東海道の街道文化を育んできた島田市は、「御手杵の槍」に代表される名槍を生み出した儀助、武田信玄ゆかりの短刀と伝えられる「おそらくづくり」の助宗など名刀工が室町から江戸時代に活躍した所です。
企画展では、島田の刀鍛冶にスポットを当てながら歴史の中で島田の刀工たちが残した槍・刀などを展示します。古来より伝統技術をもって造られる我が国独自の文化財であり美術品である日本刀の魅力が輝きます。
期間中、日本刀鑑賞会や刀匠による実演会等も実施される。
(各イベントへは事前に往復はがきで申込を受付けているとの事)
島田市博物館-ヒストピア島田
住所:〒427-0037 静岡県島田市河原1丁目5番50号
TEL:(0547)37-1000
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(3月20日は開館)
観覧料:500円(中学生以下無料)
ホームページ:http://shimahaku.jp
柏屋の建物は、1836年に建てられたもので、建物自体がとても貴重なものであり、それだけでも十分見る価値のある歴史資料館なのですが、毎年2月から2ヶ月間開催されるイベント「岡部宿のひなまつり」では、全く趣向の異なる2つの雛人形を中心に、展示飾り付けが行われます。
1つは「等身大雛人形」で市内の雛人形を製作していた職人が、自らの技術向上のために等身大雛人形の製作を思い立ち、昭和44年に完成しました。
その大きさから段飾りで飾ったのはお披露目の時の1回だけと言われています。その後、藤枝市(旧岡部町)に寄贈され、大旅籠柏屋で毎年飾られるようになりました。
もう1つは山内家雛人形「御殿飾」で1999年に旧岡部町(現藤枝市)の指定有形文化財にもなっており、京風の様式の雛飾りで、京都御所内の御殿をかたどった建物3棟に40体以上の雛人形を配する豪華なもの。箱書きには安政3年(1856年)と記されており、
男女一対の内裏びなを中心として、後宮に仕える女官や、御所に参内する公家など生き生きと表現されています。江戸の終わり頃に製作された雛飾りとしては保存状態が良く、京風の格調高い御殿飾りは、地方に伝わる例としては全国的にも珍しくて貴重なものです。
是非、一度藤枝市(旧岡部町)に足を運んで2つの雛人形を見比べてみてはいかがでしょうか?
岡部宿大旅籠柏屋
住所:〒421-1121 静岡県藤枝市岡部町岡部817番地
TEL/FAX:054-667-0018
営業時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日
入場料:大人300円・子供(小学生以下)無料
藤枝市観光協会:http://www.fujieda.gr.jp