出来事・ニュース

東海市・尾張横須賀まつりを観に行こう ~豪華絢爛華麗な山車のどんでん~

~豪華絢爛華麗な山車のどんでん~

■イベント概要
尾張横須賀まつりは氏神様である愛宕神社の例祭に合わせて行われる。
4つの祭組(大門、公通、北町、本町)と5輌の山車があり、いずれも自慢のからくり人形が搭載されている。
土曜、日曜の二日間町を曳き回し、夜は提灯が飾られ夜祭も行われる。

■イベントの流れ
土曜日は住民を対象とした祭であり、日曜日が本楽と呼ばれ一般向けの祭になっている。
愛宕神社前で からくり人形の奉納
11:30~ 愛宕神社
12:00 出発 常滑街道を曳き回し どんでん場
13:30~15:20 町内曳き回し 横須賀まつり一番の見せ場「大どんでん」
15:30~17:30 その後夜の山車巡行に (「大どんでん」は夜の巡航にはない)

■沿革・いわれ
江戸時代の寛文6年に徳川光友が「横須賀御殿」を造営。
地元の人々が殿様の旅情をお慰めしようと「愛宕神社」の例祭に合わせて余興として始められた祭事(傘鉾まつり)が起源。
山車まつりに移行したのは寛政後期でこの地が知多半島一帯の行政、商業の中心となり発展をとげたこから、先人たちが名古屋の「山車まつり」をとりいれ、山車を購入したり建造したりし、5輌の山車でおこなわれるようになった。

■見どころ

「愛宕神社」を出た山車が町内を曳き回され、”どんでん場”において各山車が神社に向かい、「お囃子」と「からくり人形」の奉納を行った後に”だいどんでん”といわれる山車を下ろさず、ぶつけず回転させる妙技を組の名誉と威信をかけて競い合うのが最大のみところ。
夜は提灯がかざられ、夜祭がはじまります。

 
ブログを見る(Let’s Go あいち
秋祭りシーズン到来!~東海市・尾張横須賀まつりを観に行こう
所在地
東海市横須賀町 愛宕神社周辺
交通
■最寄り駅・バス停
名鉄尾張横須賀駅徒歩5分■最寄りのインターチェンジ
知多中央道大府IC又は、知多産業道路横須賀IC

駐車場
無料 50台(大型バス 5台)
開催月
9月
開催日
第4土・日曜
開催地
東海市横須賀町
関連
横須賀まつり
 

問い合わせ窓口

【横須賀町町内会連合会/横須賀まつり保存会(花井 直樹(ハナイ ナオキ))】
℡0562-32-0884
 
【市町村情報(観光)】
東海市ホームページ
http://www.city.tokai.aichi.jp/

美と技と感動を 2011中部ヘアフェスティバル in Morikoropark

出来事,最新情報 2011/09/12

中部理容美容教育団体協議会では「2011 Chubu Hair Festival in MorikoroPark」をyushoki.jpg
2011年9月19日(月曜日)に長久手町モリコロパーク「地球市民交流センター」において開催します。
33回目となる恒例のヘアコンテストが行われる予定です。
ここに広く全国の理容師、美容師の方からのコンテストの参加を募集します。もちろん、現在、理美容の専門学校に通学している方もOKです。ジャンジャンお待ちしてます。
申込期限は2011年8月3日(水曜日)必着です
また、さらなる発展を展望し大会名を「愛理協」から「中部」としました。

 9月19日
(月・祝)

 

 10:00~17:00

 

 Love One All  がんばろう日本

 

 詳細については、ホームページ
ご覧ください

愛知県観光 炎の祭典 (ほのおのさいてん) 9月10日(土)

出来事 2011/08/25

※数字をクリックすると写真が切り替わります。

~炎の祭典~

■イベント概要
東三河地域に広がる手筒花火は、竹筒を抱え、火の粉を体に浴びながら打ち揚げられます。20mにものぼるいくつもの炎の柱は他にはない壮大なスケール。手筒花火の他、仕掛花火など多彩な花火がお楽しみいただけます。

■イベントの流れ(予定)
午前10時から始まる第1部は、ステージショーや模擬店、物産展が展開され、ご家族連れやカップルなど大勢の人でにぎわいます。午後6時から開演する第2部「炎の舞」では、手筒花火を中心に東三河の伝統芸能や仕掛け花火や台物練りこみなど様々な趣向を凝らした演出で会場を大いに盛り上げます。

■沿革・いわれ
吉田神社に保存されている記録「三河国古老伝」に「永禄元年天王祭礼祀ノ花火ト云フ事始メル」とあるように花火がこの地で始まったのが、今からおよそ450 年前。手筒花火は市勢の拡大とともに拡散し、氏子らによって五穀豊穣や無病息災、家運隆盛、武運長久を祈る各地区の奉納行事として、若者の勇気の証や成人となる門出の儀式として、脈々と民俗文化として伝承されてきました。

■見どころ
会場のスケールを活かした、手筒花火28本一斉上げをご覧いただけるのは炎の祭典だけ。また、手筒花火や様々な仕掛け花火と力強い和太鼓の演奏との共演は、一般的な花火大会とは趣を異にした盛り上がりをお楽しみいただけます。ラストの台物練り込みの大迫力は圧巻です。

 
所在地
豊橋市今橋町(豊橋市営球場および周辺一帯)
交通
■最寄り駅・バス停
名鉄名古屋本線・JR東海道本線豊橋駅から市内電車豊橋公園前下車徒歩3分■最寄りのインターチェンジ
豊川IC(約30分)

駐車場
なし
開催月
9月
開催日
第2土曜日
開催地
愛知県豊橋市今橋町地内 豊橋公園内豊橋球場及び周辺一帯
ホームページ
炎の祭典

愛知県観光 豊川市民まつり「豊川手筒まつり」 8月27日

出来事 2011/08/25

~噴きあがる火柱が迫力満点!!~

■イベント概要
 神社の祭礼以外の門外不出という貴重な手筒煙火を勇壮な男達が放揚する。真っ黒な空に一瞬くっきりと噴きあがる火柱と轟音が豪快。手筒煙火と交互に、夜空にはきらびやかな打ち上げ花火も華開く。

■イベントの流れ
 市民おどり、大筒ねり込み、各連区の手筒煙火、中国煙火、スターマイン、仕掛け煙火、大スターマイン、滝、大筒煙火

■沿革・いわれ
 昭和63年、故小野光男前豊川商工会議所会頭(当時副会頭)が、豊川市内各連区の伝統に守られ各神社で古来から奉納され受け継がれてきた、手筒煙火をその歴史と伝統を構成に長く継承されるため、門外不出であった各連句の手筒煙火を豊川市制45周年記念事業として育てるため、「市民まつり」の冠を付して以後開催してきた。

■見どころ
 手筒煙火は会場内でしか見ることができないが、打ち上げ花火は周辺から見ることが可能。打ち上げ場所が手筒煙火会場の隣であるので、打ち上げの際は、ほぼ真上に見ることになる。手筒煙火と打ち上げ花火の競演を楽しむことができる。

 

所在地
豊川市諏訪 豊川市野球場
交通
■最寄駅・バス停
名鉄豊川線諏訪町駅(徒歩15分)

■最寄のインターチェンジ
豊川インター(15分)、音羽蒲郡インター(25分)

駐車場
開催月
8月
開催日
第4土曜
開催地
豊川市野球場
ホームページ
豊川商工会議所ホームページ

児玉龍彦東大教授 広島原爆の29.6個分の放射線総量が漏出している!

最新情報 2011/08/19

「27日の衆議院厚生労働委員会『放射線の健康への影響について』の参考人招致での児玉龍彦東大教授の裂帛の演説」とネットで話題になっているので、YouTubeで視聴した。

将来の為にも、妊婦さん、子供をどのように放射のから守るか大人の義務と感じました。

 この日の委員会では、何人かの放射能専門家が意見を述べているが、その中で圧倒的に迫力があるのは、東大の医師で同大アイソトープセンター長でもある児玉で、熱量で見て広島原爆の29.6個分の放射線総量が漏出しているにもかかわらず、政府の対応はその実状から余りにかけ離れていると怒りを込めて告発している。

 不思議なのは、この内部被曝問題の第一人者の重大発言を翌日の新聞がほとんど1行も報じておらず、ネットで検索し直した限りでは、NHKが他の参考人陳述と並べて1〜2行、彼が陳述した事実を報じているだけで、それも中身はほとんど伝えていない。

 YouTubeを観て頂くのが一番早いが、時間を気にしながら早口でしゃべっていて、専門用語についていけない部分もあるかと思うので、ネットで出回っている複数の全文起しを借用しつつ若干手をくわえてて以下に掲げる(小見出しと[]内は当編集部による補足)。

 なお、同教授が陳述に使用した3ページの資料は以下にアップされている。
http://www.slideshare.net/ecru0606/ss-8725299?from=ss_embed

■児玉教授の衝撃の陳述

 私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉です。3月15日に、大変に驚愕しました。私ども東京大学には27カ所のアイソトープセンターがあり、放射線の防護とその除染などの責任を負っております。

 私自身は内科の医者でして、東大病院の放射線の除染などに数十年関わっております。まず3月15日の午前9時ごろ、東海村で5マイクロシーベルトという線量を観測しまして、それを文科省に第10条通報ということで直ちに通報いたしました。

 その後東京で0.5マイクロシーベルトを超える線量を検出しました。これは一過性で[すぐに]下がりまして、そのあと3月21日に東京で雨が降り0.2マイクロシーベルト等に線量が降下し、これが今日までの高い線量の原因になっていると思っております。この時に枝野官房長官が、さしあたり健康にあまり問題がないということをおっしゃいましたが、私は実際にこの時にこれは大変なことになると思いました。

 なぜなら現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射線が[特定の場所に]少しあることを前提にしています。この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。

 ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロ圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、すべてのみなさんがご存じの通りであります。

●放射線の個々の濃度でなく総量を見ないと

 われわれが放射線障害をみるときには総量を見ます。それでは政府と東京電力はいったい今回の福島原発事故の総量がどれぐらいであるか、はっきりとした報告はまったくしていません。

 そこで私どもがアイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、まず熱量の計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出しています。

 さらに恐るべきことには、これまでの知見で、原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの残存量は1年経って、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。

 つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。

 そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にものをみるやり方でやっているのですが、総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいです。しかしながら総量が非常に膨大にありますと、これは粒子の問題です。

 粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というものは、砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが今回の稲藁の問題です。

 例えば岩手の藤原町では、稲藁5万7000ベクレルパーキログラム、宮城県の大崎1万7000ベクレルパーキログラム、南相馬市10万6000パーキログラム、白河市9万7000パーキログラム、岩手6万4000パーキログラムということで、この数値は決して同心円上にはいかない。どこでどう落ちているかということは、その時の天候、また例えばその物質が水を吸い上げたかどうか、にかかります。

●計測器を大量投入して徹底的な測定を

 今回の場合も、私は南相馬に毎週行っています。東大のアイソトープセンターは現在までに7回の除染を行っていますが、南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。農林省が通達を出した3月19日には、食料も水もガソリンも尽きようとして、南相馬市長が痛切な訴えをウェブに流したのは広く知られているところであります。

 そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰も知ることができません。稲藁がそのような危険な状態にあるということは、まったく農家は認識されていない。農家は飼料を外国から買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に自分たちが飲む地下水にその日から代えています。

 そうすると、われわれが何をやらなければいけないのかというと、まず汚染地で徹底的な測定ができるように保障しなければいけません。われわれが5月下旬に行ったときに1台しか南相馬になかったというけれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわれが行って教えてあげて、実際に使いだして、初めて20個での測定ができるようになった。それが現地の状況です。

 それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのではなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を使わないのか。3カ月経ってそのようなことが全く行われていないことに私は満身の怒りを表明します。

●単なる全身スキャンは意味ない

 第2番目です。私の専門は、小渕総理のときから内閣の抗体薬品の責任者でして、今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療をやる、すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。

 そこで内部被曝がどのように起きるかということを説明させていただきます。内部被曝の一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起きるかというと、DNAの切断を行います。ただしご存知のように、DNAというのは二重らせんですから、二重のときは非常に安定的です。

 それが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。この過程のところがもの凄く危険です。そのために妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険性を持ちます。

 さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与えると、髪の毛に影響したり、貧血になったり、それから腸管上皮に影響しますが、これらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。

 それで私たちが内部に与えた場合のことで知っている事例を挙げます。これは実際には1つの遺伝子の変異では癌はおこりません。最初の放射線のヒットが起こったあとにもう1個の別の要因で、癌への変異が起こるということ、これはドライバーミューテーション
とか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見ていただきますが、まず一番有名なのはα線です。

 プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それはトロトラスト肝障害というところで、私ども肝臓医は、すごくよく知っております。

 要するに内部被曝というのは、さきほどから何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうのは全く意味がありません。ヨウ素131は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディスキャンしても、まったく意味がありません。

●20年以上かかる内部被曝の疫学的証明

 トロトラストの場合、これは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から30年経つと肝臓癌が25%から30%起こるということが分かってまいりました。最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、トロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害します。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。

 われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子の配列を知っていますが、一人の人間と別の人間はだいたい300万カ所違います。ですから人間を同じとして扱うような処理は今日ではまったく意味がありません。いわゆるパーソナライズ・ドメディスンと言われるようなやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がやられて、どのような変化が起こっているかということをみることが、原則的な考え方として大事です。

 トロトラストの場合は、第一の段階でP53の遺伝子がやられて、それに続く第2、第3の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで肝臓癌や白血病が起こってくることが証明されています。

 次にヨウ素131、ご存知のように甲状腺に集まりますが、成長期の集積がもっとも特徴的であり、小児に起こります。しかしながら1991年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているという時に、日本やアメリカの学者は、[科学雑誌]「ネイチャー」に、これは因果関係が分からないということを投稿しております。なぜかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。

 しかし統計学的に有意だということが分かったのは、20年後です。20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。ですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の症例が終わるまでだいたい証明できないです。

 ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められます。そこで今、行われているのは国立のバイオアッセ―研究センターという化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方がチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、福島先生たちが、ウクライナの医師と相談して500例以上のある症例を集めています。

 前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます。これを見まして検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリットルと微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかも増殖性の前癌状態、われわれから見ますと、P38というMAPキナーゼと、NFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発性でありまして、かなりの率で上皮内の癌ができているということが、報告されています。

●きめ細かい除染で子どもを守る

 それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2〜13ベクレル、7名から検出されているというがすでに報告されていることであります。われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週だいたい4人ぐらいの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。

 南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロという分け方はぜんぜん意味が無くて、幼稚園ごとに測っていかないと全然ダメです。それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、学校の7割は比較的線量は低いです。

 ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。このような事態は一刻も早くやめさせてください。今、一番その障害になっているのは、強制避難でないと補償しないということ。参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。

 それからもう1つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と恒久的除染をはっきりわけていただきたい。緊急避難的除染をわれわれもかなりやっております。例えば図表にでています滑り台の下、ここは小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると毎回ここに濃縮します。右側と左側にずれがあって、片側に集まって
いますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が出てきます。こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。

 またコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、そういうところは、高圧洗浄機を持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトにまでなります。

 だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、1か所だけを洗っても全体を下げることは非常に難しいです。

 ですから除染を本当にやるときに、一体どれぐらいの問題があり、どれぐらいのコストがかかるかといことを、イタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費が必要になるのか。

●新しい法律が必要

 ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。第1に国策として、食品、土壌、水を、測定していく。日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、半導体のイメージング化は簡単です。イメージング化して流れ作業にしていくという意味での最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の日本の科学技術でまったく可能です。

 2番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。私の現在やっていることはすべて法律違反です。現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。東大の27のいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ていません。

 車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生たちに高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。受け入れも法律違反、すべて法律違反です。このような状態を放置しているのは国会の責任であります。

 全国の国立大学のアイソトープセンターには、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。そういうところが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子どもを守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。

 第3番目、国策として土壌汚染を除染する技術に、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、竹中工務店などは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねないいう危惧を私は強くもっています。国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって本当に除染をやるか。7万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているのですか。

家庭で、職場で、みんなでアクション! 夏の節電

お知らせ 2011/07/28

東日本大震災の影響により、この夏、東日本、西日本共に前例のない電力不足が予想されます。電力需要が供給を超えてしまうと、予期せぬ停電が発生する恐れがあります。停電を回避し、日々の暮らしや経済活動を守るためには、一人ひとりの節電が不可欠です。特に、重要なのが、電力使用量がピークになる期間・時間帯(7月~9月の平日の朝9時~夜8時)における節電を実施することです。電気の使い方の見直し、省エネ家電への買い替えなど「節電アクション」に取り組み、使用電力15%削減を目指しましょう!

金融トラブル、費用をかけずに早期解決!金融ADR制度をご利用ください

私たちの生活に身近な、預貯金や保険、証券などの金融商品・サービス。これらの取引をめぐって金融機関との間で、トラブルが生じたことはありませんか。そのようなときに利用できるのが金融ADR制度(金融分野における裁判外紛争解決制度)です。裁判以外の手続きで、費用をかけずに、迅速にトラブルの解決を図ります。

利用者と金融機関とのトラブルを、裁判以外の方法で解決を図る「金融ADR制度」

銀行の預貯金や生命保険、損害保険、株式や債券、投資信託など、金融商品・サービスの多様化・複雑化が進む中で、利用者と金融機関との間で、金融商品・サービスに係るトラブルが多くなっています。

こうした金融トラブルを解決するため、銀行・保険・証券などの業界団体等において、従来から自主的な苦情処理・紛争解決の取り組みが進められてきましたが、中立性・公正性、実効性などの観点から、必ずしも万全ではなく、利用者からの信頼が十分得られていない面がありました。また、トラブルを解決するために、「裁判」で争うという方法もありますが、裁判には費用も時間もかかるという問題もあります。

そこで、平成21年の「金融商品取引法等の一部を改正する法律」により、利用者保護・利用者利便の向上のため、裁判よりも費用や時間がかからず、金融分野に見識のある弁護士等の中立・公正な専門家(紛争解決委員)により、金融トラブルの解決を図る「金融ADR制度(金融分野における裁判外紛争解決制度)」が、国の制度として創設され、平成22年10月1日から本格的にスタートしました。

全国の消費生活センター等に寄せられた「金融・保険サービス」に関する相談件数

「全国の消費生活センター等に寄せられた「金融・保険サービス」に関する相談件数」の折れ線グラフ

グラフは「消費生活年報2010」(国民生活センター)のデータをもとに作成。なお、システム上の改定を行ったため、2008年度以前と2009年度以降での単純な比較はできない。

注:金融・保険サービスに関する相談件数は、2003年10月のヤミ金融対策法の施行により、いったん減少したものの、全体としてみると増加傾向にあります。

 

金融ADR制度の3つのメリット

金融ADR制度は、金融機関との取引に関して、利用者と金融機関との間でトラブルが発生したときに、当事者以外の第三者(金融ADR機関)にかかわってもらいながら、裁判以外の方法で解決を図る制度のことです。

金融ADR制度には、次のような3つの大きなメリットがあります。

(1)中立・公正

金融ADR機関に所属する金融分野に見識のある弁護士等の中立・公正な専門家(紛争解決委員)が和解案を提示し、解決に努めます

(2)迅速

金融ADRによる紛争解決までの標準的な処理期間は2~6か月程度で、裁判よりも短期間で解決することができます

(3)低コスト

各金融ADR機関によって利用料が定められていますが、一部を除き、無料です。詳しくは各金融ADR機関にお問い合わせください。

金融ADR機関は業態ごとに設立されています

「保険金を受け取ったが、金額が契約金より少なく、納得がいかない!」「金融機関の勧めで金融商品を購入したが、大損した。契約時には元本割れの説明はなかった!」など、金融トラブルを抱えながら、「弁護士に相談したいけれど、費用がかかる」と悩んでいる方は、金融ADR制度を利用してみてはいかがでしょうか。金融ADR機関が、当事者双方の話を聞きながら、時間や費用をかけずに、中立・公正な立場で紛争の解決を図ります。

金融ADR機関は、業態ごとに設立されています。金融ADR制度を利用するには、取引先の金融機関またはその金融機関が契約している金融ADR機関にお問い合わせください。

業態によっては、金融ADR機関が設立されていない場合もありますが、そのような場合においては、金融機関自らが苦情処理・紛争解決の対応を図るための体制整備を行わなければなりません。詳しくは、取引先の金融機関または業界団体にお問い合わせください。

「金融ADR機関の紹介」の図

 

金融機関は、金融ADR機関から提示された和解案を原則受け入れなければなりません

金融ADR機関では、利用者からの金融商品・サービスに関する相談や苦情を、電話や窓口で受け付けています。金融トラブルが当事者同士における話し合いで解決せず、利用者が金融ADR制度での紛争解決を希望する場合には、金融ADR機関に紛争解決の申し立てができます。申し立てをする際の書類の書き方なども金融ADR機関がサポートします。

利用者が金融ADR機関に紛争解決の申し立てをした場合、金融機関は、利用者からの紛争解決の申し立てに応じなければならないことになっています。

利用者からの申し立てを受けて、金融ADR機関は、中立・公正な立場で、双方から話を聞き、和解案を提示します。金融機関は、金融ADR機関によって提示された和解案を、原則受け入れなければならないことになっています。

ただし、金融ADR機関はあくまでも中立・公正な立場で和解案を作成しますので、利用者にとって自分の思いどおりの和解案になるとは限りませんので、ご留意ください。

金融トラブルの原因は、利用者側にあるケースも少なくありません。トラブルを未然に防ぐためにも、金融商品・サービスを契約するときには、金融機関の説明をしっかりと理解し、納得してから行うようにしましょう。

利用手続きの一般的な流れ(概要)

「金融ADR機関の利用手続きの流れ」の図

 

<取材協力:金融庁  文責:政府広報オンライン>

お盆、夏期休暇のおしらせ

最新情報 2011/07/28

お客様各位

  お盆、夏期休業のお知らせ   弊社ではお盆夏期休暇として、下記期間をお盆夏期休業とさせていただきます。

●休業期間●
 平成23年8月10日(水) ~ 平成23年8月17日(水)

 業務取扱のご案内

 お盆夏期休業中の弊社業務は下記の通りの取り扱となります。ご了解の上、よろしくお願い申し上げます。

◆ 各種お問い合わせなど
 お盆夏期休業中は、メールやお電話等でのお問い合わせに対するご返答などが休止となります。
 お盆夏期休業中にいただいたメール・FAXでのお問い合わせ等につきましては、休業明け営業日(8月18日)以降のご連絡となります。

 ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。                                                                                                                                                                                                                                                                   以上

おめでとう世界遺産 小笠原諸島、自然遺産に登録 

お知らせ 2011/06/27

小笠原諸島の父島南西約1キロに浮かぶサンゴ礁でできた南島。白い砂浜にはカタツムリの化石が散らばり、岩が門のような形にえぐれてエメラルドブルーの海とつながった扇池がきらめく。小笠原の人気スポットだが、入島は1日100人、最大2時間と厳しいルールが課せられている。

 「決められたルートを歩いてください」。島内に一歩足を踏み入れると、植物を守るために埋め込まれた飛び石の上を歩くよう、女性ガイドが声をかける。「人間は自然の破壊者なんだな」。あるツアー客はつぶやいた。

 「あの宝石みたいな南島が荒れ果てていた」

 平成12年に視察した石原慎太郎都知事は希少な植物が激減し、観光客の足跡が残る光景に驚いたという。このため、滞在時間の規制や都認定ガイドの同行を求める入島制限を課すことに。父島でツアーガイドをする高橋尚人さん(41)は「自然を守るために制限は必要」と訴える。

 自然の“敵”は人間だけではない。島にいなかったはずの外来生物の脅威も迫る。希少な固有生物を食べる外来種のトカゲ、グリーンアノールの侵入を防ぐ柵は約1キロに及び、粘着シートで捕獲する対策もとられた。人が運び込んだノヤギやネコの駆除も進められている。

 都小笠原支庁の世界自然遺産担当課長、今村滋さん(55)は、「世界遺産になるまでも大変だったが、これから自然を守るのはもっと大変。一時の祭りで終わってはいけない」と語った。

小笠原自然情報センター

小笠原諸島は4800万年前に太平洋プレートが沈み込みを開始したことによって、海洋地殻の上に誕生した海洋性島弧です。沈み込み始めて間もない小笠原海嶺下のマントルは高温であったため、広範囲に無人岩(ボニナイト)という特異なマグマが発生しました。ボニナイトは、地球上で唯一単斜エンスタタイトを含む高マグネシウムの安山岩です。プレートの沈み込みが進むにつれて、生成したマグマは化学組成を変化させ、性質の異なる島弧火山が誕生しました。約4800万年前に形成された父島列島と聟島列島、約4400万年前に形成された母島列島、現在も活動中の火山列島と並んでおり、プレートの沈み込み帯における海洋性島弧の形成と進化の過程を、沈み込みの初期段階から現在進行中のものまで見ることができるのです。

小笠原諸島では、岩脈や枕状溶岩、硫化鉱床などによって当時の海底火山形成過程を再現することができます。この島弧形成は活火山群である西之島や火山列島では今も進行中です。また、貨幣石を始めとする熱帯性動物化石群も見られます。

こうした海洋性島弧の形成過程は世界中で起こっている現象ですが、初期段階の地形・地質が地殻変動による破壊を受けず、まとまった規模で陸上に露出しているのは、世界でも小笠原諸島だけです。これは、太平洋プレート上にある海底火山が、フィリピン海プレートに衝突し、その一部を隆起させたためです。

また、小笠原諸島では古くから地球科学的研究が行われてきており、世界で最も研究が進んでいる地域の一つです。近年の精密地震波構造探査によれば、太平洋プレートの沈み込みに伴う島弧火成活動によって、現在青年期にある伊豆-小笠原弧の地下では、大陸の基となる安山岩質の中部地殻が形成されつつあります。これらの研究により、海洋性島弧が衝突により合体、大型化する過程を繰り返して現在の大陸ができたと考えられるようになりました。

このように小笠原諸島は、海洋性島弧の形成過程をその誕生から幼年期を経て現在進行中の青年期まで観察することができる唯一の地域であるとともに、海洋地殻から大陸地殻への進化の道のりを記憶する地球史の顕著な見本なのです。

小笠原諸島は多様な起源の種が混在しているのが特徴であり、植物では「オセアニア系」、「東南アジア系」、「本州系」などが知られています。それらが独自の種分化をとげた結果、小さな海洋島でありながら種数が多く、高い固有種率となっています。前述の陸産貝類の他、乾性低木林を構成する植物では69種(木本のみでは54種)の固有種が確認されており、固有種率は67%(木本のみでは81%)です。

また小笠原諸島は、オガサワラオオコウモリ(CR)、メグロ(VU)、シマアカネ(CR)、カタマイマイ(DD)などIUCNレッドリスト記載種57種のかけがえのない生育、生息地となっています。鳥類では固有種メグロにより、BirdLife Internationalの固有鳥類生息地域(Endemic Bird Areas of the World)に指定されています。また、北太平洋に分布するアホウドリ類2種と、カツオドリ類、アジサシ類等の亜熱帯性の海鳥12種が繁殖しています。

このように、小笠原諸島は世界的に重要な絶滅のおそれのある種の生育・生息地であり、また、太平洋中央海洋域における生物多様性の保全のために不可欠な地域であるといえます。

 世界遺産おめでとう 平泉 「東北復興導く力に」 中尊寺境内の歴史

出来事 2011/06/27

中尊寺(ちゅうそんじ)は、岩天台宗東北大本山の寺院で、奥州藤原氏三代ゆかりの寺として有名である。寺伝によると創建は平安時代初期の嘉祥3年(850年)に円仁(慈覚大師)が関山弘台寿院を開いたとある。中尊寺の名前になったのは、貞観元年(859年)で、清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったことに起因する。しかし、これらの歴史を裏付ける史料や発掘調査などによる学術的裏づけがなく、事実上、12世紀初頭に奥州藤原氏の初代・藤原清衡が堀河天皇の勅命を受けて伽藍を整備したのが中尊寺の創建といわれている。中尊寺の境内には中尊寺本坊のほか、17か院の子院がある。中尊寺は毛越寺などとともに世界遺産の推薦リストに登録されている。
 中尊寺で特に有名なのが平等院鳳凰堂とともに平安時代浄土教建築の代表例でもある金色堂である。金色堂は奥州藤原氏の初代藤原清衡により建立されたもので、棟木銘から天治元年(1124年)に建立されたことがわかった。金色堂は建立数10年後から覆堂(おおいどう)と呼ばれる建物の内部に立てられていた。つまり、建物の内部にある建物が金色堂である。現在の覆堂は1962年に金色堂が解体修理をされた際に建てられたもので、空調完備の鉄筋コンクリート製となっている。それまで使用されていた覆堂は室町時代中頃の建立で、1964年に100メートルほど北西の現在地に移築された。

世界遺産暫定リスト・特別史跡・中尊寺

中尊寺 (世界遺産暫定リスト・特別史跡)
特別史跡・平泉・中尊寺・八幡堂

八幡堂
特別史跡・平泉・中尊寺・弁慶堂 (愛宕堂)

弁慶堂 (愛宕堂)
特別史跡・平泉・中尊寺・月見坂

月見坂
特別史跡・平泉・中尊寺・山門

山門
特別史跡・平泉・中尊寺・本堂

本堂
特別史跡・平泉・中尊寺・石造の塔 (詳細不明)

石造の塔 (詳細不明)
特別史跡・平泉・中尊寺・石造の塔2 (詳細不明)

石造の塔2 (詳細不明)
特別史跡・平泉・中尊寺・大日堂

大日堂
特別史跡・平泉・中尊寺・鐘楼

鐘楼
特別史跡・宮城・中尊寺境内

中尊寺境内 (特別史跡)
特別史跡・平泉・中尊寺・弁慶堂

弁天堂
重要文化財・白山神社能舞台

白山神社能舞台 (重要文化財)
特別史跡・平泉・中尊寺・空調完備の覆堂

空調完備の覆堂
特別史跡・平泉・中尊寺・境内は木々に覆われている

境内は木々に覆われている
重要文化財・中尊寺経蔵

中尊寺経蔵 (重要文化財)
重要文化財・中尊寺金色堂覆堂

中尊寺金色堂覆堂 (重要文化財)
特別史跡・平泉・中尊寺・金色堂へは奥の受付から入る

金色堂へは奥の

中尊寺金色堂

新覆堂

中尊寺金色堂(ちゅうそんじこんじきどう)は、岩手県西磐井郡平泉町中尊寺にある平安時代後期建立の仏堂である。奥州藤原氏初代藤原清衡天治元年(1124年)に建立したもので、平等院鳳凰堂と共に平安時代の浄土教建築の代表例であり、当代の建築、美術、工芸の粋を集めたものとして国宝に指定されている。堂の所有者は宗教法人金色院である。なお、中尊寺の歴史や金色堂以外の建築、文化財等については別項「中尊寺」を参照

国宝

  • 中尊寺金色堂 1棟

桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、本瓦形板葺

  • 附:棟札4枚
    • 一、修覆正応元年大歳戊子初冬日の記があるもの
    • 一、修□□正応□□六日の記があるもの
    • 一、改修造永徳第四甲子二月廿一日の記があるもの
    • 一、修復元禄十二己夘秊十月三日の記があるもの
  • 附:納札1枚
    • 一、元禄拾弐卯つちのと十月朔日の記があるもの
  • 附:旧組高欄 6組
  • 附:古材 6点 (入側柱2、側柱1、隅棟2、木瓦1)
  • 附:旧飾金具 2点 (八双金具1、藁座金具1)
  • 明治30年(1897年)12月28日、当時の古社寺保存法に基づき、特別保護建造物に指定
  • 昭和26年(1951年)6月9日、文化財保護法に基づき、国宝に指定。棟札4枚のうち2枚(正応元年初冬日のものと永徳4年のもの)はこの時、追加指定。
  • 昭和53年(1978年)5月31日、附の棟札残り2枚、納札、旧組高欄、古材、旧飾金具が追加指定される。

金色堂堂内諸像及天蓋 31躯、3面

  • 木造阿弥陀如来及両脇侍像 3躯
  • 木造地蔵菩薩立像 6躯
  • 木造二天王立像 2躯
  • 木造天蓋 1面

(中壇)

  • 木造阿弥陀如来及両脇侍像 3躯
  • 木造地蔵菩薩立像 6躯
  • 木造二天王立像 2躯
  • 木造天蓋 1面

(左壇)

  • 木造阿弥陀如来及両脇侍像 3躯
  • 木造地蔵菩薩立像 6躯
  • 木造二天王立像 1躯
  • 木造天蓋 1面

(右壇)

  • 附:木造阿弥陀如来坐像(右壇安置) 1躯
  • 附:木造光背台座等残片 一括
  • 昭和31年(1956年)6月28日、仏像32躯と光背台座等残片一括(附指定)が重要文化財に指定。
  • 平成16年(2004年)6月8日、別件で国宝に指定されていた天蓋3面を追加指定し、「金色堂堂内諸像及天蓋」として、あらためて国宝に指定。右壇の阿弥陀如来は「附」指定となる。

中尊寺金色堂堂内具

  • 木造礼盤 1基
  • 螺鈿平塵案 3基
  • 磬架 1基 附:孔雀文磬 1面
  • 金銅幡頭3枚
  • 金銅華鬘(迦陵頻伽文) 6枚
  • 明治36年(1903年)4月15日、天蓋2面と幡頭3枚が当時の古社寺保存法に基づき、国宝(現行法の重要文化財に相当)に指定。同年同日、華鬘6枚が同じく古社寺保存法に基づき、国宝に指定。
  • 大正4年(1915年)3月26日、案2基と磬架1基が古社寺保存法に基づき、国宝に指定。
  • 昭和33年(1958年)2月8日、文化財保護法に基づき、既指定の「天蓋2面、幡頭3枚」、「華鬘6枚」、「案2基、磬架1基」の3件の文化財を統合し、これに天蓋1面、礼盤1基、磬1面を追加指定したうえで、「中尊寺金色堂堂内具」の名称で、あらためて国宝に指定。
  • 昭和53年(1978年)6月15日、国宝「中尊寺金色堂堂内具」に案1基を追加指定。
  • 平成16年(2004年)6月8日、国宝「中尊寺金色堂堂内具」から天蓋3面を分離。当該天蓋は「金色堂堂内諸像及天蓋」の一部となる。

重要文化財

金色堂須弥壇内納置棺及副葬品

  • 金箔押木棺 1合
  • 白綾袷袴 1腰
  • 白平絹袷袴 1腰
  • 白綾袷衾 1帖
  • 紫平絹括枕 1箇
  • 絹本墨画像 1面
  • 赤木柄螺鈿呑口式腰刀(鐺残闕共)1口
  • 大刀 1口
  • 赤木柄短刀 1口分
  • 短刀残闕 1口分
  • 刀子鞘残闕 2箇
  • 銀鍍金目貫座金 1箇
  • 銀鍍金革先金 1対
  • 金七ツ金 2箇
  • 銀七ツ金 2箇
  • 螺鈿目貫座金 1箇
  • 金塊 1箇
  • 鮫皮残片 一括
  • 念珠 一括
  • 平絹・綾・錦残闕等 一括

(以上中央壇)

  • 金箔押木棺(内張錦共)1合
  • 白平絹袈裟 1掛
  • 白平絹単衣 1領
  • 白平絹袷小袖 1領
  • 白平絹括枕 1箇
  • 角打紐 一括
  • 呑口式打刀 1口・鹿角装鞘残闕 一括
  • 鹿角装巴文刀装具残闕 1箇
  • 木刀子 1口
  • 刀子残闕 2口
  • 念珠 一括
  • 平絹・綾・錦残闕等 一括

(以上西北壇)

  • 金箔押木棺 1合
  • 枕芯木 1箇
  • 大刀鞘残闕 1箇
  • 刀子鞘残闕 4箇
  • 鍍金手貫緒鐶 1箇
  • 念珠 一括
  • 平絹・綾・錦残闕等 一括

(以上西南壇)

  • 附:首桶 1合
  • 附:赤地錦残片 1枚
  • 附:縹綾残片 1枚
  • 附:念珠 一括

(以上西南壇所在)

  • 附:大刀 2口
  • 昭和30年(1955年)6月22日、「考古資料」として重要文化財に指定。
  • 昭和49年(1974年)6月8日、追加指定。中央壇の刀子鞘残闕2箇、鮫皮残片一括、西北壇の角打紐 一括、西南壇の刀子鞘残闕4箇、鍍金手貫緒鐶1箇、各壇の念珠一括、平絹・綾・錦残闕等一括がこの時追加される。

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