悪質業者の被害にあわないために(広告等に記載された言葉や表現に注意)
甘い言葉に注意しよう
悪質業者はあの手この手で私たちのお金を騙し取ろうとします。最初は甘い言葉や表現で容易に借入れができるかのようにふるまいます。もし、電話をしてしまい途中でおかしいと気付き電話を切ったとしてもその時すでに、氏名、生年月日、住所、電話番号等の個人情報を相手に教えてしまっている場合があります。今回は被害を免れたとしても、その情報を基に手を変え品を変え、電話・ダイレクトメール・FAX等あらゆる手段で誘惑・アプローチしてきます。ここで掲げる表記はすべて法律違反となります。もし当てはまるものや類似している表記があれば一切関わってはいけません。悪質業者はあなたの財産だけではなく個人情報も狙っていることを覚えておいてください。
審査の甘さや借入が容易である旨を強調する表示
無条件融資・50万円まで無審査・自己破産・ブラックOK・リセットOK・必ず貸します・希望額OK・100%満足・借りやすさNO.1・審査基準が大幅ダウン・高金利でお困りの方・年金担保でOK・多額借入中の方・失業中の方・多重債務者歓迎・多重債務一本化・他店で断られた人・他社利用者歓迎・利用件数関係なし・利用金額関係なし・利息のみの返済可・面倒な手続き不要・マイカー給油の間に融資などの甘い言葉
金利が不明確な表示
100万円まで実質年率0.9%~(上限金利の記載がないもの)
トイチ<注1>1日あたりわずか1.1%<注2>など(実質年率表記でないもの)
通常利息 年5.0%以下・超低利・どこよりも安いなど
- 注1
- トイチ(トニ、トサン、アケイチなど)
これはヤミ金融など悪質な業者が使う金利の表現方法です。トイチとは10日(とおか)で1割の利息がつくということです。「10日で1割ですから10日で返していただければわずかな金利ですみますよ」と誘ってくることがあります。しかし5万円借りて10日後に利息だけで5千円であった場合の実質年率は365%にもなります。
- 注2
- 1日あたりわずか00%
そこで悪質な業者はなんとか低い金利でお金を貸しているような表現をすることがあります。その悪質な例が「1日あたり」という表現です。もしも年利 400%という悪質業者がいたとします。金利400%としたのでは誰にでも悪質な業者であることがわかります。しかしこの金利を「1日あたりわずか 1.1%」と表現してあったらいかがですか。好条件だと感じてしまう人もいることでしょう。しかしここで少しだけ冷静に計算してみると、とんでもない金利であることがわかります。100万円を1日借りただけで11,000円も利息がつくのです。1ヵ月で33万円もの利息になります。あやふやな表現には十分注意が必要です。
(日本貸金業協会資料より)