位の資金を借りられることもあり、高額な相続税にも対応できます。

金利が比較的低い点もメリットです。無担保ローンと比べると金利が抑えられ、返済期間も長めに設定できるため、月々の返済負担を軽くできます。

さらに、資金の使い道が原則自由である点も魅力です。相続税の納税資金だけでなく、遺産分割の代償金、不動産の修繕費用など、相続にまつわるさまざまな支出に対応できます。

審査にかかる期間も、納税期限が迫る状況では欠かせません。不動産担保ローンを専門に扱う金融機関のなかには、最短2日で融資を実行できるところもあり、相続税の納付期限が迫っている場合に検討しやすいサービスもあります。

ただし、返済が滞ると担保に設定した不動産を失う可能性があります。無理のない返済計画を立てたうえで、慎重に利用することが大切です。

【不動産担保ローンのポイント】

  • 不動産の評価額に応じて、まとまった資金を借り入れられる可能性がある
  • 無担保ローンよりも金利が抑えられることが多い
  • 相続税の支払いを含む幅広い用途で利用できる
  • 審査期間は金融機関により異なるが、比較的早めに対応している会社もある
  • 返済計画を立てて利用することが前提

相続した不動産を近いうちに売却する予定がある場合は「売却中の不動産」を担保にして融資を受けられるサービスもあります。売却活動を進めながら先に納税資金を確保できるため、期限に追われず、適正な価格での売却を目指せます。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご用意しています。相続税の納税資金にお困りの方には、最短2日での融資実行が可能です。お急ぎで資金が必要な方も、まずはお気軽にご相談ください。

預貯金の仮払いを利用する

遺産分割協議がまだまとまっていない場合でも、一定の範囲で被相続人の預貯金を引き出せる制度があります。

項目 内容
法的根拠 民法909条の2
引出可能額 残高×1/3×法定相続分または150万円の低い方
注意点 利用すると相続放棄できない可能性あり

民法第909条の2に基づくこの制度では、各相続人が単独で引き出せる金額が定められています。具体的には「口座ごとの預貯金残高×1/3×法定相続分」または「150万円」のいずれか低い方の金額です。

この上限は金融機関ごとに適用されるため、複数の金融機関に口座がある場合は、それぞれから引き出すことで、より多くの資金を確保できます。

注意したいのは、仮払い制度を利用して預貯金を引き出すと、相続放棄ができなくなる可能性があることです。預貯金を引き出した時点で相続を承認したとみなされるケースがあるため、慎重に判断する必要があります。

出典:WIKIBOOKS「民法第909条の2」

https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E6%B3%95%E7%AC%AC909%E6%9D%A1%E3%81%AE2#%E5%8F%82%E7%85%A7%E6%9D%A1%E6%96%87

納税分だけ先に分割協議する

遺産分割協議が難航している場合でも、相続税の納税資金にあたる部分だけを先に分割することで、納税期限内に申告と納付を済ませる方法があります。

まずは遺産のなかでも分割しやすい現預金について、相続税額に応じた金額を各相続人に配分します。これにより、それぞれが自分の相続税を納めるための資金を確保でき、期限を守ることが可能です。

この方法のメリットは、不動産や株式など分割が難しい財産については、納税後に時間をかけて協議できることです。まずは納税を済ませてペナルティのリスクを回避し、そのうえで残りの遺産についてじっくり話し合えるため、現実的な選択肢といえます。

相続放棄をする

相続放棄は、相続に関する一切の権利を放棄する手続きです。相続放棄をすると、プラスの財産もマイナスの財産も相続しなくなり、相続税の納付義務も発生しません。

相続財産に多額の借金が含まれている場合や、相続税を納める資力がなく、財産を引き継いでも維持費や管理費が重い負担になる場合には、相続放棄を検討する価値があります。

相続放棄を行うには、自分が相続人であることを知った日から3か月以内に、家庭裁判所へ申述書を提出する必要があります。

注意したいのは、相続放棄は一度手続きをすると撤回できないことです。後から予想外の財産が見つかったとしても、それを相続することはできません。慎重に判断することが求められます。

相続税の負担を軽減する方法

相続税が払えない状況に陥る大きな要因は、生前の準備が不足していることにあります。あらかじめ適切な対策を講じておけば、相続税の負担を軽くし、納税資金を無理なく確保することができます。

控除や特例制度を利用する

相続税には、税負担を抑えるための控除や特例がいくつも用意されています。

代表的なものが配偶者の税額軽減です。配偶者が相続した財産については、「1億6,000万円」または「法定相続分相当額」のどちらか高い方までは相続税がかからない制度です。

また、小規模宅地等の特例も大きな効果があります。被相続人が住んでいた自宅の土地や事業用の土地について、一定の条件を満たすと評価額を最大80%まで減額できます。とくに自宅の土地であれば、330㎡まで80%減額が可能です。

ただし、これらの特例を利用するには、申告期限までに遺産分割を済ませ、適切に申告することが欠かせません。期限内に準備するためにも、早めの対応が重要になります。

出典:国税庁「No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地等の価額の特例(小規模宅地等の特例)」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4124.htm

生前贈与を行う

生前贈与は、相続財産を減らして相続税の負担を軽減する有効な方法です。被相続人が生前に財産を相続人へ贈与しておくことで、将来の相続税の対象となる財産をあらかじめ減らすことができます。

暦年贈与では、年間110万円までの贈与が非課税となります。毎年少しずつ贈与を続ければ、長期的には多くの財産を非課税で移転することが可能です。

ただし、贈与が形式的で実質的に相続財産とみなされる「名義預金」と判断されないよう、資金移動の記録や管理を適切に行う必要があります。

また、教育資金の一括贈与や住宅取得資金の贈与など、使い道が決められた贈与には、より大きな非課税枠が設けられています。

これらの特例は、受贈者の年齢・所得・住宅の条件など細かい要件を満たす必要がありますが、条件に合えばまとまった資金を非課税で生前に移転できるため、相続税対策として非常に有効です。

出典:国税庁「No.4402 贈与税がかかる場合」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4402.htm

法定相続人を増やす

法定相続人の数が増えると、相続税の基礎控除額も増えます。基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算されるため、法定相続人が1人増えるたびに600万円控除額が増加します。

そのため、養子縁組によって法定相続人を増やすことで、基礎控除額を引き上げ、相続税の負担を抑えることができます。ただし、相続税の計算上、法定相続人として認められる養子の数には上限があります。実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人までです。

制度を利用する際は、この点を理解したうえで慎重に検討することが大切です。

生命保険の非課税枠を活用する

生命保険金には「500万円×法定相続人の数」という非課税枠が設けられています。被相続人があらかじめ生命保険に加入し、相続人を受取人に指定しておくことで、この非課税枠を活用できます。

生命保険金は相続発生後にすぐ受け取れるうえ、現金化も容易です。そのため、相続税の納税資金を事前に準備する方法として、とても有効な手段といえます。

まとめ

  • 相続税が払えないケースは珍しくない
  • 期限を過ぎると加算税・延滞税・差押などのリスク
  • 延納・物納は要件が厳しく万人向けではない
  • 不動産担保ローン・財産売却など、期限内に確実に資金確保を
  • 生前対策(特例、贈与、保険)で負担を大きく抑えられる

相続税が払えない状況は珍しくありません。相続財産の多くが不動産であったり、遺産分割協議が長引いたりすると、納税資金を用意できないことがあります。相続税を期限内に納付できないと延滞税や無申告加算税が発生し、最悪の場合は財産を差し押さえられるおそれもあります。

延納や物納といった制度もありますが、要件が厳しく、手続きにも時間がかかるため、確実な方法とはいえません。そこで有効なのが不動産を活用した資金調達です。不動産担保ローンなら、不動産を手放さずに迅速にまとまった資金を確保できます。

ワコーファイナンスでは、相続税の納税資金に対応した不動産担保ローンを提供しており、最短2日での融資も可能です。お急ぎの方や銀行審査が不安な方も、まずはお気軽にお試し診断をご利用ください。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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納税資金はどう準備する?足りないときの対処法を解説

お役立ち情報 2026/01/22

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「納税の期限が迫っているのに、手元の現金が足りない」
そんなとき、延滞税や差し押さえといった言葉が頭をよぎり、不安になる方もいるでしょう。
とくに相続税や固定資産税のような高額な税金は、一度にまとまった資金が必要です。

しかし、資金が足りないからといって、すぐに資産を手放す必要はありません。
融資制度や金融商品を活用すれば、延滞税を避けつつ計画的に納税することが可能です。

本記事では、納税資金の準備方法や、資金不足時の対処法を相続税を中心に解説します。
状況に合った方法を見つけ、安心して納税に備えましょう。

融資対象になりやすい納税資金の種類

納税資金が必要になる場面は、個人と法人・個人事業主とで大きく異なります。ここでは、融資の対象となりやすい税金の種類について、それぞれの立場から整理していきます。

個人

個人が融資を利用して納税資金を確保するケースで多いのが、相続税です。
相続税は、相続発生から10か月以内に現金で納付する必要があります。

固定資産税も融資対象となる場合があります。収入が不安定な個人事業主や年金生活者にとっては、年4回の納付に合わせて資金を確保するのが難しいこともあるでしょう。
こうした場合、不動産を担保にすることで、無担保ローンよりも低金利で高額の融資を受けやすくなります。

こちらの記事では「老後の固定資産税」について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

法人・個人事業主

法人や個人事業主が融資を検討するのは、主に法人税・所得税・事業税などです。
事業が順調でも、入金の遅れや設備投資で資金が一時的に不足し、納税が難しくなることがあります。こうした場合、納税資金の借り入れは一般的な対応策です。

個人事業主でも同様に、所得税や事業税の納付時期に資金が足りないことがあります。特に、季節で売上が変動する業種では資金繰りのずれが起きやすいでしょう。

一方、消費税は顧客から預かったお金を納める性質があるため、融資対象外となることが多いです。
ただし、ノンバンク系の不動産担保ローンなら、担保や事業計画次第で柔軟に対応してもらえる場合もあります。

相続税の納税資金がない!相続発生前にできる対策

相続税の資金不足は、相続が起きてから気づくケースが多いものです。
ここでは、相続発生前にできる主な3つの対策を紹介します。

生前贈与を行う

生前贈与とは、生きているうちに財産を子どもや孫へ譲り、将来の相続税を軽くする方法です。
贈与税には年間110万円までの基礎控除があり、この範囲内なら非課税で贈与できます。毎年少しずつ贈与を続けることで、相続財産を計画的に減らせます。

また、教育資金や結婚・子育て資金の一括贈与など、特例制度を利用すれば非課税枠を広げることも可能です。

出典:国税庁「No.4402 贈与税がかかる場合」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4402.htm
出典:国税庁「No.4405 贈与税がかからない場合」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4405.htm

生命保険に加入する

生命保険は、相続税の納税資金を準備するうえで有効な手段です。
「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があり、この範囲なら相続税がかかりません。さらに、保険金は受取人の固有財産として扱われるため、遺産分割を待たずに受け取れます。

相続発生後は故人の口座が凍結されることもありますが、保険金ならすぐ現金化でき、納税資金として活用しやすい点が魅力です。
終身保険など相続対策向けの保険を選び、自分の年齢や家族構成に合う内容かを確認しておきましょう。

出典:国税庁「No.4114 相続税の課税対象になる死亡保険金」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4114.htm

納税準備預金口座を開設する

納税準備預金は、納税資金を貯めるための専用口座です。
納税以外では引き出せない制約がありますが、利息が非課税で、通常より高い金利が適用される場合もあります。

毎月少しずつ積み立てておけば、将来の相続税や固定資産税にも備えられます。
生活費とは分けて無理のない範囲で続けることが大切です。

相続対策は時間をかけてこそ効果を発揮します。
「そのうち」と先延ばしにせず、早めに準備を始めることが家族の安心につながります。

相続税の納税資金がない!相続発生後にできる対処法

相続が発生してから納税資金が足りないことに気づいた場合でも、対処法はいくつかあります。ここでは、相続発生後に活用できる3つの方法について詳しく解説します。

金融機関から融資を受ける

納税資金が足りないときは、金融機関からの融資が最も迅速な解決策のひとつです。
「税金は借りてでも払え」といわれるように、延滞税は年14.6%と高く、放置するほど負担が増します。

一方、融資の金利は延滞税よりはるかに低い水準です。期限内に納税するためには、融資を受けるほうが結果的に得策といえます。

銀行の無担保ローンは手軽ですが、融資額に限度があります。
不動産を担保にすれば、より高額で低金利の融資を受けやすくなります。

出典:国税庁「No.9205 延滞税について」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/osirase/9205.htm

相続財産を売却する

相続財産に不動産や株式がある場合、それを売却して納税資金を確保する方法があります。
まとまった現金を得られる一方で、注意も必要です。

まず、売却には時間がかかります。契約から引き渡しまで数か月かかることもあり、相続税の納付期限(10か月)に間に合わない場合があります。
また、急いで売ると安値で手放すリスクもあります。

さらに、売却益が出ると譲渡所得税が課される点にも注意が必要です。
不動産を売却する際は、税理士や不動産業者に相談し、税金や手数料を含めた総合的な判断を行いましょう。

延納・物納する

相続税が高額で一括での納付が難しい場合、税務署に申請することで延納や物納という制度を利用できます。

延納

延納とは、相続税を分割で納められる制度です。
相続税額が10万円を超え、一括納付が難しい場合に申請できます。担保の提供など、いくつかの条件を満たす必要があります。

認められれば最長20年の分割払いが可能で、納税負担を軽くできます。
ただし、延納中は年1〜6%程度の利子税がかかり、期間が長いほど総額が増えます。

出典:国税庁「No.4211 相続税の延納」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4211.htm

物納

物納とは、現金の代わりに相続財産を国に納める制度です。
延納でも納税が難しい場合にのみ認められる、いわば最終手段です。

物納できる財産には優先順位があり、国債や不動産、株式などが対象です。ただし、管理や処分が難しい土地や共有持分は認められません。
また、評価は市場価格より低くなることが多く、損をする可能性もあります。

物納や延納は要件が厳しく手続きも複雑なため、まずは融資や売却など、ほかの方法を優先的に検討しましょう。

出典:国税庁「No.4214 相続税の物納」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4214.htm

こちらの記事では「相続税が支払えない場合の対処法」について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

不動産担保ローンも納税資金に活用可能!

納税資金を確保する方法として、不動産担保ローンは非常に有効な選択肢です。ここでは、不動産担保ローンの仕組みやメリット・デメリット、そして利用の流れについて詳しく解説します。

不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンは、所有する土地や建物を担保に資金を借りる融資商品です。
担保がある分、金融機関のリスクが低く、高額かつ低金利の融資を受けやすい点が特徴です。

不動産担保ローンは原則として使い道に制限なし

不動産担保ローンの魅力は、資金の使い道に制限がほとんどないことです。
住宅ローンや教育ローンのような用途の縛りがなく、納税資金や事業資金など幅広く活用できます。

相続した不動産を担保にすれば、納税資金を確保しながら資産を手放さずに済むでしょう。
将来の価格上昇を待ってから売却する、といった柔軟な対応も可能です。

不動産担保ローンのメリット

不動産担保ローンには、納税資金を確保するうえで大きな利点があります。

  • 高額融資を受けやすいこと:無担保ローンが数百万円規模なのに対し、担保付きなら数千万円、場合によっては1億円超も可能です。
  • 金利が低めに設定されていること:不動産担保ローンの金利は、一般的に年2〜10%程度です。さらに、最長30年など長期の返済計画を立てられるため、月々の負担を抑えやすい点も魅力です。
  • ノンバンク系では審査が柔軟:銀行で難しいケースでも、不動産の価値や返済計画次第で融資が受けられることがあります。

不動産担保ローンのデメリット

不動産担保ローンには注意すべき点もあります。
最大のリスクは、返済が滞ると担保の不動産を失う可能性があることです。相続した家や土地を担保にする場合は、無理のない返済計画が欠かせません。

また、審査や不動産の評価、抵当権設定などの手続きがあるため、融資までに1〜3週間ほどかかることがあります。
ただし、ノンバンク系では最短2〜3日で融資できる場合もあり、納税期限が迫る際はスピード対応の金融機関を選ぶのが安心です。

さらに、事務手数料や登記費用などの諸経費も発生します。借入額だけでなく、総コストを見越して計画を立てましょう。

不動産担保ローン利用の流れ

不動産担保ローンの主な流れは次の通りです。

1.金融機関へ相談・申し込みを行います。
インターネットや電話で仮審査を申し込むことも可能です。この際、希望金額や返済期間、担保となる不動産の情報を伝えます。

2.必要書類を提出します。本人確認書類や収入証明、不動産の登記簿謄本などが一般的です。その後、返済能力や不動産の価値をもとに審査が行われ、現地調査が入る場合もあります。

3.審査に通過すると契約手続きへ進み、抵当権の設定や諸費用の支払いを行います。契約完了後、融資金が指定口座に振り込まれ、納税資金として利用可能です。

全体の期間は最短2〜3日、通常は1〜3週間ほどです。
納税期限が近い場合は、早めの手続きが安心です。

まとめ

納税資金が足りない状況は誰にとっても不安ですが、正しい方法を知り早めに動けば、延滞税や差し押さえを防ぐことができます。

なかでも不動産担保ローンは、高額融資を低金利で受けられ、使い道も自由なため有効な手段です。担保があれば、銀行で難しいケースでもノンバンク系なら柔軟に対応してもらえる場合があります。

ワコーファイナンスでは、最短2日で融資が可能です。
赤字決算の方なども、ご相談ください。
50年以上の実績をもとに、状況に合わせた最適なプランをご提案します。

納税資金の不安を解消し、安心して納税を終えられるよう、私たちが全力でサポートいたします。まずはお試し診断で、利用できる融資額を確認してみましょう。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

 

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性を保証するものではございません。 当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できる?条件と注意点を解説

お役立ち情報 2026/01/16

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住宅ローンが残っていても、不動産の評価額に余裕(担保余力)があれば、不動産担保ローンを利用できる可能性があります。ただし、銀行では第二抵当権の融資に対応していないことが多く、ノンバンクのような専門業者に相談することが現実的です。

この記事では、住宅ローン残債があっても不動産担保ローンを利用できる条件と、注意すべきポイントを解説します。

住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できる?

結論からいえば、住宅ローンが残っていても不動産担保ローンを利用できる場合があります。とくにノンバンク系の金融機関では審査が柔軟で、銀行で断られたケースでも対応してもらえることがあります。

その仕組みの鍵となるのが「担保余力」と「第二抵当権」です。

担保余力と第二抵当権の仕組みを理解する

担保余力とは、不動産の評価額から住宅ローンの残高を差し引いた金額のことです。たとえば、評価額が3,000万円で残高が1,500万円なら、担保余力は1,500万円となります。

計算式にすると、次のとおりです。

担保余力=不動産の評価額-住宅ローン残高

この担保余力があれば、金融機関は第二抵当権を設定して新たな融資を行うことがあります。第二抵当権とは、住宅ローンで設定された第一抵当権に次ぐ順位の権利です。

もし返済が滞って競売となった場合、第一抵当権者が優先して回収し、残りから第二抵当権者が回収します。
そのためリスクが高く、銀行は第二抵当での融資に消極的です。

一方、ノンバンク系はこのようなケースにも柔軟に対応する傾向があります。

ただし、担保余力があるからといって必ず借りられるわけではありません。返済能力や信用情報など、総合的な審査が行われます。

条件や審査次第では利用できないことも

担保余力があっても、必ず不動産担保ローンを利用できるわけではありません。次のような場合は、審査で断られる可能性があります。

1.不動産の評価額に対して住宅ローン残高が多く、担保余力がほとんどない場合です。この状態で は、金融機関にとって貸し倒れリスクが高いと判断されます。

2.返済能力に問題がある場合も注意が必要です。年収に対する返済額の割合(返済比率)が高すぎると、返済負担が重いとみなされ、審査が厳しくなります。一般的には、年間返済額が年収の35%を超えると通りにくくなると言われています。

3.過去の延滞や債務整理など、信用情報に傷がある場合も融資は難しくなります。金融機関は信用情報機関のデータを照会するため、支払い遅延などの履歴があれば慎重な判断を下します。

加えて、金融機関の方針によっては、第一抵当権でしか融資を行わない場合もあります。とくに銀行は第二抵当権の融資に消極的ですが、ノンバンク系であれば相談できる可能性があります。

ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンに関する相談を受け付けております。
お困りの際にはぜひお問い合わせください。

住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できるケース

では、どのような人であれば住宅ローンが残っている状態でも不動産担保ローンを利用できる可能性が高いのでしょうか。

ここでは、担保余力が多いと判断されやすい人の特徴を、具体的なケースごとに解説します。

住宅ローン残高が少ない

住宅ローンの残高が少ないほど、担保余力は大きくなります。
たとえば、評価額3,000万円の不動産で残高が500万円なら、担保余力は2,500万円です。

長年返済を続けて残高が減っている人や、繰り上げ返済で元本を減らした人は、このケースにあたります。残高が少ないほど金融機関はリスクが低いと判断し、融資を受けやすくなります。

頭金を多く入れて住宅を購入した

購入時に頭金を多く入れた場合も、担保余力が生まれやすくなります。頭金が多いほど、借入額が物件価格より少ない状態でスタートできるためです。

たとえば、4,000万円の不動産に1,500万円の頭金を入れ、残り2,500万円を借りた場合、評価額が4,000万円なら担保余力は1,500万円あります。購入時点から余力があるため、融資を受けやすい傾向があります。

住宅ローンを繰り上げ返済している

繰り上げ返済を行っている人も、担保余力が増えやすい傾向があります。繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別にまとまった金額を返し、元本を早く減らす方法です。

たとえば、残高2,000万円のうち300万円を返済すれば、残りは1,700万円となり、担保余力が300万円増えます。定期的に繰り上げ返済をしている人は、元本の減りが早いため、審査でも有利に評価されやすくなります。

設定した返済期間が短い

返済期間を短く設定している人は、担保余力が生まれやすい傾向があります。期間が短いほど毎月の返済額が多く、元本の減りが早いためです。

たとえば同じ3,000万円の借入でも、35年返済より20年返済の方が元本の減少ペースは速くなります。負担は大きくなりますが、早い段階で担保余力が生まれ、融資を受けられる可能性も高まります。

不動産価格が安い時期に購入した

不動産を安い時期に購入し、その後価格が上がった場合も担保余力が増えます。評価額は市場動向で変わるため、値上がりすればその分だけ余力が広がるのです。

たとえば、2,500万円で購入した物件の評価額が3,500万円に上昇し、住宅ローン残高が1,800万円なら、担保余力は1,700万円となります。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

住宅ローンが残っている状態で不動産担保ローンを利用する際の注意点

住宅ローンが残っている状態で不動産担保ローンを利用することには、メリットだけでなくリスクも存在します。ここでは、利用する際に注意すべき点を解説します。

不動産を失うリスクがある

不動産担保ローンで最も注意すべきなのは、返済が滞ったときに不動産を失う可能性があることです。このローンは不動産に抵当権を設定して借り入れるため、返済が滞ると金融機関は競売を通じて債権を回収します。

住宅ローンが残っている状態でさらに担保ローンを組むと、二重の返済を抱えることになります。どちらか一方でも滞ると、自宅を失うおそれがあります。そうならないためにも、無理のない返済計画を立てることが大切です。

借入可能額が低くなりやすい

第二抵当権での融資は、第一抵当権よりも借入可能額が低くなる傾向があります。これは、金融機関にとって回収リスクが高いためです。

一般的に不動産担保ローンでは、評価額の60〜80%が上限ですが、第二抵当権では担保余力の60〜70%に抑えられることが多いです。

たとえば担保余力が1,500万円あっても、実際の融資額は900万~1,050万円ほどになる可能性があります。希望額を全額借りられないケースもあるため、資金計画は慎重に立てましょう。

金利が高くなりやすい

第二抵当権での融資は、第一抵当権より金利が高くなる傾向があります。これは、金融機関が回収リスクを考慮しているためです。

住宅ローンの金利が年1〜2%程度なのに対し、第二抵当権では金利が高くなることもあります。金利が高いほど利息の負担も増えるため、あらかじめ確認することが大切です。

月々の返済の負担が大きくなる

住宅ローンに加えて不動産担保ローンを組むと、月々の返済負担が増えます。いわゆる二重ローンの状態になり、家計を圧迫するリスクがあります。

たとえば、住宅ローンの返済が月8万円で、新たに5万円を返す場合、合計13万円を長期間支払うことになります。返済が続けられるかどうかを冷静に見極めることが大切です。

一般的には、年間返済額が年収の35%以内に収まるよう計画を立てるのが理想です。

まとめ

住宅ローンが残っていても、不動産に担保余力があれば不動産担保ローンを利用できる可能性があります。とくにノンバンク系の金融機関は第二抵当権にも柔軟に対応しており、銀行で断られた方でも相談する価値があります。

利用の可否は、担保余力・返済能力・信用情報などを総合的に判断します。住宅ローン残高が少ない、頭金を多く入れた、繰り上げ返済をしている方は審査で有利になりやすいでしょう。

一方で、不動産を失うリスクや金利の高さ、二重ローンによる返済負担などの注意点もあります。無理のない返済計画を立てることが大切です。

ワコーファイナンスでは、住宅ローンが残る不動産でも柔軟な審査を行い、最短2日での融資にも対応しています。まずはお試し診断で可能性を確認してみましょう。

ワコーファイナンスでの不動産担保ローンのお申込みはこちらから

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不動産担保ローンは高齢者でも利用できる?年齢制限がないケースを解説

お役立ち情報 2026/01/09

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年金収入だけで、銀行の審査に通るか不安を感じていませんか。
事業費や医療費など、まとまった資金が必要になったとき「もう年齢的に借りられないのでは」と悩む方も多いでしょう。

たしかに、多くの銀行では年齢制限を設けており、一定の年齢を超えると融資が難しくなります。しかし、ノンバンク(消費者金融系や信販系)の不動産担保ローンであれば、年齢に関係なく利用できるケースもあります。

この記事では、高齢者でも利用しやすいノンバンク系ローンの特徴や注意点、リバースモーゲージなど他の資金調達方法との違いについてもわかりやすく解説します。

不動産担保ローンは高齢者でも利用できる?

高齢の方でも、不動産担保ローンを利用できる場合はあります。

ただし、多くの銀行は「完済時に満80歳未満」などの年齢制限を設けています。高齢になるほど収入が増えにくく、返済原資が年金中心になることや、病気・介護リスク、相続時の手続きの難しさなどから、銀行は慎重になるのです。

一方、ノンバンク系では年齢よりも担保となる不動産の価値を重視する傾向があります。不動産の売却で回収できる見込みがあれば、年齢制限のない商品もあり、高齢でも審査次第で借りられる可能性があります。

ただし審査がゆるいわけではありません。担保評価、年金以外の収入、返済を続けられる健康状態なども確認されます。無理のない返済計画を前提に検討することが大切です。

ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンに関する相談を受け付けております。
お困りの際にはぜひお問い合わせください。

高齢者でも利用可能なノンバンク系不動産担保ローンの特徴

ノンバンク系の不動産担保ローンが高齢者にとって現実的な選択肢となる理由は、銀行とは異なる審査基準やサービス内容にあります。

ここでは、ノンバンクならではの3つの特徴を詳しく見ていきましょう。

銀行とは異なる基準で審査が行われる

ノンバンクの大きな特徴は、銀行とは異なる審査基準を採用していることです。
銀行が年齢や年収、勤続年数などを重視するのに対し、ノンバンクは不動産の価値を中心に判断します。

立地や築年数、市場での需要などを総合的に評価し、担保価値が高ければ高齢者でも融資を受けられる可能性があります。
また、担保掛目(評価額に対する融資割合)は、銀行の60〜70%に対し、ノンバンクでは80%を超えるケースもあります。
そのため、同じ不動産でもより多くの資金を調達できる可能性があります。

さらに、ノンバンクは銀行で断られた方でも柔軟に対応する傾向があります。
過去に延滞がある方や自営業で収入が不安定な方でも、担保価値が十分であれば融資を検討してもらえるケースがあります。

審査にかかる期間が短くなりやすい

銀行の不動産担保ローンは審査に数週間かかることもありますが、ノンバンクはスピード審査が強みです。ノンバンクの審査が早い理由は、銀行のように複数部署で承認を回さず、担保となる不動産の価値を中心に判断するためです。

実際に、最短2日で融資を行うノンバンクもあります。
急な事業資金や医療費など、早急な資金調達が必要なときの心強い味方となるでしょう。

ただし、現地調査は必要になるため即日融資は基本的に難しいです。「最短2日」は、必要書類がすべて揃っているなど条件が整った場合の目安で、実際にはもう少し時間がかかることもあります。

提出書類が少なくなりやすい

銀行の不動産担保ローンでは、収入証明や事業計画書など、多くの書類を準備する必要があります。

一方で、ノンバンクは仮審査や簡易診断の段階で求められる書類が少ない傾向があります。これは、収入よりも担保にする不動産の価値を重視するためです。

本審査ではあらためて必要書類が増えますが、最初の手続きは比較的スムーズに進む場合があります。とくに高齢者の場合、年金受給証書や本人確認書類など、比較的そろえやすい書類で進められるケースもあります。

ただし、提出書類が少ないからといって審査が緩いわけではありません。
担保不動産の評価は厳格に行われ、返済能力についても最低限の確認が行われます。

高齢者が不動産担保ローンを利用する際の注意点

ノンバンク系の不動産担保ローンには多くのメリットがある一方で、高齢者が利用する際には特有の注意点もあります。

4つの重要なポイントを押さえておきましょう。

若い人に比べて審査が厳しい可能性がある

ノンバンクは年齢制限を設けていない場合が多いものの、高齢者への審査は若年層より慎重に行われます。理由は、年齢ではなく返済能力と健康状態をより丁寧に確認する必要があるためです。

とくに重視されるのは、年金以外の安定収入の有無です。
年金だけでは返済原資として不十分とみなされることもありますが、不動産賃料や事業収入があれば審査で有利になります。

また、契約内容を理解し、計画的に返済できるかといった意思能力・判断能力も確認されます。柔軟な審査を行うノンバンクでも、返済見込みがないと判断されれば融資は難しくなります。

審査に臨む際は、自身の返済能力を裏付ける資料を事前に整えておきましょう。

返済期間が短い可能性がある

完済時の年齢に制限がない場合でも、高齢の申込者は返済期間を短く設定されることがあります。これは、長期間安定して返済を続けられるかを厳しく見られるためです。

たとえば、65歳で借りる場合は20年や30年といった長期返済ではなく、10年以内の返済を求められることがあります。返済期間が短いほど毎月の返済額は高くなり、生活費への影響も大きくなるでしょう。

まずは、月々いくらなら無理なく払えるかを基準に考えることが大切です。期間が短いことで借入額そのものが抑えられる場合もあるため、条件が厳しいと感じたときは複数の金融機関の条件を比較して検討するとよいでしょう。

金利が高くなる可能性がある

ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行より金利が高めに設定される傾向があります。
これは、資金調達コストや貸し倒れリスクを補うためです。

高齢者の場合、返済リスクが高いと判断されると上限に近い金利になるケースもあります。
金利が高いほど返済総額は増えるため、同じ金額を借りても最終的な負担は大きく変わります。

固定金利と変動金利を選べる場合は、将来の金利上昇による返済額の増加を避けられるという点で、固定金利の方が安心といえます。

複数の金融機関の金利を比較し、いちばん低い金利だけでなく「上がった場合はどこまで負担できるか」という上限も見込んで返済計画を考えることが大切です。

保証人を求められる可能性がある

不動産担保ローンは原則として保証人不要ですが、高齢者の場合は例外的に保証人を求められることがあります。
これは、死亡リスクや返済能力の不確実性を補うためです。

保証人には多くの場合、子どもなどの親族が指定されます。
連帯保証人となると、借主が返済できなくなった際に返済義務が移るため、家族に負担が生じる可能性があります。
また、保証債務を抱えていると、子ども自身の住宅ローンなどの借入額が制限されることもあります。

保証人を立てる場合は、家族間でリスクを共有し、万が一の対応や相続を含めた将来設計を話し合っておくことが大切です。

ワコーファイナンスでは、資金使途自由の不動産担保ローンをご検討中の方に向けてお試し診断を承っております。

不動産担保ローン以外で高齢者が資金調達をするには?

不動産担保ローン以外にも、高齢者が利用できる資金調達方法はいくつか存在します。それぞれの仕組みやメリット・デメリットを理解して、自分に最適な方法を選びましょう。

不動産担保型生活資金

不動産担保型生活資金は、社会福祉協議会による公的な貸付制度です。自宅などの不動産を担保に、65歳以上の低所得高齢者世帯へ生活資金を貸し付けます。

最大の特徴は金利の低さで、年3%程度と非常に有利です。
生存中は利息のみの返済で済むため、毎月の負担も軽く抑えられます。

一方で、利用には制限があります。融資上限は月30万円以内と少額で、資金使途も生活費に限定されるため、事業資金や高額な医療費には不向きです。
また、マンションや二番抵当の物件は対象外となる場合もあります。

この制度はあくまで日々のくらしの費用を補うための支援策であり、生活に困っている高齢者向けの制度といえるでしょう。

出典:厚生労働省ホームページ「生活福祉資金貸付条件等一覧」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/kashitsukejoken.html

 

リバースモーゲージ

自宅を担保に資金を借り、契約者の死亡時に担保不動産を売却して一括返済する仕組みです。生存中は住み続けられるため、住環境を変えずに資金を確保できます。

生存中の返済は利息のみとなるケースが多く、月々の負担を抑えられます。年金生活者にとっては計画を立てやすい方法です。

一方で、死亡時に自宅を売却するため相続人に不動産を残せません。家を子どもに継がせたい方には向きません。

金利は変動型のみが一般的で、上昇局面では利息負担が増え、想定より早く融資限度額に達するおそれがあります。金利水準は年3%程度とされますが、将来の変動を見込んで検討することが大切です。

資金使途や物件の種類・地域に制限が設けられる場合もあります。事業資金に使えない、地方の物件は対象外といった条件が付くことがあるため、事前の確認をおすすめします。

シルバーローン

シルバーローンは、高齢者向けに設計された無担保ローンです。
担保や保証人が不要で、資金の使いみちにも比較的自由があるため、手軽に利用しやすいという特徴があります。

とくに「自宅を担保に入れたくない」「そもそも担保にできる不動産がない」という方にとっては検討しやすい選択肢です。審査が比較的早く進みやすいことから、まとまった書類をそろえるのが難しい場合や、少額の資金を急いで用意したい場合にも向いています。

一方で注意点もあります。無担保である分、金利は高めに設定される傾向があり、年5〜8%程度となることもあります。
また、融資額は100万円前後が上限のことが多く、事業資金や高額な医療費には向きません。

一時的な小口資金には有効ですが、金利や融資額の制限を考慮し、他の選択肢と比較して判断することが大切です。

リースバック

リースバックは、自宅をいったん売却し、その後は家賃を支払って同じ家に住み続ける仕組みです。名義は買主に移りますが、引っ越しをせずに今の生活を続けられます。

大きなメリットは、まとまった資金を一度に受け取れることです。ローンではないため返済義務はなく、毎月の支払いは家賃のみになります。固定資産税もかからなくなります。

一方で、売却価格は市場価格の60〜80%程度に下がるのが一般的で、資産価値を十分に活かせないことが多いです。

また、家の所有権は手放すことになるため、相続として子どもに残すことはできません。家賃も今後ずっと払う必要があり、長く住むほど負担が積み重なるおそれがあります。

さらに、賃貸として住める期間があらかじめ決められている場合もあります。必ずしも生涯住み続けられるとは限りません。

リースバックは「今すぐ現金が必要」「家を手放すこと自体は問題ない」という場合には有効な手段です。ただし、長期的な資産の残し方という観点では慎重な検討が必要です。

家族間融資

家族間融資は、親子や親族どうしでお金を貸し借りする方法です。金融機関を通さずに進められるため、条件を柔軟に決めやすく、早く資金を用意できる点がメリットです。利息も自由に設定できるため、低い利率や実質的に無利息に近い形で対応できる場合もあります。

一方で、大きな注意点があります。返済の約束があいまいだったり、利息をまったく取らない場合は、税務上「贈与」とみなされ、贈与税の対象になる可能性があるのです。

このリスクを避けるには、必ず金銭消費貸借契約書を作成することが大切です。
借入金額・返済期限・利息・返済方法を明確に記載し、年1〜2%程度の利息を設定すると安心です。
実際の返済は銀行振込で行い、その記録を残しておくことも必要です。

家族間融資は手軽なように見えますが、税金の扱いだけでなく、のちの相続トラブルにつながることもあります。進める際は、専門家に相談しながら、契約書と返済の記録をきちんと残すようにしましょう。

まとめ

高齢者でも、不動産担保ローンを利用できる可能性はあります。

銀行は年齢制限があることが多い一方で、ノンバンク系は担保となる不動産の価値を重視するため、高齢でも相談できる場合があります。審査の柔軟さやスピード、書類の少なさなどがメリットですが、金利の高さや返済期間の短さといった注意点もあります。

不動産担保型生活資金やリバースモーゲージなど他の制度と比べると、事業資金や高額な資金調達には、不動産担保ローンが有利といえるでしょう。

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